占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2020年9月10日、火星逆行開始。熱意が内にこもりやすい時期を、どう過ごしていくか。

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2020年9月10日、牡羊座で火星が逆行を始めます。火星といえば2020年下半期という舞台においてかなり派手な大立ち回りを演じるキャストで、6月末から2021年頭までという長期にわたりひとつの星座に長期滞在します。

通常、火星がひとつの星座に留まるのは1ヵ月半程度。さらに、滞在するおひつじ座の守護星が火星なのです。要は自分ちにいるようなもので、持ち前のパワーを存分に発揮できる、というわけです。意欲、熱意、闘争心。そういったものを、集中投下しやすい半年間となっています。まあそれが他人に向けられると火花が散るなど物騒なことになったりするわけですが、燃やすところを間違えなければ面白い時期にしていけるはずです。燃やすのは自分の情熱、です。他人を燃やしに行っちゃいけない。それ放火ですから。きらきらと自分らしく燃えているあなたを見た人が、もしかして「よーし自分も」「いいな、応えたいな」と心に情熱の炎を燃やすようになるかもしれない。それは起こるかどうかわからないけれど、起こったらいい運の連鎖といえる。そんなふうに過ごせたら素敵なのだろうなと思います。

 

さて、またしても前置きがロングになったわけですが(意味のない横文字)、その火星が9月10日から逆行のフェーズに入ります。それについて、ココロニプロロさんでコラムを1本書いておりますのでご参考にしていただければと思います。

cocoloni.jp

本文にも書いたのですが、火星が逆行することで「熱意が内にこもる」「情熱がこじれてうまく出せない」といったことが起こりやすくなるかもしれません。たとえば、こんなこと。

「やりたい気持ちはあるのにやる気が出な」
「好きという気持ちが出せずに、素直ではない態度をとってしまう」
「情熱を注いできた対象が、急にわからなくなった」

その結果、仕事が不完全燃焼気味でモヤモヤしたり、人間関係がこじれたりしやすくなる可能性があります。6月末、火星がおひつじ座に入った頃から熱意を注いでいることがある人は、自分の変化に「あれっ!?」と思ってしまうのかもしれません。
でも、焦らなくても大丈夫。戦ったり、自暴自棄になったりもしなくて大丈夫です。こういう時期だということを踏まえて、ちょっと冷静になる。情熱を暴走させない、闘争心を飼い慣らす、そんな状態に至るためのレッスンなのだと考えてみる。そんなふうに、乗り切っていけると有意義だろうと思います。試練に出会わず大きくなった幸せというのは、脆さを内包することも多いですから。

ただ、ここは覚えておいていただきたいのですが、物事は悪いことばかりではありません。仮に、6月末あたりから頑張りすぎている、ちょっと暴走しすぎているかなと自覚していた、といった人にとっては、程よく羽を休めて無理のない頑張り方を模索する時間にもできるでしょう。どなたもご存知の通り、火は強すぎれば強すぎるほどいい、というわけではありません。うまく燃やせない試行錯誤を通じて、自分にとってベストな火の大きさを探していけるかもしれませんよね。だから、これまで通りじゃないことに、焦らなくても大丈夫。


もうひとつ、コラムには書かなかったのですが、今はやぎ座に木星土星冥王星と3星が滞在、それがこの火星とハードな角度をとることになっています。バチバチと火花を散らすようにして社会が変わっていくときで、折しも総裁選を控えていたりもします。もしも「オフィシャルな場でこれまでの常識の必要性が問われ、覆されていく」といったことが身近で起きた場合、この逆行期間においては「その常識があったからこそ、無事に回っていたこと」にも目を向けて変革を志していくのかなといいのかなと思います。世の中にはたまに「どうして今の時代にこんなことを」と思わされるような理不尽さや時代遅れのプロセスが横行していることがありますが、それも「一理ある」時代もあったのでしょう。そこを軽視して抜本的に変えようとすると、思わぬ見落としもありそうです。スピードばかりを、強さばかりを追わないことが、この時期は大事なのだろうと思います。

