占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2020年7月21日、かに座新月。押さえつけてきた自分を解き放つ、ふたつの「はじまり」の物語。

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「ちょうど一年前に……」と誰かが口にすると、必ず誰かが「この道を通った夜〜」とムーディーに歌い出す――

会議中にせよ雑談中にせよ、この流れに至るのはもう日本人のDNAに深く深く刻まれた性(さが)であるわけで……というのは皆様もご存知の事実であろうと思うのですが、ちょうど一ヵ月前に6月21日にかに座で日食(新月)がありました。そして2020年7月21日、ふたたびかに座で日食が起こります。この一ヵ月、空においてもいろいろな動きがありました。日食からほどなくして金星逆行が終わり、水星逆行が始まって終わる。心がぐらぐらと揺さぶられるようなこともあったかもしれませんが、それもこのかに座日食からかに座新月への、1ヵ月のあいだに「起こる意味があったこと」なのかもしれません。

というのも、かに座日食のテーマは「原点回帰」。軸足を置く場所、“ホーム”と呼べる場所を作っていくために、自分自身に帰っていくというものでした。詳しくは、よろしければ下記もご参照ください。

makiakari.hatenablog.com

自分の原点に帰るという営みは、シンプルなようで難しいものです。私たちは毎日を生きながら、薄い紙をていねいに貼り重ねるようにして、経験や思考を厚くしていきます。学びながら、考えながら変わっていきます。後ろを振り向くよりも前を見ないと日々のタスクはこなせないし、ときには選択を間違ってしまうこともある。原点に帰ろうとしたとき「ほんとうは、大事なものは、違うのかもしれない」という揺さぶりが生まれるのは、当然のことなのですね。自分が今、離さないようにぎゅっと握りしめているものを、大事にしていればいるほど。でも、揺さぶられながらしっかりと「ほんとうに大事なもの」を探していけるのが、この1ヵ月だったのですね。

 

今回の新月は、制限と試練の星・土星と、オポジションという配置で起こります。自分のほんとうの気持ちを抑え、暗いところにずっと閉じ込めてきた人は、そうする自分を「もういいよ」と、解放してあげられるのではないかと思います。もう我慢しなくていいよ。まっさらの自分に戻って、またやっていこうよと。

 

これはただのリスタートではありません。自分を制限する、押し込めるような時期を経たからこそできる、力強い「軸足の置き直し」なんですね。暗く冷たい場所まで、とことん深く潜らないと見えてこないものがあります。孤独を舐め尽くしたからこそ、わかることもあります。打ちひしがれても、「また傷つくくらいならもう何もいらない」と思ったとしても、それでもやっぱり自分の人生を生きたい。同座する水星が、そうした思考をクリアに磨き上げてくれます。そして置かれる軸足こそが、今後の自分のための、純度の高い「はじまり」となるのだろうと思います。そんな、かに座新月です。

 

どなたにとっても、よい新月となりますように。

 

それはそうと、ロードは第何章まであったのでしょうか。

 

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【2020年下半期のポイント③】星々が逆行する夏は、プラスアルファだけを「頑張る」と思わなくて大丈夫

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火星が移動し、土星が戻り、月食が起き……と賑やかだった6月末から7月頭を過ぎて、下半期のセッティングがいい感じに整いました。もうフロアを沸かせる準備はできたぜという感じですね(意味不明)。ひとつ前の月食の記事でも書かせていただいたのですが、上半期以上に2020年の年間テーマに光が当たり、ここ2年間ほど培ってきた力も活かしながら日々を運用していくことになります。2020年年間テーマ、もう前回の記事で書いておりますが、もう一度同じものを載せておきますね。

 

★おひつじ座…仕事や所属している組織における役割、責任、キャリア
★おうし座…高度な勉強、精神的な鍛錬、遠方に赴くこと
★ふたご座…相続、パートナーの収入・資産、ローン、責任ある立場を受け継ぐこと、教わること
★かに座…対人関係、結婚、パートナーシップ、共同でやっていることの責任
★しし座…健康、生活習慣、仕事、自分の役割を果たすこと
おとめ座…恋愛、子ども、投資、クリエイティブワーク
★てんびん座…家族、不動産、拠って立つ場所、居場所(自宅が多いが、会社という人も)
★さそり座…コミュニケーション、基礎的な学び、移動
★いて座…才能、お金、収入アップのための努力
★やぎ座…自分自身のこと、アイデンティティに関すること
みずがめ座…秘密、目に見えないもの、見ないふりをしてきたもの、過去
うお座…友人・仲間、自由、未来に関すること、“みんな”のなかで何をするか

