占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

2018年8月11日、しし座新月(日食)。過去を振り返り、自分を肯定しながら前に進むことの価値。

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2018年8月11日、しし座で新月(日食)が起こります。太陽は一番のびのびできるしし座に滞在しており、直前には逆行中の火星と同じく逆行中の天王星と不動宮のスクエアを作ります。さらにすぐ近くでは水星が逆行しているわけで、なんとも「一筋縄ではいかない」感じがします。

といっても嫌なことがおこるという意味合いではありません、心配なさらないでください。どちらかというと「新月!スタート!レッツゴー!」という明るく開放感のあるムードではなく、これまで歩んできた道を良いものもそうでないものもがしっと振り返り、長期戦の構えで前を向くという感じです。

水星逆行は過去と深いつながりがあります。過去のどこかに置いてきたもの、変わらずに持ち続けてきたもの。この新月ではそうしたものたちを一旦振り返ることで、私たちは澄んだ瞳で明日を見つめることができるように思います。すたすたと前に進むだけがすばらしいことではありません。振り返って確かめて、また振り返って目に焼き付けて、ゆっくりと進んでいくことにもまた、意味があるのだろうと思います。今回は、少し時間が経ってから「ああ、そういうことだったんだな」とわかる人も多いかもしれません。

 

後ろや過去を振り返ることについて、少し書いておきます。日々、占いの鑑定をしていてよくいただくご相談に「辛いことがあって、忘れなければいけないと思うのに忘れられず、前を向くことができない」「あの日から時間が止まってしまったかのようだ」というものがあります。誰だってしんどい思いを引きずるのは辛いです。前を向かなくちゃ、気持ちを切り替えなくちゃと周囲の人や本、占いに言われなくても、本人が一番そうしようと頑張っておられるのですよね。そして真剣に頑張っていたほど「ああ、やっぱりだめだ」と思ったときの悲しみや失望は大きくなるのです。

人の心は、ぱきっときれいに切り替わるときばかりではありません。揺り戻しを繰り返しながら、だんだん変わっていくことがほとんどです。特に辛いことから立ち直る過程においては、一気に治らないほうが良いのです。硬直した考え方になってしまいやすいからですね。揺り戻しを経験しながら「自分の幸せはそっちじゃなくて、こっちだよね」と繰り返し自分に確かめることで、自分にとって良い選択ができるようになるのです。

一方、あまりお勧めしたくないのは、過去に執着することです。「あの頃は良かった」という執着は、現在から目をそむけることです。人生において輝ける時期を持つことができたのは素晴らしいことです。でも、生きるのは今という時間です。過去をなつかしむことにエネルギーを注ぐよりも“あの頃”以上の未来をつくるために、今を生きたほうが幸福感は得やすいです。幸せとは、昨日より今日が、今日より明日がちょっと良いことですから。

「あのときとても傷ついた。私は一生立ち直れない」という思いも、過去への執着です。傷つけられること、踏みにじられることは人の心に大きな痛みを残します。何年経っても忘れられない、という経験を私もしたことがあります。ただ、繰り返し繰り返しそのことを思い出すのは、自分の心を何度も傷つけ直すのと同じことです。「一生立ち直れない」と繰り返し考えること、それは「あなたは立ち直れないよ」と自分に呪いをかけるのと同じことです。こうしたことが生み出す弊害というものは、おそらく想像がつくのではと思います。

 

過去を振り返るのは「いけないこと」「悪いこと」と思っている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。自分の糧となるような振り返り方をする、というところがポイントなんですね。

 

あなたにもこれまで、良いこともそうでないこともあったと思います。でも、その全部が、あなたが頑張ってきた軌跡なんですよね。過去を振り返りながらの新月(日食)というこの時期、生まれ変わるのではなく過去を含めて「どんな私も私なのだ。じゃあ、どう生きていこうか?」という自己肯定の視点を持てると素晴らしいのではないかと思います。過去の思い出を切り捨てようなどと、頑張らなくても大丈夫です。そんなことをしたら、頑張った自分までもナイフで削ぎ落とそうとするようなものです。自分がかわいそうですよね。切り捨てるのではなく、未来に持っていく過去を選びましょう。辛かった思い出ではなく、頑張った自分という記憶をしっかり選んで、ぎゅっと抱きしめて前を向くんです。そんな新月(日食)です。