順行は11月14日です。どなたにとっても、良い逆行期間となりますように。

 


火といえば若い頃、ある秋の日にアパートの台所で秋刀魚を火だるまにしたことがありました。普段は煮物などごく平和で穏やかな自炊生活を送っていたので、もうハチャメチャに慌てましたよね。でそのシーンを私、妙に鮮明に覚えているのです。まるで写真のようにくっきりと、人生の折々にふと、脳裏に蘇ってくるのですね。

6畳の部屋に3畳のキッチン、あのアパートにいたときは自由で静かで、明日のことすらわからないほど貧乏で、ただたださみしかった。その後の人生で劇的なこと――それこそ情熱とか火花を散らすとか――なんてことは山程あったのに、何気ない瞬間にふと思い出されるのは秋刀魚火だるま。なんということだ。

今の家はIHで炎を見ることもなくなり、もうさみしくはないけれど、あの火だるまの秋刀魚と途方もない孤独は、私のなかで静かな熾火となっているのでしょう。まあいいんですけどね。すべては過ぎたことです。あの頃の悲しみも喜びも、終わったことなのです。

 

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2020年9月2日、うお座満月。心の澱を見つめるとき。降り積もった悲しみも怒りも、憎しみも、どうかやさしく。

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2020年9月2日、うお座で満月が起こります。心の深いところの癒やし、手当をすること、浄化といったキーワードと関連が深いタイミングです。

ちなみに満月は「満ちる」という字が入っている通り、物事が到達点に至るタイミングです。この到達点というのは、望んだことが叶うような嬉しい状態である場合も多いのですが、決してそれだけではありません。到達は、ある場所に「至る」ということ。選択と行動によっては、自分が望まない方向に「到達」することもあるわけです。さあ満月だとなったら、何かが起こるのを待つのではなく、まずは今の自分を穏やかに見つめてみることが大事です。なかなか調子が良いぞと思えるのであれば「よしよし」と自分を褒める。いや、とてもじゃないけど良いなんてもんじゃないなあ、と思うなら軌道修正をする。具体的には、ここまでの選択と行動をいったんストップして、方向性を再検討する。そんなふうに使っていくといいんですね。新月の「スタート」という意味合いと比較すると、人によってあり方がかなり異なる。それが満月なのです。

 

わあー出だしからいきなりくどい記事になってしまいましたが(「人間としてもくどいではないか」というのは言わない方向でお願いします)、今回のうお座満月、なかなか精神性の高い満月となりそうです。心の深いところを見つめる、そしてどんな感情を「自分のもの」として今後、持って生きていきたいかを見つめてみるといいときであると、私は解釈しています。

たとえば嬉しい気持ちや愛といったものは、大事にしていきたいところです。一方、記憶に刻まれた怒りや悲しみ、憎しみといった、いわゆるネガティブな感情はどうでしょうか。とっととなくしたい、解放されたいと思う人は多いことでしょう。ただ、こうしたものって「消そう」「逃れたい」と思うとかえってその引力に絡め取られることが多いものです。ここが、今回の満月のポイントとなります。

ネガティブな感情は、一般的に良くないものとされています。ただ、「こんな感情を持っているのは、いけないことだ」と思えば思うほど、辛くなってしまうのは事実です。なぜなら、辛い思いをした自分をさらに「おまえダメだよ!」と否定しているようなものだから。辛い思いをしたのに、その傷はまだ癒えていないのに、どうして「なかったこと」「ダメなこと」みたいに扱われなくちゃいけないんでしょうか。それを自分で自分にやるわけですから、しんどくなって当然です。

 

この満月では、ネガティブな感情――悲しみとか怒りとか、憎しみとか、惨めさとか――そうしたものを、しっかり見つめてあげられると素敵です。「まだ悲しかったんだね」「実は、すっごく怒ってたんだね」とか、なんでも大丈夫。「惨めに感じるということは、幸せになりたくて一生懸命だったんだよね」と、自分への理解を深められる人もいるのでしょう。そうやって、理性とか社会的規範で押しつぶしてきた本心をちゃんと見てあげる。そしてこれからは、どんな感情を「自分のもの」として持って生きていきたいかを、いろいろ思い巡らせて置き換えていくのです。

