占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2019年9月14日、うお座満月。美しい思い出は美しいままで、現実は現実として生きていく。

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2019年9月14日、うお座で満月が起こります。同じ日には水星と金星がおとめ座からてんびん座に移り、ここしばらく続いていたおとめ座ステリウム(星占いで扱う星がひとつの星座にぎゅっと集まること)が解消され、風通しがいい感じがしてきます。

 

夕暮れが少し早くなりました。夜風に秋が混ざるようになりました。季節のあわいに起こるこの満月のタイミングでは、どなたも少し感傷的な気持ちが高まるかもしれません。終わったこと、もう会えない人、戻らない時間。「思い出」とラベルを貼った古い箱のふたを少し開けて、そうしたものを改めてながめてみる人は少なくないだろうと思うのです。

こういうことを書くと「嫌だ、怖い」とおっしゃる方がときどきいらっしゃいます、もしそう思わせてしまったならごめんなさい。私は誰かを怖がらせるためにブログを書くことはありません。でも、今回の満月でそうしたことが起きたなら、それはあなたにとって決して悪いことにはならないはずです。「自分の人生を生きる。まっすぐな道じゃないかもしれない、でも少しでも幸せなほうを目指していく」というお気持ちでおられる限り、この時期のフラッシュバックはあなたを癒やす、大丈夫にするステップのひとつになります。だから、そういうつもりでいましょうね。

 

起こったことは変えられない。でも捉え方を変えることはできる。そうした言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。捉え方ひとつで学びにも成長にもつながります。とても価値のある考え方と思います。ただ人はときどき、ネガティブなほうにも捉え方を変えてしまうことがあります。「ひどいことが起きた」と思うときは、特に。

 

ただ、たとえ一瞬でもきらきらとした美しい思いをしたならば、その瞬間は否定しなくてもよかろうと思います。その後の一連の流れから学べばよく、わざわざクソみたいだったとかカスでしかないとか、きらきらと輝いた自分の思い出を汚さなくていいのです。そのときの自分は本当に頑張って、幸せになりたくて、精一杯だったはずです。それまで否定してしまっては、やるせないですよね。

 

人を前に進めるものは、学びや成長ばかりではありません。きらきらとした楽しいことを、自分は確かに獲得できたことがあったのだ、という思いが、より確かで自分自身が輝くことで得られるきらめきにつながっていくことも、あるんじゃないでしょうか。そしてそれこそがこのうお座満月で、あなたとあなたの人生を優しく癒やしていくのではないだろうかと思います。そして、次に進める体力も身に付けていけます。

 

14日を境に、自分と他人、自分と世界、とのバランスを取りやすくなってくる人は多いでしょう。嬉しい日も悲しい日も、私たちはごはんを食べて寝て、それぞれの役割を果たし、ニンゲンをやっていきます。そんななかで少し思い出箱を覗いてみたならば、暗闇のなかでも光を失っていないものたちがいます。過去のあなたが、精一杯頑張って得たものです。大事な、だいじなあなたの一部です。きらめきをきらめきとしながら、過去から現在に至るまでの自分を肯定し、顔を上げて歩いていくためのエネルギーにしてみてはいかがでしょうか。

こんな陰気な占いを書いているのは私だけのような気がしますが(すみませんw)、ご参考になる部分がありましたら幸いです。

 

星が大きく動くとき、そして満月前後はお気持ちが揺れやすい方も多くなります。どうぞご無理なさいませんように、そしてどなたにとっても良い満月となりますよう願っています。

 

 

(以下近況です)

占いだけではなんだかそっけないので近況を少し書いてみます。8月の終わり頃から、今年から来年にかけて出る占いをヒーヒー言いつつ書いております。いくつかの記事がWebや雑誌、ムックなどで出る予定です。個人鑑定再開の見通しが立たず本当に申し訳ないのですが、誠心誠意こめて書いてまいりますのでお許しいただけますと幸いです。

