占い師・真木あかりのブログ

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「しなさい」と言わない理由。

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今日、LINE占いで鑑定させていただいていて、ふと思ったこと。

 

昔からそうなのですが、私は「〜しなさい」的なことを言いません。

たとえば

「彼は諦めなさい」

「Aを捨ててBにしなさい」

とかですね。デキる占い師っぽくてかっこいいと思うのですが!!(なんて俗っぽい発言)

 

代わりに

「彼と別れたほうが、あなたが本当に願っていた幸せを手に入れやすくなります。考えてみてくださいね」

「Aを選ぶとこうなります。Bを選ぶとこうなります。あなたが幸せを実感できるのはBでしょうけれども、いかがでしょうか」

といったお答えの仕方をしています。

 

はい、まどろっこしいですよね(∪ ´ω` )

一度だけ、すごーく昔に「はっきり断定して欲しかったです」と言われたこともあります。ごめんなさい。。。一理あると思います。自分では見えない答えを知りたい、そのために占っていらっしゃるんですものね。申し訳なかったです。

 

私がこんなモタモタした言い方をする理由は、ふたつあります。

 

ひとつめは、答えは占い師が決めるものではないと思っているからです。私は、占い師は「見えたものをすべてお伝えする」のが使命だと思っています。それをどう受け取ってどう行動するかは、相談者さんがすることじゃないかなあ、と思っています。

 

たとえ彼と別れたほうが幸せだとわかっていても、今は彼と一緒にいるのが一番の幸せなのかもしれない。それで傷ついて結局別れることになっても、その人にとってはその「一緒にいる」というプロセスが、最終的に納得するための大事なパーツなのかもしれない。今後、その記憶だけを抱きしめて、強く生きていけるようになるのかもしれない。

理屈でいえば、AよりBが明らかにいい。それはわかってる。でも、その人にとっては、声を殺して泣くほどに辛くても、Aこそが希望なのかもしれない。

 

いろいろな可能性を、占い師が切り捨ててしまってはいけないと思うのです。理屈では割り切れない気持ちを、可能性を、私は汲んで差し上げたいと思っています。

 

 

ふたつめは、心理学的な観点から。

人から「〜しなさい」って言われてすることは、もしそこに本心との乖離があった場合、いつか必ずひずみが出ます。

本心からその道を選んだわけじゃないからです。物事は、自分の意思でしなければ、後で何かあったときに必ず後悔することになるのです。そして、自分を責めたり他人を責めたりする。それって、幸せじゃありませんよね。

 

人はどんな人生も選べます。

だからこそ、誰かに「〜しなさい」と言われて決めちゃいけないんです。自分で決めて、自分で選ぶからこそ、どんな結果になっても納得がいきます。自分が今体験していることの意味を、積極的に見出すことができます。

ひとりでも多くの人に、自分の人生を生きて欲しい。

だから、私はこれからもきっと「〜しなさい」って言えないんだろうなあと思います。

 

そしてこんなまだるっこしい感じで書いてるから、鑑定文の規定が1000文字以上となっているところ、2000文字とか3000文字書いてしまうんでしょう。読む側だって疲れちゃいますよね、ホント反省しています。読み切れなかった人がいらっしゃったら申し訳ない……(∪ ´ω` ) いそうで怖いです。全力で謝ります!

 

今後、簡潔な表現はなんとか心掛けていきたいと思っています……が「無理だろ」って思われていそうな気もするなあ(笑)。こんなにくどい鑑定でもあたたかいコメントやレビューをいただけて、私は本当に幸せ者だなと思っています。いつもありがとうございます。