たとえば…

悲しませ傷つける人よりも、大事にしてくれる人を選んでいこうとか。
憎む気持ちは消えなくても、そこにかけるエネルギーを仕事にぶつけていこうとか。
惨めだった過去は変えられなくても、幸せでいられる場所に移ろうとか。

そんなふうに「自分のもの」にしたい感情に変換していくことで、ネガティブな感情は自然に手を離れていきます。「浄化」と言い換えてもいいでしょう。それがいつになるかは、人によって異なります。満月でいきなりポーンといったら面白いですが、人はそんな単純ではありませんから。満月できっかけ作りをする、くらいに思っておくのがベストかなと思います。

 

いわゆる“いい人”になろうとしなくて大丈夫です。誰かを許そうとか、いい勉強になったと思おうとか。そういったことを「しようと頑張る」のは、やっぱり傷ついた自分を置いてきぼりにすることなんですよね。私は思うんですが、許すとか認めるって「そうなる」、つまりいつの間にか「まあいいや」といった気分に「なっている」ことが一番、自然なんです。聖人君子じゃないんだし。

いらない気持ちも、大事な経験です。人間として成熟するためには、簡単に手放したり忘れたり、しなくていいんだと思います。いけないのは、悲しみや憎しみに執着し続けること。自分には手放す能力がある、ということは、いつも忘れないように。そのためにも、どうかやさしく、自分の心の澱を見つめてあげてはどうだろうかと、私は考えています。

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

 

(余談1)

私にもネガティブな気持ちはあります。たとえば憎しみならふたつ。現時点で「どうでもいいや」にできている度合いは90%くらいでしょうか。あと1年くらいしたら消えているんじゃないかと思うのですが、でもまだ10%くらいの自分が、そのひとたちを憎んでいると自覚しています。自分がされたことを思うと、許すなんてできなかった。終わったことだからと気持ちを整理しようとしても、考えても1円の得にもならないと理屈で納得しようとしても、苦しい気持ちはそのままで。
消えない気持ちは、どう手放そうとしても「自分のもの」であり続けます。自分が経験したことだから。でも、愛や絆、嬉しさといった「自分のもの」が、今ではずいぶん増えてきました。いつか、旅先で大事な荷物が増えすぎて、ふたが閉まらなくなったスーツケースから「こんなのいらない、捨ててこ」と未練ゼロでつまみ出すみたいに、自然に「自分のものじゃないもの」にしていけたらいいなと思っています。それまではまあ、時折「あいつの家のトイレというトイレが末代まで詰まってしまえばいいのに」と暗い願望を抱きながら、せいぜいやり過ごして生きていくつもりです。

 

(余談2)

「手放す」という言葉について、最近よく考えています。感情を手放す、記憶を手放す。私もこのブログで、書籍で、何度となく書いてきたように思います。今まで食べたパンの枚数を覚えていないのと同じく、どのくらい使ったかまるで覚えていません。でも、けっこう使ってきました。「捨てる」「断ち切る」と言うと、どうしても力が入ります。仮にも今まで自分の一部だった気持ちで、簡単には忘れられないほど大事だった出来事であるわけです。それを、そんなふうに怖い言葉でどうにかしようとしたら、自分がかわいそうです。一方、手放すというのは、手から離すこと。力を抜くことです。ご負担のないかたちで、次のステップにいけるアクションなんじゃないかなと私は考えています。

ただ、この言葉が浸透するにつれ「手放す」という言葉に抵抗を感じる人も増えているように感じます。「手放すとか言われても」「手放す手放すってうるさいな」といった感じでしょうか。もしも私のブログをご覧になってそんな気持ちになったようであれば(すみません)、「なくす」とか「うっちゃる」とか、お気持ちに合った言葉で受け取っていただけると嬉しいです。しんどいところに、無理して言葉を飲み込まなくても大丈夫です。