プライベートでは夏に引っ越しをしました。先日は新居に友人男子たちが遊びに来てくれて飲んだり食ったり楽しく過ごしたのですが、なぜか酔いも回ってから「みんなで筋肉体操」をするハメに……(∪ ´ω` ) まったく意味がわかりませんがこの夏の私は引きこもって原稿ばかり書いていて、唯一の賑やかで楽しい思い出がそれかと思うとクソッと思うばかりですwww 楽しかったな、またみんなでやりたいな。って筋肉体操ではなく飲み会!飲み会を!! ちなみに引っ越してずいぶん経ちますが、まだ書斎は片付いていな……ハッいやなんでもない。そういえば20代の頃、男と暮らそうと思って引っ越したものの多忙すぎて荷解きをしないままあれよあれよという間に2年が経ち、そのまま引っ越した経験があったようななかったようなハハハ合理的、ってハッいやもう本当になんでもない。そんな感じの毎日です。

 

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2019年下半期の運勢が本になりました。

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2019年8月30日、おとめ座新月。自分に嘘をつかないように、胸を曇らせることのないように。

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2019年8月30日、おとめ座新月が起こります。今、おとめ座には月、太陽、水星、金星、火星という近い星々が入り、ステリウムになっています。さらに天王星はおうし座に、土星冥王星はやぎ座にと、地の星座がくっきりはっきりとしていて気持ちがいいくらい。星占いで使う星10個のうち8個が地の星座って、いやもう紅白歌合戦が23時頃までずっとX JAPANみたいなものですね。もうずっと紅。紅の次は紅。ってもう何を言っているのか意味不明ですがそういう時期となります(雑なまとめ)。

新月、というと「スタート」のときですから何かを始めようと思ったり、気持ちをリセットしたり、叶えたい願いを胸に抱いたりと、少し現実を飛び越えていくような期待を抱く人は多いかもしれません。今回はそうした思いはありつつも、誰もがどこかしっかりと地に足がついた、純度の高いまっすぐな思いを胸に宿して現実を見ていく、周囲の人や状況とベストな折り合いをつけていく、そういう傾向が強いだろうと私は考えています。愛でも、仕事でも、対人関係でも。

 

ヤマシタトモコさんの『HER』という作品を私は愛しているのですが、そのなかにこんな一文があります。

あと何万年生きたって悩まない日はないし
誰が隣にいても孤独じゃなくなる日は来ないから 

ヤマシタトモコ『HER』祥伝社

 多くの人が「この悩みから開放されたらどんなにか幸せだろう」と想像し、誰もが「孤独で淋しい人生は避けたい」と考えます。それでも私たちが生きている限り、悩みが尽きることはありません。ひとつ解決したらまたひとつ。それが世の常です。孤独感も、ひとりの夜だけでなく人混みなかにいる白昼にだって訪れることがあります。ひとりで感じる孤独も辛いものですが、ふたりなのに感じてしまう孤独というのはまた別の苦しみを伴ったりもします。

悩みなんてなくならない。孤独感はいつ訪れるかわからない。それでも私たちは、社会のなかで、組織のなかで、家族というかたちのなかで、人に揉まれながら生きていきます。それぞれの役割を果たし、できうる限りの努力をし、孤独を飼いならし、誠心誠意ニンゲンをやっていくわけですね。誰と比べるでもなく、自分が自分に嘘をつかないでいられるように。胸のなかを曇らせずに済むように。そうした勇敢かつ実直な思いこそが、この新月では星々の後押しを得られるのではないかと思います。

 

この新月は、逆行中の天王星とトラインというかたちをとります。自分を変えるために、一歩踏み出したいという方にとっても意義のある第一歩となりそうですね。変化と安定は逆のもののようで、矛盾はしません。人は本能的に変化を恐れますが、成長は変化なくしては訪れないのです。そして成長するからこそ安定した人生も得やすくなるわけで、絶えず変化することが安定への道だったりもします。どちらも求めやすいのが、このおとめ座新月のタイミングとなるでしょう。努力も長続きしやすいはずですよ。

 

また、人を助けたい、力になりたいという思いが強まる人もいるでしょう。その場合は「これをしてあげたら……」ということは、思わずにいること。思わずにいられる程度の助力にしておくのもいいでしょう。どうしても見返りを求める気持ちが生まれるのであれば、それはそれで大丈夫。その気持ちに善悪はありません。ただ、運という観点から見るのであれば、その人に期待をかけるよりも、その労力や時間を自分のために使ってあげると運は良くなります。あなたが切実に欲しがっていることを、誰かに期待して不安定にしないほうが良いのです。