 

これらの年間テーマはやぎ座で7月5日に月食が起こり、木星土星冥王星という星々がバリッと滞在するかたちでスポットライトが当たるのですが、どうしても乗り切れない、なんとなくスッキリしないという方は無理をしなくて構いません。なぜなら木星は9月半ばまで、土星は9月末まで、冥王星は10月頭まで逆行しているのです。たとえば木星土星の意味を合わせて考えると

  • 視野を広げるばかりでなく、広げすぎたもののなかから自分にとって大事なものを選び取っていくといいよ
  • 制限や試練は和らぐので、肩の力を抜いて頑張っていけるよ

ということになるんですね。冥王星は個人の動きにはあまり関係ないだろうと思いますが、もし活かすならば「世の中的に、これまで当たり前だったことがちょっとずつ変わっていくかも。でも、すぐには変わらない。焦らずじっくり見つめて、意識をアップデートしていこうね」という感じです。

年間テーマに降りかかる光というのは確かに強くなっているのです。でも、この夏のあいだは「今の努力にプラスして頑張る」ことだけを、「頑張る」にしなくても大丈夫です。「広げすぎた目標を絞る」のは、敗北でも甘えでもありません。「肩の力を抜いて頑張る」は、サボることではありません。どちらも、星がまっすぐに進んで見える「順行」のときにはできないことであり、今の自分に必要なことなんでよね。プラスアルファだけが頑張るということじゃない。マイナスすることも、ゆっくり歩くこともまた頑張るという好意のうちなのだと覚えておくと、人生はいささかしのぎやすくなるように思います。

こういったことは、私が申し上げるまでもなく、誰もがご存知なのだろうと思います。思うにまかせない状況にあるとき、挫折という言葉が頭に浮かんだとき、考えたことがあるはずです。今以上に何かを積み上げることだけが「頑張る」じゃないのだと。でも、一生懸命に走っているときほど、ちょっと忘れちゃったりしがちです。自分に厳しい頑張り屋さんほど、かつて誰かに言われた「もっと頑張らなくちゃダメだよ」という声が亡霊のように、脳裏に蘇ってしまったりするのです。

でも、そうじゃないんですよね。人生において失敗が学びという一面も持つように、決してマイナスなことではないように、プラスアルファだけがいいことだなんて思わなくて大丈夫です。機械だって使いすぎれば壊れるんですから、人間ならなおさらです。頑張るなかで「これはちょっと辛いな!もしかするともしかしちゃうかもしれないな!!」と思ったら、目標を上げすぎていないか振り返る。肩の力を抜いてみる。そうすることで、この時期に合った頑張り方ができるんですね。それが一番なんじゃないでしょうか。

 

まあ私もガリ勉根性がまだ抜けないというか、毎朝「さ〜今日も1日28時間くらいモリモリ原稿を書くぞ!!」と思っては午後には「もうダメぽ」と思うに至るわけですが、そんなときは五木寛之さんの『百寺巡礼』という本に出てきた言葉を思い出したりします。

胸を張って元気に元気に、ということだけでは、どこかに無理がかかってくる。ため息をつきながら生きていくというのもまた、大事なことなのだと思う。

百寺巡礼 第二巻 北陸 (講談社文庫)

このため息という言葉から「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉を連想する人もいるかなあと思います。これについても私は好きな言葉がありまして、益田ミリさんの『すーちゃん』というマンガに出てくるものです。

ため息ひとつで幸せもひとつ逃げるって誰かが言ってたけど

ため息までガマンしたら窒息するよ

すーちゃん (幻冬舎文庫 ま 10-2)

それからこちら。西炯子さんの『姉の結婚』1巻より。

ため息をつくと幸せがひとつ逃げていくという

別にもういいか

食べ息くらいで逃げる幸せなら逃がしてかまわんわ

姉の結婚(1) (フラワーコミックスα)

誰かが放ったわかったふうな言葉に、さらにため息を増やしてしまわなくてもいい。ため息に飽きたら、きっとそれをどうにかしたくなるから。ため息をつき続けることから、抜け出す力を自分は持っているし、それができるのだと思っていることこそが、大事なのだろうと私は考えています。

 