 

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2020年8月19日、しし座新月の解説のおまけ。「自分を信じる」ということについて。

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2020年8月19日の新月に関連して、「自分を信じる」ということもしやすいだろう……という話を、前回の記事の最後に書きました。

 

makiakari.hatenablog.com

この「自分を信じる」という言葉、シンプルなようでいて考えれば考えるほど迷宮にさまよい込んでいく気分にさせられます。私だけかなと思っていたのですが、「自分なんて信じられません!」「根拠もないのに、何を信じろっていうんですか」といった声をいただくことは、少なくないのです。ずっと考えていたのですが、しし座新月といういい機会が巡ってきたのでまとめてみます。

 

たとえば、こんなことってないでしょうか。「試験勉強をしよう!」と自分を信じて机に向かったのに『北斗の拳』を全巻読破してしまった。「このクライアントに訪問するのは3回目だから大丈夫」と自分を信じて駅を出たら即迷子になった。「この愛は本物」と自分の愛を信じたら勢いよく泥沼にダイブしていた(あとからわかった)。などなど。まあ、この話のオチは「全部私の経験談である」という悲劇いや喜劇なわけですが、ひどいな俺の人生。まあこんな感じで「自分が一番信じられないな!!」と思うに至りました。

冷静になって分析しますと、私がまずかったのは「信じていたのが自分ではなかった」という点です。恥をしのんで解説しましょう。

 

①「試験勉強をしよう!」と自分を信じて机に向かったのに『北斗の拳』を全巻読破してしまった
ここで私が信じていたのは「自分」ではなく「自分のやる気」でした。目的は「試験でいい点を取ること」「勉強した内容を身につけること」。そこに至るやる気は、信じることではなく具体的な行為によって出さなければいけません。ちなみに「うぬ(試験)など恐るるに足らず」という気分にはなりました。点は取れなかったけどな!!!(完全にだめな人)

 

②「このクライアントに訪問するのは3回目だから大丈夫」と自分を信じて駅を出たらいきなり迷子になった
ここで私が信じていたのは「自分」ではなく「方向感覚」と「記憶」でした。ちなみに私は「悪い意味で神出鬼没」「伝説の方向音痴」と呼ばれる人間であり、それなのに方向感覚を信じるとは完全な愚行です。信じる対象を間違えたうえに、その対象はあやふや。もう完全にだめであり、クライアントに迎えに来てもらいました。生まれてすみません状態です。

 

③「この愛は本物」と自分の愛を信じたら勢いよく泥沼にダイブしていた(あとからわかった)
ここで私が信じていたのは「自分」ではなく「愛されているはずの自分」や「そこにあるはずの愛」でした。そもそも「本物」という思い、ほか「正しい」といった思いもそうですが、その時点での自分の思い込みにすぎません。間違っているかもしれない。そして本当は、自分はそれに気づいているんです。でも幸せになりたくて、打ち消すように「本物」とか「正しい」とかいった言葉を心にまぶすわけです。そもそも本当に信じていたら、信じようなんて思いません。ナチュラルに、疑うこともなく、そこに「ある」というわけですから。

人生は生きながら学ぶものです。一度「ほんとう」と思ったことが、「ほんとうではない」という発見に至ることはザラです。それは自分が成長や学習をした、ということです。いきなりプロセスをショートカットして真実にたどり着くことなどないわけで、ときに痛みを感じつつニンゲンをやっていくわけですね。

「ほんとう」と信じる気持ちは美しく清らかなイメージがあり、数々の“おはなし”の主題にもなっています。ただ、そういった、いわゆるサバイバーのケースだけを見ると傷つくことばかりです。未熟な自分の「ほんとう」を信じて失敗を繰り返す“おはなし”にならない平凡なケースが、どれほど多いことか。「ほんとう」と思うのは悪いことではありません。でも「今のほんとう」であり、いつだって疑い塗り替えて良いものだと考えておいたほうが健康的であろうと思います。泥沼にダイブするにしても、頭は出しておかなくちゃいけないのです。