そう、自分メンテもこの新月期の重要なポイント。お疲れが溜まっている人は、休息に時間を使いましょう。おなかにきやすい時期でもあるので、飲んで食ってストレス解消! というのは避けたほうがベター。好きなものを適度に食べて、おふろに入ってリラックスして、うんと眠れると素敵です。あなたがちゃんと健やかに過ごしていることが、何よりも大切なことです。それでこそ、凸凹だらけの毎日でも、しっかりニンゲンをやっていけるというものです。

 

余談ですが、こうした「みんな」にも目が向くタイミングというのは、独特の息苦しさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。苦しくするために書いたつもりはないのですが、私が愛する本『叶恭子の知のジュエリー12ヵ月』の一節をご紹介したいと思います。胸のなかを曇らせずに現実を生きていくためには、こうしたことがとても大切なのではないかと、私はよく考えています。

たとえ、100万人の人がどんなに楽しそうにしていたとしても、そこに真から楽しめるものがなければ、「この世にたった一人のあなた」は無理に笑うことはありません。

笑う必要なんてない。でも、ただ笑わないだけじゃない。くさることなく、曲がることなく周囲と向き合い、そして真に笑うことができる場所を考え、得るために行動を起こす。そうした態度が、この新月にはよく似合うのではないでしょうか。

 

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

HER (FEEL COMICS)

HER (FEEL COMICS)

 

 

叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ)

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2019年8月15日、みずがめ座満月。「個」を尊重することで始まる明るい循環、誰もが誰かの愛しい人であるように

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2019年8月15日、みずがめ座で満月が起こります。時間は21:29、全国的に台風の影響で見えにくいところも多いでしょうか。ぽっかりと夜空に浮かぶ満月が見えるとなんとなく嬉しくなるものですが、たとえ厚い雲にさえぎられていても満月の力は変わりません。

雨の満月を思うとき、私はいつも『徒然草』第一三七段の「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に対ひて月を恋ひ、垂れこめて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し」という一文を思います。桜は満開時を、月は満月だけを楽しむものだろうか。雨に向かって月を恋しく思い、御簾の内側で過ぎゆく春を想像して過ごすのもまたしみじみ味わい深いものだ、というわけです。兼好法師はこのあとに「肉眼で見なくたって、桜も月も心の目で見ればいつでも自由に楽しめる」と言及するのですが……ってそろそろ「兼好はいいから原稿を書け」と言われそうですゲフンゲフン。そういえば中学のとき、定期テストで古典の答案用紙の裏側に小さく「古典はコテンコテン」と落書きをして提出したら、ものすごく大きなバツをつけられて返ってきました。なんなら間違えた回答についていたバツよりでかい。そんな……そんな……(›´ω`‹ ) ←そしていっこうに星占いの話が始まらない奴

 

さておもむろに我に返って今回の満月ですが、対岸のしし座が実に賑やかです。太陽には金星がぴったりと重なり、近くには火星が、少し離れて水星が同座します。とても強い、自己肯定と他者肯定の配置です。

私たちは社会のなかで協調し合って生きていますが、ひとりひとりが「個」であり、自分の人生を生きる権利を持っています。立場や役割が複雑に絡み合い、すべてが自由とはいきません。ただそのなかでも、「自分はこうする」という選択をすることができる、ということは常に心に留めておくとブレずにいられます。さらに、今回の満月では、自信を持っていいんだよ、大事に思っているから大丈夫だよ、ということを、誰かの生き方や言葉から感じられる人も多いことでしょう。

 

こうした星回りのなかで、この満月を契機にやっておきたいのは「人に頼るでも依存するでもなく、自分の人生を生きる『個』としてのあり方ができていただろうか。そして普段接する相手にも、そうした気持ちを尊重できていただろうか」と改めて振り返ってみること。できていた方は素晴らしいです。葛藤も不安もあったことでしょうに、よく頑張っていらっしゃいましたね。その調子で進むことで、自分らしく輝けるサイクルに乗っていけるでしょう。

ちょっとわからないなとか、できていなかったかなと思われる方は、自分を責める必要はまったくありません。このタイミングで、自分の「個」と周囲の人の「個」、それぞれを同じくらい大事に扱っていこうと思えればそれで十分です。大事なのは「どっちも大事!」と思うこと。そうすることで、接する人もまた誰かの「個」を尊重する流れが始まり、あたたかな循環を起こすことができるでしょう。

 