ああ、またなんだかしんみりしてしまった。下半期の夏はこんな感じです。もちろん「俺はやるぜ俺はやるぜ」という気分の方は、無理やり減速する必要なんてないですよ。そのままアクセル全開ブレーキ禁止で爆走して大丈夫です。でもちょっと折れそうになったときは、「プラスできるアルファはもう全部したんだな」と思ってみると、自分らしい目でこの先を見つめていけるはずです。速いだけが人生じゃないです。どこまで行けるかが、大事なことなのですよね。自分が好きでいられる自分で。

何はともあれ、夏も下半期も始まったばかりです。火星が応援してくれるテーマはエンジンがかかってきたりもしますから、まずはそちらに力を入れてみるというのもアリです。バランスをとりつつ、良い日々にしてまいりましょう。

 

 

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2020年7月5日、やぎ座月食。自信をもって歩いていこう。過去の努力は、すべて力に変わるから。

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2020年7月5日、午後イチにやぎ座で月食が起こります。2日にやぎ座に戻ってきた土星、もともとやぎ座に滞在している木星冥王星と合わせて4星とやぎ座がワイワイしていて、なおかつおひつじ座火星、かに座水星・太陽と活動宮が実に賑やか。世の中的に「俺はやるぜ俺はやるぜ」的なムードが少し強めになるのかもしれません。

 

月食は影響力の強い満月で、その光が及ぶ範囲も大きめです。今回の特徴といえば、どなたにとっても「今年の年間テーマ」にスポットライトが当たり、なおかつそれが2年半ほど「ぐぬぬ……」という感じで向き合ってきた課題である、という点ではないでしょうか。

ざっくり申し上げますと、下記のテーマです。

 

★おひつじ座…仕事や所属している組織における役割、責任、キャリア
★おうし座…高度な勉強、精神的な鍛錬、遠方に赴くこと
★ふたご座…相続、パートナーの収入・資産、ローン、責任ある立場を受け継ぐこと、教わること
★かに座…対人関係、結婚、パートナーシップ、共同でやっていることの責任
★しし座…健康、生活習慣、仕事、自分の役割を果たすこと
おとめ座…恋愛、子ども、投資、クリエイティブワーク
★てんびん座…家族、不動産、拠って立つ場所、居場所(自宅が多いが、会社という人も)
★さそり座…コミュニケーション、基礎的な学び、移動
★いて座…才能、お金、収入アップのための努力
★やぎ座…自分自身のこと、アイデンティティに関すること
みずがめ座…秘密、目に見えないもの、見ないふりをしてきたもの、過去
うお座…友人・仲間、自由、未来に関すること、“みんな”のなかで何をするか

 

「これだけでわかるか〜!」という方は 2020年下半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+) などもジャンジャンバリバリ参考にしていただきたいのですが、ここでは月食にフォーカスして書いて参りましょう。

2019年12月あたりから木星はやぎ座に巡り、どなたも上記のテーマに照準が合わせられていました。そもそもこのやぎ座、土星が2017年末からずっとここで粘っていたので、主に上記のテーマは「試練」「制限」として感じられていた人が多いでしょう。2020年3月後半、土星が一旦抜けたことでちょっと肩の荷が下りた方も多かっただろうと思うのですが、7月2日に土星がまた戻ってきました。ちょっと精神が不安定な男みたいな感じですが、これは「逆行」という動きなので心配いりません。

ここから12月17日まで土星はやぎ座に滞在し、2017年末から現在までをほうふつとさせるような圧迫、我慢といったものも感じられるかもしれません。「ああ、またか」と思わせられるような感じです。ただ、月食は「満ちる」とき。ここまで頑張ってきたことが、きちんと実力として発揮できるときでもあるのです。

「ああ、またか」と思う自分は、決して以前の自分と同じではありません。日々は同じところをぐるぐるしているだけのようでいて、人というのは必ず成長しているのです。自分に厳しい人ほど「成長なんてできていない、自分はまだまだだ」とおっしゃるのですが、そうそう自分をナメるものではありません。毎日頑張ってあれこれ考えて、やるべきことをやって、起きたことに対処して生きているわけで、どうやったって成長するのです。まったく変わっていないとしたら、そのほうがすごい。私などは最近どうもいい感じに照明を落としたムーディーな部屋で本を読むのが辛くなってきまして、もしやこれは