 

さて①〜③のケースでだいたいお察しがついたとは思いますが、自分を信じてうまくいかないケースというのは、だいたい「自分を信じる」ではなく「自分の○○を信じる」と、自分から派生した何かがくっついているのです。やる気、強さ、能力、愛、直感、出会い……いろいろあると思います。ただ、これらは「具体的な行動を起こして獲得していくべきテーマ」であり「信じる」だけでうまくいくわけでもありません。「自分」と「自分から派生した何か」は、混同して信じてはいけない。信じるのは「自分」です。

 

自分の強さや、人を愛する気持ちを大事にできるのは、素敵なことです。それがあるから頑張れる、と思えることもあるでしょう。でも、それらは獲得し、維持するために具体的な努力をするテーマです。それでこそ「信じたのに裏切られた」ということを防げますし、仮に思うにまかせない状況になったとしても「やれるだけやった」という自負心につながります。

「自分を信じる」ときに信じるものは、自分だけです。アメリカの思想家・エマソンは「あなた自身をおいて、あなたに平和をもたらすものはない」と述べていますが、平和や幸福をあきらめない、間違ったら何度だってやり直すと思っておくことは、とても大事です。その前提があってこそ、やる気、強さ、能力、愛、直感、出会いといった実に不安定なものたちは、しっかりと輝きを放っていくことになるのだろうと思うのです。

 

今回のしし座新月は、そうした「自分を信じる」というマインドを自分のなかにセットしやすいだろうと思います。シンプルに、ただ信じる。「できない」と思うのであれば「今はやらない」と決めて、機が熟すまで待つ。それもまた、主体的に生きるということですから、しし座的なんですね。

どなたもそれぞれに、この機会を活かしていけますように。

 

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2020年8月19日、しし座新月。自分が志すものに、まっすぐに突き進んでいける熱い夏。

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2020年8月19日、しし座で新月が起こります。新月は新たなスタートのタイミング。こう書くと「占い記事って“新たなスタート”とか”始まり”とか、はたまた”気持ち新たに”とか書きすぎでは?」と思ったり思わなかったりする方がいらっしゃるかもしれません。まあ例によって例のごとくそう思っていたのは私なのですが(笑)、占い師になる前は「こないだ始まりって言ったのにまたかい。そんなコロコロ変わったらまずいだろ」なんて、昔は思っていました。当時は「始まり」を「運気が何もかも変わる」レベル、「気持ち新たに」を「生まれ変わる」レベルにと、やたら大きく捉えていたのかなと、今となっては思ったりします。

新月は約28日ごとに訪れ、星座をわたっていきます。テーマは新月が起こる星座や他の惑星の配置によって変わりますが、毎月1〜2回、月替りの定食みたいな感じで何かのテーマが「始まり」を迎えるということになります。自分をブラッシュアップするタイミングが、12分割で訪れると考えてもいいかもしれません。

お正月になると「よーし今年もやるぞ」とこれから1年にやりたいことを頭に浮かべるように、新しいサイクルに入るタイミングというのは「よーし」と思いやすいものです。運がいいときにビシッと動いて、そうでないときは立ち止まって足元を固める。それが運の基本であり、占いで運の波をうまく把握して「よっしゃこのへんで動いておくか」とアクションを起こす、それが私がおすすめしている「占いを使う」ということです。

ただ、人はそれぞれがいろいろな事情を抱えて生きています。事情を「地獄」と書き換えることもできるだろうと思います。今は変わるのはしんどい、スタートとかダルいと思われるのであれば、無理をして占いを使おうとしなくても大丈夫です。そう感じる自分のことを、まずは尊重してやらないと開運もなにもないんです。ただ、その際に私からひとつだけお願いなのですが「スタートできない」とは、思わずにいらしてください。「今はスタートを選ばない」のです。能力の問題にするのは、自分に呪いをかけるようなもの。意思の問題にしておくと、心の元気が戻った頃に「よし」と、エンジンをかけやすくなります。自分の能力を、わざわざすり減らすことはありませんからね。「選ばない」と思うこともまた、大事にしてみていただけたらと思います。

