占い師・真木あかりのブログ

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2017年6月16日、海王星逆行開始。「現実」は、夢からさめてすべてをなくすような淋しいものじゃない。

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ふたりで一緒にいてこんなにも淋しいなら、ひとりで淋しいほうがよっぽどましだ。

 

そう思って、長くつきあった恋人のもとを離れたことがあります。何をどうやっても結婚願望のケの字もない彼に、ずっと悩んでいました。一番好きな人がとなりにいるのに、どうして私はこんなにも空虚な気持ちを抱えているのだろう。悩みに悩んだすえ「そうか、私はこのひとがとても好きだったけれど、一緒にいればいるほど『自分はこのひとの大切なひとではないのだ』ということも、何度も何度も繰り返し感じて自分を傷つけていたのだな」という思いに至りました。

その当時、私は彼の気持ちや愛情という、目に見えないものを信じていたつもりでした。いえ、正確にいえば「信じたかった」のだろうと思います。そして実際は「気持ちがないよね」「愛情がないよね」ということばかりを繰り返し相手の一挙手一投足から読み取ろうとする、疑いのまなざしに満ちた日々だったのではないかと、今となっては思うのですね。彼もしんどかっただろうな。

底知れぬ大きく深い穴のふちに立って、真っ暗な穴の底を見つめている夢を当時、何度も見ました。その深い穴というのは、「信じてる」というキレイゴトに満足して見えないふりをしていた、自分の心の暗い部分だったのかもしれません。なんて思うのは、歳月が経っていろいろ美化されているせいでしょうか。時間が解決してくれたということでしょうか。

 

さて、お恥ずかしい自分語りが長くなりましたが(ほんとにw)、若気の至りをちょっとだけご紹介したということでご容赦ください。まあ当時すでにそんなに若くなかったけどなという誰もがツッコミにくい事実はともかくとして、なんでこんな話を今更書いたのかというと、6月16日からうお座に位置する海王星が逆行をスタートするからです。11月22日に順行に戻ります。

 

逆行、というとイヤな気分にしかならないという方も多いかもしれませんが、海王星はトランスサタニアン、遠い遠い惑星です。ですから水星や金星の逆行のように「わぁー」「ひぃ〜」というような(←いくらなんでもザックリしすぎな表現)わかりやすい出来事、として表れるようなことはあまりないだろうと思います。「そういえばなんとなくそんな感じかも」という、薄ぼんやりとしたムードのようなもので感じられることはあるかもしれません。できれば意識的にそのムードにノッてみると、自分にとって役立つこともあるかもしれない、という感じでとらえていただけたらと思います。

 

その「ノッてみる」というのは、一言でいえば「現実を見る」ということです。

 

海王星とは、夢や理想、心、目には見えない思いなど、どこか「実体のないもの」を象徴する星座です。芸術や愛を意味することもあります。ほか、香りや涙、気体、お酒などもこのジャンルです。なんとなくイメージがつかめてきたでしょうか。見えないけれど、心のなかで大切にぎゅっと抱きしめていたいもの、あなたにはありますか。

その海王星が逆行するということは、大きなムードとして「現実に目が向く」「具体的な結論を出したくなる」ということが起こります。今までは「これでいいんだ」と受け流してきたものも、改めて考えたくなるかもしれません。それはきっと、夢からさめて何もかもなくしてしまうような淋しいだけのものではなく、あなたがあなたらしく生きるための何か、であろうと私は考えています。

 

考えてもしょーもないことを「わからんもんは全部ロマンや!」と片付けるのが良いときもありますが、この逆行期間は「ロマンどころの話じゃねえわ」と思う自分も大切にしたいよね、ということですね(笑)。いやもう「わからんもんは全部ロマンや!」って言葉、私は大好きなんですけどねw 

 

たとえば……

冒頭の私のしょーもないエピソードですが、今になって思えば、結婚願望のない彼と一緒にいるために必要だったのは「自分の希望を押し殺して一生懸命好きでいること」ではなくって、「彼にどんな対応をされても、自分の本質は損なわれてなどいない」という自尊心であり「でも、私はこの人とともに過ごす日々を大切にしたいのだ」という決意だったのだろうと思います。それができなければ、別れを選べばいい話であって。それが相手を尊重することでもあり、私はまだまだコドモだったなと思う次第です(笑)

そう考えるのはなかなか厳しいことではありました。けれども、ちゃんと現実を見つめられてよかったと、今では思います。私は私の人生を生きる、というほうに舵をきれましたので。

 

繰り返します。現実を見るということは、夢からさめて何もかもなくしてしまうような淋しくむなしく怖いものではありません。むしろ、あなたがあなたの大切な人と、あなたらしい人生を生きていくためのヒントにしようという決意をもって、見ていただけるとこの時期を良いものにできるでしょう。その過程では若干過去を振り返ったり、自分の暗い本心と向き合う痛みもあるのかもあるかもしれません(逆行ってそういうときです)。

でも、我々は夢ではなく現実に生きているわけです。どんなに頑張っても目に見えない“なにか”を、それでも「これだ」と信じられるような時間にぜひ、していただきたいと願っています。

流れるように過ぎていく日々のなか、もし「これって……」と思う瞬間がありましたら、ここでご覧になったことを参考にしてみてくださいませ。どうか、よい日々を。

 

 

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