 

今、星座ごとのメモです。もし当てはまるものがありましたらご参考にしてください。

★おひつじ座…自己表現。ライフワークとの兼ね合い。ふわふわしていたなら、自分の能力やお金などシビアな観点がキーワードになるかも。

★おうし座…ワークライフバランス。自分が大事にしたいものを大事にすること。いろいろ模索しながら「私はこうしたい」と自分の意見を固めていけると素敵。

★ふたご座…学び、知識、コミュニケーションで本当に必要だと思うこと。それらに関することで事情はどうあれ「目をそむけたい」と思っていることがあるならそれがカギに。

★かに座…自分が秀でていると思う才能や、お金のこと。パートナーがいるなら収入や働き方についての調整。友達や仲間の言葉で引っかかるものがあったら向き合って

★しし座…環境や人間関係の変化から自分自身を問い直すタイミング。仕事や自分の役割を果たすなかで、少しずつ変えていったほうがいいものがあるかもしれない。

おとめ座…心身を整えること。よくない生活習慣はあらため、ネガティブな思いを手放す。旅がそのきっかけになるかも。

★てんびん座…人間関係のバランス。幼い甘えからの脱却。人から受け継いだ立場や役割、お金、教えてもらったことなどを再確認すると良いかもしれない。

★さそり座…仕事において新たな転機。過去に力を尽くせなかったことをリベンジするチャンスでもある。ビジネスパートナーとしっかり向きあう必要性あり。プライベートでの心の拠り所も大切に。

★いて座…深い思索のとき。場所を変えること、旅行や留学が思わぬ転機となることも。健全な精神は健全な肉体に宿る。

★やぎ座…人から受け継ぐものがある。若干重荷かもしれないけれど、来し方行く末を振り返り頑張ってみたいところ。恋愛や子どものこととのバランスがカギ。

みずがめ座…人間関係において新たな曲面が始まる、または出会いがある。自分のやり方を押し通そうとせず、対話を試みて。

うお座…コツコツと頑張ることでのみ、自信が養われ傷は癒えていく。自分の時間を大切にし、無理はしないこと。

 

私はなんでしょうね、今までで一番、「とらわれ」から自由な心境でいます。過去、いろいろなことがありました。いまだに記憶がフラッシュバックのように襲ってきて、動けなくなることもあります。でもはっきりしているのは、もう私は誰にも自分という存在を踏みにじられたくないということ。だからそういう場所を、人を、仕事を、恋愛をきちんと選んでいくと決めています。まあこれからも落ちこんで部屋の隅で黒くくさった虫のように丸まってみたり、踏まれて「くそう」と思ったりもするのでしょうが(笑)今後1年くらい、この方針でまずはいってみようかと思う次第です。

 

(以下余談です)

最近はもうあまり嫌な目に遭うこともなくなりましたが、ときおり「このやろう」と思うこともままあります。まあ夏になれば蚊にさされ、甘くないハズレすいかに当たるようなものです。私の存在によって「このやろう」と思っている人もいるかもしれないので、社会で生きている以上お互い様なのだろうと思います。

大事なのが、こうした嫌な気分を引きずらないことです。そのためのテクニックとして最近私が開発(?)したのが「くだらない呪いを考案する」ということです。「ヤツの足の爪全部に人面瘡ができますように」とか「ヤツの鼻毛が異常に生えますように」といった感じのやつです。「なんてくだらないんだ」と半笑いになっているうちに、いつの間にかそのこと自体がどうでもよくなっています。人生、どうでもいいことについて「それは私にとってはどうでもいい」と思えることって大事です。気力もエネルギーも、どうでもよくないことに注がなければいけないのですから。ね。

ちなみにこういうことを公言していると、10円ハゲができた友人に「お前になにかしていたならごめん」と言われるなど、なんでもかんでも私の呪いにされることになります。気の毒だがそれは俺じゃない。

 

(以下宣伝です)

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2018年8月8日、天王星逆行開始。自分の人生をより自分らしく、自由に生きていくためには。