…いや!いや違う!そうじゃないから!何を言っているんだ俺は!話が横道にそれたうえにそれ成長でもないから!ゲフンゲフン!えーと(気を取り直して)、まったく変わらないということはないのです。考え方、物事の受け止め方、柔軟性、変わってきていますよね。それは、過去の自分が頑張ったからこそ自分に与えられた、貴重なギフトであろうと思います。

ここから半年、月食は私たちに、その強い光を投げかけ続けてくれます。過去2年半ほど私たちに試練や制限を投げかけ続けてきたテーマを、ただやられたり我慢し続けたりするのではなく、自分の力で“今の自分のベスト”に昇華していくことができるのですね。そうすることで、過去の涙や報われない辛さといったものさえも、「よし」と力強く肯定されていくのかもしれません。

私は最近思うんですけれども、ってさっきの老眼の話じゃないですよ、ええと自己肯定感ってあるじゃないですか。あれって「よし自分を肯定するぞ!」と決意してもなかなかできなくて、でもこうして「頑張ったな、よしよし」と思えるときに少しずつ、森に落ち葉が積もっていくように堆積していくものじゃないだろうかと思うのです。静かに、少しずつ、やむことなく降り積もっていく。そしていつか渾然一体となり、豊かな土として地表を覆っていく。そして植物を守り育て、花や木々が芽吹いていくのです。ここから半年は、「頑張ったな、よしよし」と思いつつ自分のなかに堆積していくものが、たくさんあるのだろうと思います。今がどんなにひよわで頼りない自分のように思えても、頑張った自分は決してなくなることはありません。それがどんなギフトとなって現れるのか、今を懸命に生きながら見ていこうではありませんか。

とはいえ今は、水星が絶賛逆行中です。まるでピンとこないなという方は、12日以降にもう一度、ご自身を振り返る時間を持ってみると「ほうほう」と思えるかもしれません。

 

ちなみに新月・満月というタイミングはお気持ちが揺れやすくなる方が多いのですが、月食のタイミングはさらにそれが顕著です。加えて今は、ちょっと情報に過敏になったり、「何を見ても悲しくなる」などと、アンコントローラブルな受け止め方をしがちになったり、ということも多いのかもしれません。そういうのは頭で考えてどうこうできる問題ではありませんから、ちょっとネットやテレビ、スマホから離れてみるというのも手です。手帳をひらいて今後半年に思いを巡らせたり、おいしい桃でも食べたり、なんて時間を持つと、ちゃんと自分に戻ってこられると思います。無理をすればあとでガタが来るくらいで、いいことなんてありません。穏やかに、ゆるやかに、自分を運用していきましょうね。

どなたにとっても、よい月食の日となりますように。

 

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SPUR (シュプール) 2020年8月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/06/23
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【公開のお知らせ】携帯キャリア公式サイトができました

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携帯キャリア公式サイトができました。月額でいろいろなメニューを占っていただける、というものです。無料メニューもございますので、ぜひ一度覗いてみていただけたら嬉しいです。

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(さして得るもののない近況)

お知らせだけではそっけない感じがするので近況を……

年に何回か撮影の機会があるのですが、そのたびにジタバタとダイエットを試みています。往生際が悪いといえばもうホントおっしゃるとおりなのですが、ある意味これのおかげで野放図な体重増加予防に役立っているのではと思ったり思わなかったりしておりました。いやでもそれも今までの話ですよ。

コロナと下半期運勢執筆のため10日に1回くらいしか外出しない生活を続け、身も心も表情までも緩みきったところに昨夜、雷鳴のごとく訪れた撮影依頼。しかも10日後。うわあ無理。中年の体をナメるなよ。いやナメるってその物理的にではなく(生々しい表現)甘く見ないでくれたまえという意味です。いやご依頼は大変ありがたく謹んで承る次第なのですけど、そのですね中年の体が。まあ緩みきったおのれが悪いんですけど。ああ〜運動じゃ間に合わないけど今回もまたジタバタがんばります(ヽ´ω`)

【更新・掲載情報】mi-molletにて2020年下半期アドバイスが公開されました

https://mi-mollet.com/mwimgs/a/5/660/img_a55b896b1b0c524c3274c7c2d74c82781091813.jpg

連載させていただいているmi-mollet様にて、九星気学の2020年下半期占いが公開されています。月ごとのキーワードもぜひ、ご参考にしていただけますと幸いです。

 