 

そろそろ「しし座新月の話はいつ始まるのか」と心配になってきた人もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。ここからジャンジャンバリバリ進めてまいります。

今回の新月、非常にパワフルな配置で起こります。ちょっと専門的な話になりますが、しし座というのは占星術で「I create(私は創造する)」「I will(私は志す)」などと表現されます。自分のなかから、突き上げるようなエネルギーが湧いてくる場所なんですね。新月というのは太陽と月が同じ場所に巡ってくるイベントですが、その太陽はしし座の守護星で、持ち前のパワーを存分に発揮しやすい状態にあります。

さらに、月&太陽コンビといい角度にある火星もまた、滞在するおひつじ座の守護星です。「使える力は全部使うぜ。心燃やし尽くすぜ」くらいのノリでいるので、個人の「こうしたい」という力を純粋に、まっすぐ発揮することが非常にしやすくなっているのです。はっきり言う、何がなんでもやる。そうした意欲が単純にポッと出てくるわけではなく、自分を肯定するというかたちで現れやすいのです。やりたいことがある、そろそろ本気を出したいといったお気持ちがある人にとっては、この19日の新月は「点火!」といったノリで、心に情熱の炎を生み出すことができるでしょう。自己表現の意味合いもあるので、クリエイティブ関連のお仕事の人にとっては素晴らしいチャンスです。

他の誰かに「こうあってほしい」と望まれたことではなく、自分が「こうありたい」と望むこと。みんなにウケそうとかじゃなく、自分がやりたいからやること。自分自身を表現すること。そうした、何ものにもとらわれない「ただの自分」が志すテーマがある人は、この新月から8月26日あたりまでに行動を起こしてみてはいかがでしょうか。星々が、自分から動こうという人にとって強い味方となってくれます。火事場の馬鹿力、的なものも出しやすいでしょう(火星が絡んでいるだけに)。

 

情熱だの炎だの火事場だのと、ちょっと記事全体が暑苦しい感じになってきましたね……。ちなみに暑いといえば我が故郷・静岡県が、今年はやけに気温を頑張っておりまして、17日現在で全国歴代一位タイ。もはやお茶もみかんも蒸発しそうな勢いですが大丈夫なのでしょうか。県民の誇り・のっぽパンも乾き果ててポッキーになってしまうのではないか。全国的にまだまだ暑さは続くようですから、どなたも体力的な無理というのはしすぎないようにしましょうね。

 

なお、今があまり元気でないという方は、こういう「強いタイミング」という記事に心折れたりはしなくて大丈夫です。しんどいご状況にあると、こういったことを知るのがもうキツかったりしますよね。いい時期のはずなのにやる気が出ない自分がダメだと思えたり、自分だけがツイていないんじゃないかと感じたり。本当はそうじゃない、みんないろいろあるとわかっているから余計、辛いんです。でも、そんなふうに思う必要は一切ありません。それを申し上げたくって、今回は冒頭から長々と書かせていただいた次第です。人はそれぞれ、自分だけの地獄を抱えて生きています。だから、「今はスタートを選ばない」でも、いいんですね。それもまた「自分を肯定する」ということでもあるのです。立派な「I will」であり、十分、しし座新月を活かしていくことでもあります。

どんな自分であっても、大丈夫です。世界は人をいじめるためにあるわけではありません。たとえそうとしか思えない状況にあったとしても(私には、そういう時期がありました)自分だけは、自分をいじめてはいけないのですよね。

 

