占い師・真木あかりのブログ

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送られないメッセージもまたメッセージなのだ

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今週に入ってからずっと、

「LINE来ないなあ。……って、ああ、水星逆行か」

というのを1日に何回も繰り返しています。アホですかい自分とツッコミながら。アホですな。

2016年1月5日に逆行を始めた水星は、26日までその状態をキープします。この間、連絡は滞りやすく、予定は狂いやすく、交通機関は乱れやすい。さらにいえば、PCやスマホが不調になりやすいときなのでバックアップはしっかりね。

という時期なので、LINEやメールも滞りやすいのです。

 

占い師で、水星逆行を知っていてなお、こんなに「なんで来ないのかなあ、もう終わりなのかなあ」とめそめそしかけるわけです。私がアホと言ってしまえばそれまでですが、逆行などを知らずただ不安にさいなまれているだけの人は、どれだけ辛いことでしょうか。

人は、目の前の不幸に終わりが見えないから絶望するのです。

 

LINEやメールが来ない、または返信がない場合、ご依頼を受けてお相手の気持ちを読んでみると、ご事情はさまざまです。

  1. 嫌いになった
  2. 嫌いじゃないがどうでもいい
  3. 返信しようと思っていてタイミングを逃した
  4. 既読にした=「俺はOK」と思っている(何か異論があれば返信するから)
  5. (浮気や不倫がばれるのを恐れて)消したら返信を忘れた
  6. どう返信していいかわからなかった
  7. これといって用もないのに送るのもどうかと思っている
  8. 忙しくてそれどころではない
  9. 疲れていて寝落ちした
  10. 間違えて妻に返信した

とかでしょうか。

でもたいていは、受け取る側は「私に興味がないんだ」「もうだめかもしれない」「嫌われたかな」と受け取ります。何も送っていなくても、それ自体がメッセージなんですね。間違って届くときも、正しく届くときもあるけれど。

 

逆に考えると、送られたメッセージには全部「あなたのことを気にかけているよ、ちゃんと覚えているよ」という意味がこもっている。

おはようLINEやおやすみLINE、「元気?」なんて何気ない無数のメッセージ。「バーカ」「またね」なんてどうでもいいメッセージのひとつひとつにもぜんぶ。

 

相変わらず心待ちにしているメッセージは届かず、私のスマホは振動ひとつも伝えてくれない。でも、今まで送ったり送られたりしたものの貴重さに、改めて嬉しくなった水星逆行の夜でした。もうすぐ夜が明ける、ニューヨークに思いを馳せて。いつだってあなたのことを気にかけているよ。