2017年11月4日、おうし座で満月が起こります。この満月にはうお座の海王星が調停という配置になっています。さらには太陽のとなりには10月、さそり座に入った木星も位置しており、この満月の意味を深く長いものにしていると言って良いだろうと思います。加えててんびん座の金星とおひつじ座の天王星がオポジションで、そこに土星が調停ともなっています。とても華やかであたたかなものを感じる配置です。ともすれば広がりがなくなりがちな厳しい毎日のなかで、ふと「わかるよ、でも心配しすぎなんじゃない?」「もうちょい気長にやろうよ」といった感じで背中をトントンされるような、そんな優しくゆるされるような印象があります。あたたかな気持ちが、ふんわり詰め合わせにされているような。
このタイミングで過去の痛みを伴う経験が今の自分の力になっていることを感じたり、ひとを赦せたりしていることに気づく人も多いかもしれません。思い当たる方はぜひ、ここまで頑張ったご自分を褒めてあげてください。おりしも3連休の中日です。大好きなものを準備して、おいしいものでも食べながらのんびりと過ごすなんてのはとてもおうし座的で良いと思います。プチぜいたくもオッケーと、盛大に自分を甘やかしてあげましょう。
ここから先は、現状に困難を感じている方向けに書いてみます。
おうし座の満月は、元来、どこか欲求について頑なになりがちな傾向もはらんでいます。人は生きる中でさまざまな欲求を持ちます。欲、というとネガティブなイメージにとらえられてしまうこともありますが、これはより良い人生を希求するためにはかけがえのないものです。欲があるからパワーを出せますし、心やからだを強くしてなんとか頑張ろうと思えるものです。ただ、所有欲が独占欲に変わるほど強くなると、いろいろと悩ましい状態になります。「絶対これがほしい」「何を犠牲にしてもこの恋を実らせたい」といったところに行き着いてしまうと、それに振り回されてしまうからですね。
欲はあくまで、自分がより良く生きるために持つもの。振り回されるような状態に陥ってしまったなら、どこかで自分にストップをかけてあげなければ、自分をどんどん追い詰めることになります。
この満月は海王星が調停という配置になっています。そして天王星と金星、土星の調停も含めて考えると、「愛」というキーワードが強く浮かび上がってきます。モノにせよ、人にせよ、自分の愛がどこに向けられているのか、じっくり腰を据えて向き合ってみると良いでしょう。
あなたの愛は、今感じている困難を味わうために始まったのでしょうか。その対象を愛し始めた頃、どんなことを幸せと感じていましたか。そうしたことを振り返ってみると、自分のための答えが少し、見えてくるのかもしれません。過去の傷が、あなたに何らかのメッセージを与えてくれることもありそうです。自分を軌道修正するにあたり、急ぐ必要はありません。数ヵ月や1年といった長い時間のなかで、少しずつ自分の愛のかたちをより良いものにしていけるのが、この満月をより良く活かすことにつながるだろうと思います。ときどきは揺り戻しもあるでしょう。再度調整することもあるのでしょう。どんな自分にも「それでいいよ」と言ってあげながら、ゆっくりやっていきましょう。
どなたにとっても、良い満月でありますように。
【宣伝】
真木あかり10冊目の本『辛口誕生日事典2018』(宝島社)が発売となりました!
2018年の運勢のほか、開運アドバイスや性格、恋愛、仕事の傾向まで充実の内容です。ちょっとスパイスのきいた2018年の占い、どうぞよろしくお願いいたします。
10月7日、『キラキラハッピー!あたりすぎる心理テスト&うらないブック』(宝島社)が発売されています。こちらは小学生の女の子向けの内容となっております。250問の豪華な心理テストのほか、星座うらないからトランプうらない、プリンセスうらないまで網羅しております。女の子のキラキラな毎日に、ぜひと思います。
キラキラハッピー! あたりすぎる心理テスト&うらないブック (TJMOOK)
- 作者: 真木あかり
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/10/07
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
Instagramで毎朝、タロットの1枚引きで占いを更新しています。Twitterの毎朝の占いとはちょっと違う、今日をよりよく過ごすヒントとしてメッセージを書いています。
個人鑑定のご依頼はこちらから。毎日20時に、翌日鑑定させていただける分の枠を追加しております。SOLD OUTとなっていることが多いのですが、鑑定は毎日しておりますのでご安心くださいね。