さて話を戻します、今回の新月は2020年のポイントである、やぎ座に集まっている星々と「クインカンクス」という角度をとっています。おそらくですが、長期的に自分が鍛えてきたものが「I create(私は創造する)」「I will(私は志す)」というテーマにおいて、これまでの自分には足りなかったものを強力にサポートしてくれるはずです。この2〜3年、ずっと「やだなあ」「気が重いなあ」と思いつつ頑張ってきたことはないでしょうか。あなたのなかで少しコンプレックスめいた気持ちも生まれているかもしれません。それが、あなたが「よし!」と腰を上げるときに、力強い筋肉となって支えてくれるだろうと思います。ときに心をきしませ、逃げたいという気持ちがあったものが、今は自分の力となっている。好きじゃないけど、平気になっている。「克服」呼ばれるようなことが、いつの間にかできていることに気づくのです。これはちょっと意外性をもって感じられるはずなので「自分はこういう人!!」と決めつけすぎずにいきましょう。そしてふとした瞬間に、「なんかできるようになってたわ、ハハハ」と思えるようなことがあったら、誇りとともに受け入れてみてはいかがでしょうか。

 

こういうタイミングですから「自分を信じる」ということも、しやすいのかなと思います。……とはいえ、ずいぶんモリモリと書いてしまいました。半分くらい脱線のせいのような気がしますが(すみません)。続きはまたとしましょう。明日にでも書きますね。

 

どなたにとっても、よい新月となりますように。

 

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2020年8月4日、みずがめ座満月。かばんの中に、本当に必要なものだけを詰めて人生の旅を続けよう

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2020年8月4日、みずがめ座で満月が起こります。この満月はしし座の太陽、おうし座の天王星とT字を描くような配置で起こり、「腰の据わった改革」という言葉が浮かんできます。ここまでの自分をどっしり、がっつり振り返りながら、必要があれば変えていく。そんなタイミングになるのではないだろうかと思います。

満月というのは、物事が満ちる、結実するタイミング。現状がうまくいっていない、不本意なところがあるという人にとっては「現状を分析し、違うやり方にシフトする」というタイミングでもあります。「満ちる」という言葉が与えるイメージよりも、もう少し現実的で、今の自分のフェーズに委ねて読むと良い日なんですね。

 

このみずがめ座の満月、とても印象的です。年末にここで2020年最大のイベントと言っても過言ではないコミケ    ハッいや違う、何を言っているんだ俺は。グレート・コンジャンクション!グレート・コンジャンクションです。木星土星が重なるやつ。ちなみにご存知かとは思いますが「年末ときたらコミケ」、今年は中止ですけれども万葉集にも出てくる係り結びで ハッいや完全に脱線しましたが、グレート・コンジャンクションです。20年に一度、200年に一度という時代の節目がやってきます。前回のグレート・コンジャンクションは2000年に起こりました。金融を中心に日本中が揺れ、就職氷河期という言葉が生まれました。あの閉塞感に満ちた、独特な空気感を思い出す人は多いのかもしれません。

そんなグレート・コンジャンクションを4ヶ月後に控え、ここで満月が起こります。おそらく今年の始め頃、「常識にとらわれず、本当の自分で生きるにはどうしたらいいのだろう」といったことを考えた人は多いのではないでしょうか。そしたらまさかのコロナであっという間に半年間。ごく普通の日常が、がらりと変化することになりました。

この満月は、「腰の据わった改革」と冒頭で書きました。コロナ禍のなか、「みんな」と切り離されて「わたし」だけで過ごした人は、とても多いことでしょう。自分はひとりで立って生きていたように思えていても、ここに至って初めて、「みんなのなかのわたし」であったことに気付かされた人もいるのではないでしょうか。

 

この満月のタイミングで「常識にとらわれず、本当の自分で生きる」ということの意味が、ある程度わかってきます。そして、自分を縛る役割しか持っていなかったものは、思い切って切り離そうという発想に至る人が多いのでしょう。本当に大事なもの、必要なものだけを、かばんの中に入れていこう――そんな感じです。そして、時代の変革期をゆくのですね。自分にとって本当に大事なものがわかっていれば、本当の自分で生きるということを考えたことがある人なら、旅路はけして恐ろしい藪の中ではありません。

 

