ご質問にお答えしますコーナーをつくりました。鑑定が必要な個別のご質問にはお答えできませんが、「真木あかりは○○についてどう考えているか？」といったことがありましたらお気軽にこちらからお寄せください。ほうぼうに配慮が必要なものはご回答を控えさせていただくことがあるかと思います。ご了承くださいね。シンプルなものはTwitterで、しっかりとご回答したいものはブログで書いていく予定です。
今回はこちらのご質問です。
なるほど、いやな目に遭われて、お辛い思いをなさいましたね。人を人と思わないような人間というものはたまにいます。そして人生にはときどき、落石に当たるようにそうした人に当たってしまう瞬間が訪れるものです。注意していても避けようがないこともあります。
私も時折「なんだこの野郎」と感じることはありますが、いわゆる「イライラ」、気分を害した状態を続けることはほとんどありません。これは私が優れた人間だからではなく、それを引きずらないように行動を起こすからという単純な理由によります。
イライラしても1円も儲からないし……って論点がずれたか。でもまあイライラしても、問題って解決しないのですよね。アランが「後悔とは過ちをもう一度繰り返すことだ」と述べたように、繰り返し思い出してイライラするのは、何度も嫌な目に遭い直すようなものです。さらには、対象に注意を向け続けることにもなるので、余計にイライラするような出来事が次から次へと起こるのですね。「イライラしないようにしよう」と感情のコントロールの問題だと考えてしまうと、もう止められません。イライラを止めるのは意思や気合ではなく、行動です。私は対象別に具体的な施策をとることにしています。以下、ご参考まで。
1.赤の他人
自分の人生にまったく関わらない人にイライラして人生の時間を無駄に使いたくないので忘れます。「イヤなことがあった。でももう終わった」と、心のなかで完了ステータスにしてしまいます。手をパンパンとはたいたり、太ももを叩いたりして音を出すのを「完了」の合図としておいても良いかと思います。
2.親、子どもなど切れない相手
自分が多くを求めすぎていないか、相手と距離を縮めすぎていないかを振り返り、適度に調整します。
3.友人や同僚など選べる相手
いったん距離を置いて自分を守り、落ち着くのを待ちます。同僚や部下など関係継続が前提の相手に対しては感情を廃して話し合いをし、業務遂行など最低限のレベルの達成を目指してルール決めをします。ただし相手があまりに不当な態度をとってくるといった場合はできるだけ物理的に距離をおいた状態をキープします。SNSはブロックやミュートなどを活用します。いやな相手に意識を集中することを回避するのが目的で、そうすることで緊張関係が緩和することもあります。なおも難しい場合は第三者機関への相談や関係の終了、転職なども検討します。
4.恋人など、選べはするが好意を持つ相手
イライラしても共にいることの価値を考えます。また自分が相手に求めすぎていないか振り返りも行います。明らかに相手に非がある行為である場合、ふたりで協力して調整すべき場合には「相談」という形で話します。イライラし続けないための努力をする感じです。イライラが溜まり溜まって爆発、という感じになると話し合いは困難ですから、普段から「気になるな〜」くらいの段階でおしゃべりして、理解し合えるようにしておくと素敵ですね。
こうした対処法は「現実的でつまらない」と思われる人もいるかもしれません。一発で解消できる魔法があったら楽だし素敵ですよね。ただ、残念ながら魔法は意のままに使えませんし、仮に一発で改善したものは元に戻りやすくもあるのです。大事なのは、現実を見据えてできる行動を起こしていくことです。
ヘミングウェイの『老人と海』に、「人間は負けるように造られてはいない。人間は殺されるかもしれない。でも、負けはしない」という言葉があります。不当な扱いを受けるとみじめなものです。敗北感に心折れそうにもなります。社会的に亡き者とされるような出来事もあるかもしれません。それでも、自分は自分であるという誇りを持っている限り、私たちは負けることはないのだろうと思います。そのために「そもそも自分を大切にしない人や環境は選ばない」「心理的あるいは物理的に距離を置く練習をする」というのは適切な対処法のひとつになりうるのではないでしょうか。もちろん、自分を客観的に見て、反省点があるなら改善の努力もするというバランスは大切にしていきたいですね。
あなたの心が、少しでも平穏を取り戻せますように。
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noteで暗い日記を書いています。正直なところ、どうして自分がこんなに暗い日記を書いてしまうのかわかりませんｗ 多分暗いのでしょう。
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