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2018年8月8日、おうし座の天王星が逆行を開始します。天王星は5月16日におひつじ座からおうし座に移動しましたが、11月7日に再度おひつじ座に入ります。

天王星は「改革と自由の星」と呼ばれます。私たちは時代が生み出した既成概念や親の教え、日々獲得してきたさまざまな価値観をなかば無意識に生きているわけですが、ときどきそれが通用しなくなることがあります。愛とはこういうものだ、仕事とはこういうものだ。こうした、これまで信じてきた価値観を打ち破られるわけですね。

それは少なからず、ショックを伴います。

ここで一瞬クリスタルキング愛をとりもどせ!!の歌詞、Youはshock!を思い出した自分が憎い。本当に憎い。その瞬間からもう脳内がYouはshock!のループである。若いお嬢さんにはわからないかもしれないが「北斗の拳」の主題歌なんですね。ああラオウ様がやおら巨大化して人を握りつぶす姿が目に浮かぶ。種籾のじいさんや「俺の名前を言ってみろ」のジャギもいいキャラだった。気になる方はYouTubeなどご覧いただくとしてわたくしはそろそろ気を取り直してゲフンゲフン

でもきっと、自分は以前のままだったらいけなかった。自分がほんとうに自分らしく生きていくためには、あのときに自分が変わってよかったんだ。そんなふうに思えたら、制限から解き放ち、個人がより自由に自分の人生を生きやすくしてくれる天王星の恩恵を良い形で受け取ることになるのではないかと思います。

天王星の影響においては、下記にまとめてありますのでご参照ください。

makiakari.hatenablog.com

5月あたりからなんとなく、上記のテーマについて価値観を変えざるを得ないような出来事が起きたり、「今までどおりにいかなくなった」という感覚を抱いてきた方は、この逆行期間でそうした圧力のようなものがふっと緩むのではないかと思います。さっそく改革路線に入っていた方は若干肩透かしみたいな出来事もあるかもしれませんが、大丈夫です。そういう時期なだけであって、あなたが頑張ったことがムダになるわけではありません。今すぐ良い/悪いの判断をくださなくても大丈夫ですからね。どなたも少し、自分が自分の人生を、より自由に生きていくためにご自身を振り返ってみると良いかもしれません。私にとって何が自由で、自分らしくいられるのか。

未来は選択の連続です。望む未来は作っていけます。アランが『幸福論』のなかで述べているように「人は望まない限り幸福にはなれない。だから、幸福を欲しなければならない」と述べているように。ただ、そのためには自分にとっての幸福が何か、認識できていなくてはなりません。だからちゃんと、自分にとって何が自由なのか、自分にとっての正解を考えてまいりましょう。天王星が導く自由は多少ショッキングな出来事を伴うこともありますが、あなたにとって損はないだろうと、私は考えています。

 

トランスサタニアンと呼ばれる遠い星ですから、水星逆行や金星逆行のようにガツンとインパクトのある出来事が起こるわけではなかろうと思います。そもそも天王星が順行に戻るのは2019年1月7日とまだまだ時間がありますから、焦らずゆっくり考えていきましょう。ふとした瞬間に「あ……」と、気づくようなことが、人生では意外と大事なカギだったりします。まあ北斗の拳を思い出したりもするわけですが。自分の一番そばにいるのは自分なわけですから、わかったつもりにならずゆっくり付き合ってまいりましょう。それって、究極の「自分を大切にする」ことでも、ありますので。

 

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2018年7月28日、みずがめ座満月(月食)。過去に旅をして、今を変えていく。自分の人生を生きるために。

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2018年7月28日、みずがめ座で満月が起こります。これは月食であり、逆行中の火星ととても近い位置にあります。反対側のしし座には太陽のほか逆行中の水星が同座しています。さらに、おうし座の天王星がTスクエアというかたちで、この月食に強い影響を与えています。ここまでの1年くらいを振り返り、過去の自分をたずねて心の旅に出る、といったお気持ちになる人はとても多いでしょう。インパクトの大きな出来事によってそうせざるを得ないような人も、いらっしゃるかもしれません。

 