「個」を尊重するということの反対が、相手をコントロールしようとしたり、踏み込みすぎたりするような行動です。もちろん、そんなことをやりたくてやる人はいないはず。不安だったり、一生懸命だったりする気持ちが高まったゆえに……というケースがほとんどです。ただ、いきすぎるとこの時期はピリッと目を覚まさせられるようなことが起こりやすいでしょう。気づいた範囲で大丈夫なので、自分を上手にほどよい感じにチューニングしていきたいところです。

 

考えてみれば、私たちは誰もが決して交わらない「個」でありながら、誰もが誰かの愛しい人でもあります。好きだな、面白いなと思いあったり、旅先でふと友達の顔が思い浮かんでお土産を買ってみたり、スマホのカメラロールをスクロールしてはフフッとなったりします。「私には愛しいと思ってくれる人なんていない」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。私もそうしたことを、人生の折々でよく考えてきました。それでも実際は、私が買う花や本は「顔も見えない誰かのために」と頑張ってくれている人の愛や情熱の集積だったりしました。SNSでつながっている友達が、思い出して連絡をくれていたりもしました。そうした、人からの熱意や思い、言葉を受け取れる「個」と「個」のあつまりであることを感じてみると、この満月というのはいっそうひとりひとりに美しい輝きを投げかけてくれるのではないかと私は考えています。自分を肯定し、他人を肯定し、誰もがお互いを大事にできる良い循環を作っていけたら素敵です。

 

どなたにとっても、良い満月となりますように。

 

ちなみに冒頭、引き合いに出した『徒然草』第一三七段ですが「男女の情けも、ひとへの逢ひ見るをばいふものかは。逢はでやみにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち、長き夜を独り明かし、遠き雲居を思ひやり、浅茅が宿に昔をしのぶこそ、色好むとはいはめ」と続きます。満開の桜や満月だけを楽しいものと思うのではないように、恋のもっともきらきらした部分だけを求めずさまざまなシーンも含めて価値あるものと考えることに真価がある、というわけですね。とはいえ、しんどいものはしんどいです。真っ最中に読んだら「やかましいわ」と思っちゃいそうです。それでいいんだと思います。こうした教訓めいた話がもっとも「ははあ」と沁みてくるのは恋が終わりを告げて程よく色あせて、気持ちが整理されつつある頃であって、それもまた人生の妙味であろうと思う今日このごろです。

 

今回の参考文献は現代語訳併記で読みやすいこちら

 

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2019年8月12日、天王星逆行開始。「改革」の流れがふわっと和らぎ、穏やかな気持ちで自分のこれからを見つめられるタイミング。

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2019年8月12日、天王星がおうし座で逆行を開始します。詳しくはココロニプロロ様で連載している「真木あかりの逆行カレンダー」で書かせていただきましたので、もしご興味がございましたらご覧いただけますと幸いです。

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逆行というと、たとえば水星でいえば「連絡が来ない」「交通機関が遅延する」「スマホが死ぬ」、といったようにちょっとしたトラブルが連想される方も多いだろうと思います。一方で「再会」「過去にやり残したことにリトライするチャンスがある」などと決してマイナスなばかりの時期ではない、ということはもう1億8000万回ほど書いて……すみませんちょっと言いすぎました、えーと18回くらいですか(盛りすぎだろうよ)、書いているのですけれども、そもそもは「惑星がもたらす意味が弱まる」ということ。天王星のように、ときにショッキングな出来事をもって変わることを促す星の逆行の場合は、プレッシャーから解き放たれたようなホッとする時間が訪れることもあります。星座によって異なる意味は記事内に書かせていただきましたが、緊張がずっと続いていたような方はここで一度、心身を緩めるタイミングになるといいですね。頑張ってばっかりでは、疲れてしまいますから。

 