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九星気学といえば、まだ会社員だった頃に日盤吉方をやっていました。4〜5年は続けたかと思います。朝、出社前にその日の吉方位に出向き、カフェでコーヒーか何かを飲みながら20分以上過ごして出社する。方位によってはかなり早く家を出ることもあり、繁忙期や悪天候の日はなかなか苦心しました。それでも幸せになりたかったんですね。カフェでは勉強をしていました。ちょうど占いの勉強を本格的に始めた時期でもあり、日によっては1時間くらい頑張ることもありました。

日盤吉方は「1円玉貯金」などと呼ばれることもあり、ちまちましてあまり意味がないと揶揄されたりもします。ただ、忙しくてなかなか吉方位旅行にも出向けないなか、勉強も兼ねられて私には合っていたのですね。その後さらに多忙になってそれすらできなくなってしまったのですが、人生は確実に良い方向に向かい、今があります。そしてときどき、遠方のカフェまで歩いた冬の寒い朝や、夏の暑さを癒やすアイスコーヒーの味とグラスについた水滴を思い出したりします。

1円玉貯金は、貯まる額はたしかに少ないのかもしれません。でも、無理をせず続けることで、心に「貯金するぞ〜!」という意識を植え付けて習慣にする。ちゃりんという音を、重たくなっていく貯金箱を励みに、自分を鼓舞し続ける。そうしたところに意味があるのではないかと思います。幸せになるんだと決めて、毎日確実に行動を起こしていく。行動しないと、運命は変わらないから。

九星気学にはそんな、特別な思い出があるのでした。下半期運勢、お役立ていただけますと幸いです。

 

『2020年下半期 12星座別あなたの運勢』発売されました

『2020年下半期 12星座別あなたの運勢』が6月25日、発売となりました。こうしてまた本を出させていただけるのは、ひとえにいつもご購入くださる皆様、ほうぼうで掲載した記事を読んでくださる皆様のおかげです。改めて、心よりお礼申し上げます。本当に、いつも、ありがとうございます。

  

『2020年下半期 12星座別あなたの運勢』は電子書籍で、電子書籍リーダーをお持ちでない方でもPCやスマホでお読みいただけます。本当は紙の本でもお届けしたいのですが、いずれそうでいるように頑張ってまいりますね。(ただ、スマホで読めるからいつも持ち歩けて嬉しいというお声も多く、なるほど…!と思ったアナログ人間です。気持ちとしては、お守りを作るような気持ちで書いておりますので、とても嬉しいです)

 

今回の内容は、これまでの1.5倍くらいのボリュームはあるかと思います。

内容は以下の通りです。

  • 2020年下半期のまとめ
  • 2020年下半期の総合運
  • 2020年下半期の恋愛運
  • 月ごとの運勢(恋愛)
  • 2020年下半期の仕事運
  • 月ごとの運勢(仕事)
  • 2020年下半期、幸せになるために手放したいもの
  • 2020年下半期、幸せになるために手に入れたいもの
  • 2020年下半期、チャンスにつなげやすいタイミング
  • 2020年下半期、敢えて無理をしてみたい一歩
  • グレート・コンジャンクションで変わること
  • 辛い思いをしているあなたへ

 

一部は幻冬舎plusでも無料公開されておりますので、よろしければご覧いただけますと幸いです。

www.gentosha.jp

 

 

 

 

【2020年下半期のポイント②】7月2日、逆行中の土星がやぎ座に回帰。頑張ってきた自分ならきっとできる、地の時代の”卒業課題”。

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2020年下半期の運勢本が出るので、本よりさらに掘り下げてブログで語るシリーズ2本目です。ちなみに1本目はこちらです。

makiakari.hatenablog.com

土星は「制限と試練の星」と呼ばれ、苦手なことを克服したり、やりたくないことに立ち向かって限界を突破したりする機会と力を与えてくれます。人生、できたらラクをして楽しく生きたいものですが、そればかりでは成長もなく、人生はいささか淡い味わいのものとなってしまうでしょう。厳しい教師に例えられることもよくありますが、なるほどなと思います。私は中学・高校とカトリックの学校に通っていたのですが、シスターたちの厳しさといったらもうね。ちなみに美術のS木先生(男性)はあだ名がゲロでした。由来は生徒が授業中にあまりに騒々しかったため、怒り心頭に発し「おまえら〜!!!今すぐ静かにしないとゲロ吐いちゃうぞ!!!」と怒鳴ったから。変だけどとても優しく美術とは何たるかを実践で教えてくれる先生で、私たちはみんなゲロが大好きでした(いろいろ語弊が生まれそうな発言)。