ところで毎度突然話が変わって恐縮なのですが、このあいだ話題の白鳥エステに行ってきました。若い頃にものすごい貧乏をしたこともあり「芸能人でもないのにエステだなんて」と思っていたのですが、ずっと興味があったのです。「よっしゃ自分を大切にするキャンペーンを実施しよう」と言い訳をつくり思いたち、大きな仕事を終えたあとに行った次第です。

そしたらちょっと奥さん聞いてくださいよ、終わって鏡を見たらなんということでしょう。顔が綾瀬はるかですよ。というのは真っ赤な嘘ですが、あきらかに施術前より目が大きくなっている。ここまでデカ目になったのは300年ぶりくらいじゃないのもう。すごいなエステ。驚いてエステティシャンさんにお伝えしたら「それが本来のお顔ですよ♡」とおっしゃるわけですよね。いやいやいやいやいや。そんなそんなそんなそんな。好きになっちゃう

白鳥エステに関してはあと3,000文字くらい絶賛そして脱線し続けてしまう自信があるのですが、ちょっと正気に返って申し上げますと、顔にかぎらず「本来の自分」というものはいつでも自分とともいあるわけですね。いつもベストなコンディションではないのかもしれない、年をとれば変化もする。それでも、「今の自分のベスト」にはいつだって戻れると思ったのでした。「自分を見失う」「自分がわからない」なんて表現がありますが、自分はいつも自分とともにあるわけですね。

 

さて今回の満月です。月食や日食はだいたい1年から半年くらいの期間に起こったことが「満ちる」「達する」ときなのですが、今回の月食に関しては過去1年くらいの総決算、のような意味あいと見て良いでしょう。さきほど「過去の自分をたずねて心の旅に出る」と書きましたが、少なからぬ人が過去をふりかえり、自分のなかで「絶対に変わらない」と信じていたあり方や信じ方を、自分のために変えていくことになるのではないかと思います。向こう1ヵ月のあいだに何らかのインパクトある出来事が起こり、それを契機に「変えていくしかない、変えるんだ」という強い意思を持つ人も多そうです。

 

ただ、それはこれまでの自分を丸ごと否定するような、悲壮な決意ではないはずです。どちらかというと、「絶対に変わらない」と信じることによって抑圧されていた本来の自分に、やさしく光を当ててあげる時期、と表現したほうが似合います。

 

生きていると、たくさんの我慢があります。大切な誰かのためにする我慢、組織のなかでする我慢、世の中の「あたりまえ」や「常識」に押しつぶされそうになる我慢。素直な欲求をぐっと抑えているうちに、俗に言う「自分を見失ってしまった」状態になることは少なくありません。自分がどうしたいかわからない、自分で自分がわからない。一番近くにいるはずの自分が見えないというのは、どれほど不安なことでしょうか。そこまで思いつめてはいなくとも、なんとなく毎日がつまらないという人も、自分というものが少し見えなくなっているのかもしれません。

 

時間は取り戻せません。起こった出来事は変えられません。それでも、本当の自分はいつだってちゃんと自分のなかにいて、光を当ててあげることができます。この満月を契機として、心のなかで少し、過去に向かう旅をしてみませんか。過去のどこかの地点にいる「あなたらしいあなた」に気づいたならば、「この人生や環境でより良く生きるために、何をすればいいだろう?」と考えてみてはいかがでしょうか。それが、光を当てるということです。そうしたスタンスでおられると、この満月(月食)をうまく使っていけると思います。

 

変えていくといっても「よし毎朝滝に打たれるぞ」とか「よし蛍の光で勉強するぞ」とか、ものすごい努力でなくて大丈夫です。薪の上に寝て肝を嘗めるような決意で何かを成し遂げることだけが“生産性がある”ことではないのです。今までの自分ならやらなかったことをするだけで、発見はあります。たとえば白鳥エステで「それが本来の顔」と言われて舞い上がった私ですが(笑)、目に見える顔ですらこんな発見と心境の変化があるんですもの。心の旅はもっと奥深いはずです。ここまで来ちゃったんだからもう戻れない、何も変わらないという思いも少し脇において、自分を探しに行ってみませんか。

 

どなたにとっても、良い満月でありますように。

 