天王星は「自由と改革の星」と呼ばれます。土星が「制限の星」であり、腰を据えてコツコツと泥臭い努力をする機会をもたらす星であるのと比較すると、これまでの自分が抱えてきた「当たり前」をブチ壊して次のステージに進ませてくれる、ブレイクスルーの星です。自分を無意識のうちに縛り付けている思い込みや制限をバシッと取り払うのは、大抵の人にとっては心穏やかなものではありません。人は本能的に変化を嫌う生き物ですし、「変化=悪いこと」「変化=怖いこと」と直結させて考える人も多いからです。ただ、これまでの人生を振り返ってみると、今の自分にとってベストと思えることが実はそうでなかった・思い込みにすぎなかったということも、いくつかあったのではないでしょうか。私たちの目指すべきことは自分が自分らしく幸せに生きることであり、思い込みに縛られて生きることではありません。何が思い込みなのか、そして何がそうでないのかを見極めることは難しいです。正確に分かる人なんていないでしょう。それでも、見極めようと努力するなかで人は成長するし、かけがえのないものを手に入れるための鍛錬をしているのだろうと思います。

 

で、天王星逆行です。

3月頃から始まった、変化の波が一旦落ち着きます。「変われ!変われ!」と追い立てられていたような気持ちが、ふわっと緩む方は多いと思います。心に余裕が生まれるので、いろいろなことを前向きに考えやすいでしょうね。逆行は2020年1月11日まで。機会があれば「こうしなくちゃいけない」と思っていることが、本当に真実なのかということについて模索してみるのは素敵なことだろうと思います。記事にも書きましたが、変わったほうがいいと思えるのであれば「変わっていいよ」と、そっと自分にお話してみるのも良いでしょう。一度きりの人生です、よきようにやってまいりましょう。

どなたにとっても、良い逆行期間となりますように。

 

(以下近況です)

お盆休み…?(∩゚Д゚) アーアー キコエナーイ

クライアントに「連休ですね」と言われ「なんですかその悪質なデマは、大変けしからんですね」と返事をしたら、ひからびたミミズを見るかのような目で見られました。泣きながら原稿を書いています。

 

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2019年8月11日、木星順行。「自分はここにいていい」からふたたび進み始める、あなたの物語。

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2019年8月11日、木星が順行となります。木星は2019年4月11日から、いて座で逆行を続けていました。新年度に入ってちょっとした頃から、「このままでいいのかなあ」「自分はここにいていいのかなあ」といった、先が見えない感じがうすい霧のように日々を覆っていたようであれば、この順行のタイミングで「うんオッケー、この調子でやってこ」と思えるようになるでしょう。自分はここにいていいのだ、という不思議かつ絶対的な自己肯定感を得られる人は、きっと多いはずです。そして、そうした肯定の気持ちと呼び合うようにして、春頃から足踏みしていたことが動き始めることでしょう。

「ここにいていい」というのは、場所ではなく「生きてていい」くらいに、考えていただけたらと思います。今、たとえばいじめやパワハラなどで苦しんでいる方が「ここにいていい」と今の組織にしがみつけ、という意味合いではありません。「自分が自分として、生きてていい」ということです。そうした意味では、自分が自分として生きるために「ここにいていい」と思える場所を求める旅が始まる人も、いらっしゃるでしょう。

まあ、どんなときでも、誰でも「ここにいちゃいけない」なんてことはないわけです。足手まといになっているかな、迷惑かな、なんて思うこともあります。私は昨日、クライアントに原稿を送るついでに「御社のお仕事ですと屋外に出ることも多いですよね、熱中症などどうぞお気をつけください」と書いたつもりが「熱中など」とタイプミス。あろうことか「それ美味そうですね、飲んでみたいです」とノリノリな返事があってミスに気づき、顔から火が出る思いをしました。ぼうぼうですわ。なんなんだよ熱中酒って。スピリタスか。物書きとして、いや人としてちょっと恥ずかしすぎるだろう。何を考えているんだ俺は。しかしですね、こんなミスをしてもお客様にひとときの笑いを提供したという価値はあるわけです。って例えに持ち出した例が低レベルすぎますが(すみません)、たとえば右も左もわからない新人さんに仕事を教えたり、ミスの多い人にどうやってそれをなくしてもらおうかと考えるなかで、人は成長します。だからどんな人も「いていい」し、そう思って努力することが大事なんですよね。

 

今がそんなに元気じゃないという方向けにも、少し書いてみます。

無理強いはしませんけれども、「ここにいていい」「生きてていい」とまずは思ってみるのも良い選択です。それすらしんどいなら「OK」でもいいです。「ここにいていいのだろうか?」と疑問を持つことに一生懸命になってしまうと、どうしてもネガティブな材料ばかり目に止まってしまうことがあります。疑問のかたちをとっていますが、ベースの部分にあるのは「自分はここにいちゃいけないのでは」という思いなんですね。それが、ネガティブな材料と呼び合うようにして、心を下り坂に向かわせてしまうのですね。人生にはときどき、そうした暗い淵のほうに向かってしまうタイミングがあります。