何かに光が当たれば――せっかく満月ですから、月の優しい光が当たることにしておきましょうか――影もできます。かつて大事だと思っていたものが、いつしか薄暗がりのなかに沈んでいることを、黒いただの影になっていることを見出す人もいるのかもしれません。ただ、それはひどいことでも、薄情なことでもないのです。自分が、精神的な成長を遂げたという証なんですね。だから「全部大事にしなくちゃいけない」などと自分を変に駆り立てなくても、大丈夫です。光を当てたものだけを、静かに見つめていくことが大事だろうと思うのです。それが、この満月です。

 

かばんに入るものには、限りがありますから。重たすぎれば、歩くことはできませんから。

 

自分は、本当はどうしたいのか。この満月では、比較的わかりやすいかたちで浮かび上がってきます。心が、声なき声を上げるから。よくわからないということであれば、「今は熟成してるとこ」と思っていらしてください。人によって、ベストなタイミングは違います。みんながみんな満月の日に「おお!!!」と思えなくたって、いいのですよね。大事なのは「自分がどうしたいのかなんてわからない」と、投げてしまわないことです。それは、自分を見捨てるのと同じこと。自分は自分の一番身近な味方なのに、どうしたって見捨てられないのに、至近距離で突き飛ばすようなものです。そんな、自分をいじめるようなことをしたらかわいそうです。今は熟成してるとこ。朝が来るまで日は登らないように、あなたにとっての”そのとき”まで「わからない自分」を認めてあげるというのも、ひとつの素晴らしい選択であろうと思います。わかるという自分の能力だけは、信じてまいりましょう。いつでも、いつまでも。

 

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

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2020年下半期の運勢が本になりました。 

あたらしい連載が始まりました!

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九星気学版の下半期運勢は mi-molletにて公開されています。

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雑誌では、CanCamとSPUR、リンネルで掲載されています。

 

リンネル 2020年 9月号

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  • 発売日: 2020/07/18
  • メディア: 雑誌
 
SPUR (シュプール) 2020年8月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/06/23
  • メディア: Kindle
 
CanCam (キャンキャン) 2020年 7月号 [雑誌]

CanCam (キャンキャン) 2020年 7月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/05/23
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なおCanCamについてはこちらでもご覧いただけます。

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サクッとコンパクトにご覧になりたい方は4MEEEがおすすめです。

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Yahoo!占いでもコンテンツが出ております。

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携帯キャリア公式サイトができました!

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【更新・掲載情報】クロワッサンONLINEにて、新連載が始まりました

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クロワッサンONLINEにて、新しく九星気学占いの連載がスタートしました。月2回、1日と15日の更新です。日々の吉方位もご紹介しておりますので、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。

croissant-online.jp

このエントリを書いているのは2020年8月1日で、不安が世界中を覆っているさなかです。こうしたとき、占いというものができることは何だろうと考え込んでしまいます。自分にできることなどないのだと、思い知らされたりもします。ただ、変にポジティブ思考を喚起するでもなく、変に悲観的になることもなく、ままならないときも含めた今日という日を、より良く生きるためにお役立ていただければと願って書いております。心がくさくさとしたり、もにょもにょとしたり、ぐるぐると堂々巡りをしてしまうようなときも、それはそれで大切な時間なのです。そのうえで、建設的な思考のお手伝いをさせていただけたら嬉しいなと、願ってやみません。

とはいえ文章というものは、世に放ってしまえば、受け取ってくださる方のものです。私の気持ちは別にして、お楽しみいただけますと幸いです。

 

(特に何の教訓もない近況)

人と会うことが減ったからでしょうか、最近は手紙を書くことが多くなりました。最近はめっきり便箋に思いをしたためる機会も減っていたのですが、これはこれで良いものですね。それにしても定番といえば定番すぎる誤記ですが、「恋」を「変」と書き間違える始末……このままでは「尼」と書こうとして「尻」、「尻」と書こうとして「屁」と書いてしまう日もそう遠くない気がします。「妻」と書こうとして「毒」とかね…(どんな内容の手紙なんだ)