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2018年夏、水星逆行&火星逆行を含めた6星逆行。惑星の逆行に振り回されないために

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2018年7月26日、水星が「よっしゃ久々にやるか」という感じで逆行を開始します。これにより8月8日まで水星とすでに逆行している火星、土星海王星と計5つの星が逆行している状態になります。さらに8月8日には「俺も俺も」という感じで天王星が加わり、ここから8月19日までは6つの星が逆行することになります。

そもそも天体というものはだいたいどこかで何かが逆行していますから、逆行中の星がひとつもない時期、というほうがレアケースです。ただこの夏はさすがに多い印象ですね。さらには8月11日は水星逆行中のしし座で新月(日食)です。インパクトあります。イレギュラーなことが起こったり、ぎこちなさややりづらさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。8月8日からの天王星逆行についてはまた書くとして、今回は7月26日から8月19日までの、水星逆行と火星逆行が重なる時期について書いてみます。

 

ちなみに何度か書いてきたかと思いますが、逆行と聞いて「うわ〜最悪だな!!」という暗澹としたお気持ちになった方、いらっしゃいましたらぜひ「逆行は悪いことばかりが起こる不幸な時期ではない」ということを、まずは頭に入れておいていただけると嬉しいです。この時期だからできることもありますし、対策もできます。大切なのはネガティブの海に飲み込まれないこと。「そういう時期なんだ、じゃあこうしよう」と思ってみるだけで、たとえ望まないことが起こっても運気を好転させやすくなり、意味あるものにしていけるのですね。私はそれが、占いの健康的な使い方だと思っています。

こうした逆行のタイミングや低迷期が来るというと不安すぎて何も手につかなくなる、また悪いことが起こるのではないかと思う方はたくさんいらっしゃいます。前回の逆行時にとても辛い思いをなさったのかもしれません。ずっと我慢を重ねていらして、もう限界なのかもしれません。そうしたなかで逆行の時期を迎えることが、どれほど怖いことでしょうか。

私も毎日祈るような気持ちで生きていたことがあります。見るものすべてを怖がるような、どんなこともまずネガティブにとらえてしまうような経験もしました。逆行が怖くてたまらなかった。これ以上どん底になったら耐えられないと。でもこういう精神状態になってしまうと、自分から逃げ場や転換のタイミングを捨てているようなものなんですよね。辛いのに、さらに救いのない状況にアクセル全開ブレーキ禁止で突っ込んでいくわけです。「そういう時期なんだ、じゃあこうしよう」とどこかで、思えるようにしておけると素敵です。

 

そして、全員が全員しんどい思いをなさると決まっているわけではありません。星回りによっては、逆行時のほうがむしろ調子が出るという方もいらっしゃいます。そうした方の場合はわざわざ深刻にとらえる必要はありません。「ちょっと慎重に」くらいに捉えておいていただけたら十分かなと思います。

 

さあここまでで1000文字を超え、前置きが長すぎる占い師という芸風を(芸なのか)いかんなく発揮しております。そろそろ「いつ本文が始まるのかな!?」とご不安になってきた方も多いと思いますが、ご安心ください!ここから007がどうしたとか語り始めたりはしません。いやでもちょっとだけ触れるならダニエル・クレイグはやっぱり「スペクター」のラスト、船でヘリを追うシーンが最高オブ最高だと思うんですよね、こうバババババと船を

ってハッいやなんでもないです。

 

(気を取り直して)まず火星逆行ですが、火星は6月27日からみずがめ座で逆行を始めています。このあと8月13日にやぎ座に戻り、8月27日に順行となります。火星という意思や情熱を意味する惑星が逆行することで、6月末頃からどうにもお気持ちが内にこもりがちになったり、やる気が出ないといったモヤモヤや焦燥感がつのったりしていた方は多いかもしれません。

頭では「よっしゃ」と思うものの心がついていかない、そもそもテンションがあがらず焦りだけがつのるーーこうした状態は、普段から意欲的に行動を起こしていくタイプの方ほどお辛いものです。自分が自分でなくなってしまったような、そんな感覚すらあるかもしれません。結果としてイライラから暴走や爆発に至り、自己嫌悪に陥るようなことも。本来なら発展的な方向に使われるべき意思の力も、こうなってしまうと本当に「逆行」という意味そのままになってしまいます。