「ここにいていい」「生きてていい」とまずは考えてみる。やってみるんですね。そうすることで、呼び合うようにして「いていい理由」「生きてていい理由」が、ぽろぽろと見つかってきたりします。たまに黒くくさった虫みたいに「ここにいていいのかな…」と思うことがあってもいいです。戻ってくれば大丈夫。その、戻るところの感覚をつかむためにも、この順行のタイミングで「ここにいていい」「生きてていい」と考えてみてはいかがだろうかと思います。考えることは、自分を救うこと。そしてあなたも十分わかっておいでかと思いますが、自分にしかできないアクションなんですよね。

 

翌12日は先日順行に転じた水星がしし座入りし、天王星が逆行を開始します。15日にはみずがめ座で満月も。少し動きの多い時期ですが、「そうか、こういう時期なのか。じゃあこうしよう」と見通しを立てておかれれば、振り回されすぎることはありません。今が元気な人も、そうでない人も、それぞれによい夏にしてまいりましょうね。

 

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【更新・掲載情報】「真木あかりのおやすみ占い」という新連載が始まりました

【真木あかりのおやすみ占い】8月4日〜10日

 

「あなたを、もっと自分らしく、アップデートする。」というビジョンのもと、女性を勇気づける情報やナレッジとなるような記事を配信されているウートピ様にて、新連載「真木あかりのおやすみ占い」が始まりました。毎週日曜、夕方に更新されることになっています。

 

この占いで私が目指しているものは、日曜の夜に読んで「よし、あたらしい月曜もいい1週間にしよう」と思えるように、心の栄養となるような占いです。日曜の夜って、けっこう思い悩んでしまう方が少なくない時間帯です。しょんぼりするようなことがあったり、プレッシャーをいっぱいに背負っていたりと、いろいろなご状況があるでしょう。それでも「よ〜し来週もいい毎日にするぞ」と思って寝るのと、「いやだなあ、朝が来ないといいなあ」なんて思いながらおふとんに入るのとでは、運のあり方も変わってくるのですよね。「仕事も恋も、ご覧になった方が新しく始まる1週間をより楽しみに迎えられるように」と願って、書かせていただいています。もしもお力になれるようでしたら、とても嬉しいです。

 

ウートピ「真木あかりのおやすみ占い」はこちらからご覧いただけます。

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【お知らせ】恋愛相談コーナーにて、ご相談を募集しています

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いつも私が書いたものをお読みいただき、ありがとうございます。

幻冬舎plusで連載している「ご縁の法則」が、9月から「午前0時の恋愛相談」としてリニューアルすることになりました。これまでは「ご縁」というものについて私がお伝えしたいこと、たくさんの方を鑑定するなかで知り得たことなどをお伝えしてきたのですが、一方的な発信だけでは足りないものがあるのではないか、と考えるようになりました。行き場のない思いに応えたい、という思いで、少し勇気はいりますがご相談を募集する、というかたちをとらせていただきました。

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1通もご応募がなかったらどうしよう……という怖さを抱えつつのスタートですが、もし私でお力になれるようなご相談ごとがありましたら、遠慮なくお送りいただければと思います。精一杯、ご回答させていただく所存です。

 

お悩み相談、というといろんなパターンがありますよね。人生経験豊富な、いってみれば人生の先輩的な方々が答えるもの。経営者や著名人など、時代のトップランナーと呼ばれる方々が答えるもの。恋愛や転職など、なんらかに秀でた経験を持つ方が答えるもの。私に何ができるだろうと考えたとき、占い師としてもひとりの人間としても、人の裏も表も普通の人より少し多く見つめ寄り添っててきたこと、いびつな自分と付き合いながら這い上がった経験が、多少なりともお力になれるのではないかと考えました。星座占いの観点から、お答えします。連載回数の関係上、お送りいただいたものすべてにご回答はできない可能性がありますが、どこにもやり場のない思いや声なき声を、預からせていただけますと幸いです。

 

▼ご応募はこちらから

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※「今月の恋愛運」については、継続して更新されます。こちらもぜひご愛顧いただけますと幸いです。

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