まあいにしえの女子高生ネタはどうでもいいのですが、土星がスマッシュヒットする配置にくるとやっぱりしんどいのです。頭をグッと押さえつけられるようなことが起きたり、八方塞がりだと感じたり、暗くふさぎこむことも多いです。だから嫌われることも多いのですが、上手く活かせば自分がひとつ賢く、ひとつ深くなるのです。ゲーテの言葉に「涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味はわからない(※)」というものがありますが、まさにそんな感じかもしれません。

土星は3月22日に約2年半滞在したやぎ座を抜け、みずがめ座に移動していました。5月11日に逆行となり、この7月2日にやぎ座に戻ったあと9月29日に順行に戻り、12月17日にみずがめ座に移動、もう戻りません。そして12月22日、グレート・コンジャンクションが起こります。

いってみれば、7月から12月の土星は、「地の時代」最後のダメ押しというかひと押しに、戻ってきているのですね。根気強く時間をかけて努力し、自分の手で欲しかったものを掴み取ることの大切さを、今一度教えてくれるようなことがあのではないかと思います。人によって、表れ方はさまざまでしょう。頑張ってきた自分の“卒業課題”のような感じで、受け止めてみるといいだろうと思います。

ラクをしてその場しのぎばかりを繰り返していたり、今が楽しければいいといった刹那的な生き方には、「まじめにやれ」的な喝を入れてくる、もとい出来事として巡ってくるかもしれません。

 

「やまない雨はない」と言われますが、今降っているこの雨が、やまないように感じてしまうことが辛いんだよ、と思ってしまうことがあります。「夜は必ず明ける」とはわかっていても、その暗闇が耐え難いほどの孤独に思えることもあります。だから、乗り越えることで得られるもののことなんて、しんどい最中に考えなくていいと私は思います。ただ、逃げた試練というのはたいてい、また形を変えて目の前に現れます。より困難な試練をなって現れることもあります。こうしたことは私が申し上げなくても、多くの方は、もう経験しておられるでしょう。どこかで同じことを、引き受けることになるのですよね。

そして今、私たちは大きな時代の節目の前にいます。ここまでの課題をクリアして次に行くことで、次の時代でも自分らしく自分の人生を生きることが、できる。であれば、今の自分なりに悪戦苦闘してみるのも、悪くないのかもしれません。

正解なんてないのです。でも、自分の人生だものとあがいてみると、わかるかもしれません。この試練は初めてじゃない、この2年半くらいのあいだ、何度も向き合ってきたじゃないかと。ただただ一生懸命生きることを頑張ってきたようで、あの日々が乗り越える過程だったじゃないかと。そう、多くの方が過去に何度も、何度も涙をぬぐいながらパンを食べてきたんじゃないでしょうか。悲しいけれど生きるんだって。人生の味は、苦いも酸っぱいも、甘いも、知っている。ちゃんとわかってる。だからきっと、この卒業課題だって決して超えられない壁なんかでは、ないだろうと私は考えています。

どなたにとっても、よい人生のひとときでありますように。

 

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2020年下半期運勢本が出ました。今回記事にした土星のことを含む下半期全体の運勢です。よろしければぜひ、参考にしていただければと思います。

 

内容は以下の通りです。

  • 2020年下半期のまとめ
  • 2020年下半期の総合運
  • 2020年下半期の恋愛運
  • 月ごとの運勢(恋愛)
  • 2020年下半期の仕事運
  • 月ごとの運勢(仕事)
  • 2020年下半期、幸せになるために手放したいもの
  • 2020年下半期、幸せになるために手に入れたいもの
  • 2020年下半期、チャンスにつなげやすいタイミング
  • 2020年下半期、敢えて無理をしてみたい一歩
  • グレート・コンジャンクションで変わること
  • 辛い思いをしているあなたへ

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(※)ご紹介したゲーテのことばについて

もともとは『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代(上)』に出てくる「涙ながらにパンを食べ、悲しみに満てる夜を、寝もやらで、泣き明かしたこともなき者は、天なるみ力よ、おんみらを知らず」という言葉です。よく名言集にのっているこの意訳はいささか意訳にすぎる気もしますが、いいなと思うのでご紹介させていただきました。