そこに水星逆行が重なるとどうなるか。今回の水星逆行は7月26日から8月19日までしし座で起こり、全期間が火星逆行とかぶっています。コミュニケーションがうまくいかなかったり、連絡が来ない・行き違うといった出来事が起きやすいのが水星逆行のシーズンです。コミュニケーションというものに関して自分の熱意が空回りばかりしているようで辛くなったり、「なんでこうしてくれないの」「なんで大切にしてくれないの」といった相手への期待が高まったりしすぎる、そうした出来事が起きやすいかもしれません。

 

ただ、逆行は悪いことだけが起こる凶の時期ではないよ、ということを先ほど書きました。水星逆行のときは、過去に思い残したことをリベンジしたり、これまでに受けた傷とむきあって折り合いをつけていったりするようなことができます。思いもよらない再会から、それが叶うこともあります。

火星逆行のときは、「ほどよく肩の力を抜いてじっくりと物事に取り組めるとき」でもあります。そうすることで、これまで自分がベストだと思っていたやり方や行動パターンが、実はどこかでほころび始めていたことに気づけることもあるでしょう。そのまま行けば、PCの熱暴走のように自分自身がだめになっていたかもしれません。

 

逆境のなか、コミュニケーションが取れないことで「大切にされていないんだ」と自分を傷つけるような想像ばかりして過ごしたり、やる気が出ない自分を責めたりしても、なにも解決しません。そこに生きるエネルギーを傾けるよりも、少し過去を振り返って自分の足元を、何を幸せと思って生きるのかを、今の自分への認識を再確認することに傾けてみませんか。そのほうが、結果的に人は自分の人生を生きていけるだろうと、私は考えています。

 

以上、特に水星逆行&火星逆行期(7月26日〜8月19日あたり)について細かい部分を補足しつつまとめますと

  • そういう時期だと認識し、焦りやイライラをムダに強めない
  • どんな自分もオッケーだとまずは思ってみる
  • 「ずっとやる気が出なかったらどうしよう」と思わない。「出るときになったら出る」と思っておく。根拠なんていりません
  • 過去は振り返ってOK。じゃんじゃん振り返って今に活かす
  • コミュニケーションや連絡まわりについてはそういう時期と理解しておく
  • 自分のこれまでを振り返り、ちょっと前のめりだったなとかよくなかったなと思うことがあれば、よりよいほうにチューニングしてみる(焦らずじっくりでOK)
  • 周囲の人としょっちゅうぶつかる原因になっていたクセがあれば、ちょっとずつ直していく
  • 大事なことは焦って決めない。8月27日以降がベスト
  • お前を嫁にもらう前に言っておきたいことがある PCとスマホはバックアップしておけ
  • かなり厳しい話もするが 俺の本音を聞いておけ 交通機関が乱れるぞ早めに家を出ろ

 

なんということでしょう。途中でさだまさし『関白宣言』が混ざってしまったようです。だがまあよい(よくない)。こんなところかなと思います。

 

くどいようですが、星の逆行は悪いことばかりではありません。ただし「悪いことばかりではない」からといって「辛いと思ってはいけない」ということはありませんので、ご安心くださいね。

しんどくてたまらないときは、しんどいと思って大丈夫です。辛いもんは辛いじゃないですか。消えてなくなりたいと思うならば、それが今の自分の真実なんです。無視しちゃかわいそうですから、しっかり目を向けてあげましょう。そのときはぜひ、自分にはちゃんと幸せになる力もある、ということも、心に留めておかれてください。

そして「こんなのいやだ」「幸せになりたい」というお気持ちになったら、箇条書きで書いた部分をご参考にしていただけたらと思います。えっさだまさしでふざけて台無し!?す、すみません。この歌にこめられた心が好きなので、つい魔がさして書いてもうた次第です。

 

 

(おまけ)

直近の星ごとの逆行スケジュールは下記になります。


★水星逆行 7月26日〜8月19日、11月17日〜12月7日
★金星逆行 10月6日〜11月16日
★火星逆行 6月27日〜8月27日
土星逆行 4月18日〜9月6日
天王星逆行 8月8日〜2019年1月7日
海王星逆行 6月19日〜11月25日
冥王星逆行 4月23日〜10月1日

 

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「一番」になるレッスン、という記事を書きました

幻冬舎plusでは「ご縁の法則」というタイトルで毎月15日にコラムを、月末に恋愛に特化した12星座占いを公開しているのですが、7月は「『一番』になるレッスン」というものを書きました。

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「ご縁の法則」の占いでは、「カップルの人」「シングルの人」「障害のある恋に悩んでいる人」、3種類に分けて恋愛運とアドバイスを書かせていただいています。これらのどのフェーズにいらっしゃるかで恋愛運として語るべきことって、かなり変わってくると思うのですね。まあそれを言ったら仕事運だって、転職願望のある人と、就活中の人と、まあ普通に頑張っている人と……ときりがなくなってしまうわけですが、恋愛という多くの人が悩むテーマにおいて、できるだけお気持ちに沿うかたちでものを書きたかったのです。正直なところ、毎月締め切り前には「連載開始前の自分よ、なぜこんなに細かく書きたいと提案した……(›´ω`‹ )」とちょっぴり、思ったりもしますが…笑

 

「『障害のある恋に悩んでいる人』ってどんな人ですか?」というご質問をいただくことも多いのですが、この記事で書いているとおり、不倫や彼女持ちの方との恋、を想定して書いております。ほか、ご覧になった方がどうしても乗り越えられない問題を抱えておられるのであれば、それも障害に含めていただいて構いません。

 

障害がある、頑張ってもどうにもできないことがある。それでも恋を続けていくという選択をなさるのであれば、私は占い師としてその方が少しでも、よりよい人生を生きていけるようにお手伝いをしたいと思ってこの仕事をしてきました。それで書いたのが、この記事になります。とてもデリケートなテーマです、取り上げるかどうかとても迷ったのですけれども、今悩んでおられる方の何かの支えになればと書かせていただいた次第です。

よろしければ、ぜひご一読いただけますと幸いです。

 

ちなみに、件の恋愛運に特化した占いはこちらです。

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2018年下半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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2018年7月13日、かに座新月(日食)。あふれ出る感情を、どうか希望につなげていけますように

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2018年7月13日、かに座で新月が起こります。時間は11:48ですね。この新月は通常の新月よりエネルギーの強い日食であり、冥王星ときれいなオポジションになっています。木星海王星と水のグランドトラインでもありますね。この日に限らず、前後数日くらいは感情というものが非常に強く、つよく揺り動かされるような出来事が起こる人は多いかもしれません。深い海の底に沈み込んでいくような、心のなかに大きなうねりが押し寄せてくるような。

普段は隠していた欲求や、きれいとは言いにくい感情も出てくることもあるでしょう。もしもそうなっても大丈夫です。それらは「抱いてはいけないもの」ではありません。きっとこれまで我慢して押しつぶしてきた部分であったり、自分を抑え続けた結果の澱のようなものだと思います。頑張った結果ですからね、否定せず受け入れてあげられるといいですね。

 

感情、というと「わ〜(›´ω`‹ )」とご心配になっていたりしますでしょうか。わ〜ってあまりに雑な表現すぎるだろ!というツッコミが飛んできそうですけれども、感情という言葉には「振り回されるもの」「ぶつける/ぶつけられるもの」「コントロール不可能なもの」という負のイメージを抱いている方が少なくないのです。

感情のあり方というものは、いろいろですね。喜怒哀楽のどれも彩りゆたかに感じる人もいれば、冷静かつ平常心がデフォルトという人もいます。その温度差で悩みが生まれてしまったり、同じ温度であるがゆえにぶつかってしまったりすることもあります。ただ、当然ながらどちらも良い/悪いではかれるものではなく、情がある/ないというものでもないのでしょう。

ひとつ言えるならば、占いというものを通して人と向き合ってきたなかで思うのは、「こういう感情は○○である」と決めないほうが良い、ということです。「私は激情タイプだからまたトラブルが起こるにちがいない」「あの人は感情を出さないから冷たい」といった感じでしょうか。沸き起こった感情は、今の自分の表出にすぎません。それを自動的に「こうに違いない」と過去の事例に結びつけてしまうと、「トラブルが起こる」「冷たい」というほうに恣意的に結びつけることになるからです。ほんとうは、そうじゃない未来だったかもしれないのに。

 

感情は、今の自分から出てきたもの。それをどういった未来に結びつけていくのか、ということは選ぶことができます。もしもこの新月で、強く胸に浮かび上がってきた感情があったなら「ならば、こうしよう」という希望や広がりのある方向に結びつけてみるのはいかがでしょうか。「こういうのはもういやだ。私はこう生きる」でも良いと思います。すでに起こったことを選び直すことはできませんが、未来はいつだって選べます。ものすごい立派な選択じゃなくたって大丈夫です。ちいさなことでも、あなたが大事なことならば。溢れ出る感情に流されるのではなくしっかりと耳を傾けて、自分がどうあれば幸せなのかを考えてみられると素敵です。

 

もしも「えっ感情……特に……ないかな!?!?!?」という方がいらっしゃったら、どうぞご不安にならないでくださいね。風に舞う木の葉のように運命の愛に翻弄されたり、泥水を啜りながら復讐を誓ったりするだけが人生ではありませんから、そういうものがないからといってご心配になることはありません。今が満足であればそれもひとつの感情であり、しみじみと感じておられるなら素晴らしいことです。良い選択をなさってきたご自分に感謝して、今後半年くらいの見通しを立てていかれるとよろしいでしょう。それも「選択」です。きっと今以上に良い展開というものも、得やすくなると思います。

 

念のため、12星座ごとにこの新月(日食)のテーマをざっくりとですが書いておきます。今後半年くらいの指針として、感情の気づきや心に浮かんだ目標があれば、メモしておくと役立つかもしれません。マンダラートなどを使って連想を広げてみるのもおもしろいでしょうね。

 

★おひつじ座…家族、家庭、家のこと。職場やグループのこと。
★おうし座…基礎的な学習、コミュニケーション、知的好奇心。
★ふたご座…お金、所有物、得意分野、能力。
★かに座…アイデンティティ、自分に関すること、新たに始めること。
★しし座…囚われからの開放、精神的な成長、自分とじっくり向き合うこと。
おとめ座…身近な人との絆、チームワーク、将来の展望。
★てんびん座…仕事!!!
★さそり座…視野を広げる、出張や異動で遠方に行く、深い勉強や研究、探求。
★いて座…周りの人の助けを得る。精神的にも物理的にも、大事なものを受け継ぐ。
★やぎ座…パートナーシップ、交渉や約束などの濃いコミュニケーション、出会い
みずがめ座…コツコツとやるべきことをやる、生活を整える、健康
うお座…愛!!! クリエイティブなお仕事の方は自己表現。

 

ちなみに私はいて座ですが、周りの人からいろいろな助けをいただいていると思います。黒くくさった虫のようになって部屋の隅に転がっているときもありますけど、引き立ててくれるクライアント様やごはんに付き合ってくれる友人に恵まれています。本を読めば先人たちがすでに、私のくさった虫のような悩みに答えを出していたりもします。今まで、楽しくも美しくもないこともたくさんあった。でも、それすらも今「ならば、こうしよう」と思える心の筋肉をつけることに、役立ってきたのだろうと思います。

って偉そうに書いていますが、実は私、物事をむりやりポジティブなほうにとらえるのは好きではありません。よくなかったことはよくないじゃないですか。「ウ●コからはウン●しか生まれねえんだよ!!!」と吠えたりもしますけど(理性の伏せ字)、自然に上記のように思えるほうにいける自分の能天気さは好きです。きっと、無理してポジティブに考えるのは苦手でも、「いつかどうかできる」と自分を信じているのでしょう。ちなみにこう思っているときは100%ノーアイデアです。どうかってどうなんだよ状態ですよもう。

今は感情の渦に飲み込まれそうな方も「いつかどうかできる」と思ってみると、人生も少しはしのぎやすくなるかもしれません。

 

どなたにとっても、良い新月(日食)でありますように。

 

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