2017年 おうし座の運勢（年間占い）

2017年　おうし座の運勢（年間占い）

 2016年、いかがお過ごしでしたか。ホロスコープ上でおうし座の人の運勢を拝見すると、2016年9月頃まではとても華やかなきらめきがおうし座の人たちの上には舞い降りてきていました。恋人やパートナー、また子どもと楽しい時間を過ごしたり、何かを作り出したりすることに一生懸命に取り組んでおられた人はとても多いことと思います。もちろん楽しいばかりではなかったと思います。頑張って来られましたね。

秋からは少しずつ、そうしたいわゆる“テンションの高い”状態も平熱を取り戻し、それと同時に少し忙しくなってきたという人は多いのではないのでしょうか。2016年秋から2017年秋にかけて、おうし座の人は仕事や日常生活、心身の健康といった少しストイックな部分にスポットライトが当たることになっています。そして地味に忙しいのです。コツコツと目の前のことをこなしながら、心を、体を、そして思考を整えていくようなタイミングと言えるでしょう。と言ってしまうと華のない時期と聞こえてしまうかもしれませんが、おうし座の人はじっくりと自分のペースで物事に取り組むことが得意でいらっしゃるはず。自分の世界を整えることは“性に合う”部分が大きいのではないでしょうか。きっと、悩むこともまた楽しいといった充実感があるのではないかと、私は考えています。

さて、私たちはそれぞれが自分の人生を生きているようで、実際は「流されて現状がかたちづくられている」ということも少なくありません。「こういう状況だからこうするしかない」「普通、これが当たり前だからこうする」ということは、人間が社会的存在であるからには避けて通れないことでしょう。それでも、なお自分らしく、より良い人生を生きていくためにはどういった状態が望ましいのか。2017年は心身を整えるプロセスの一環として、そんなことに思い至る機会もたびたび訪れます。大きなことじゃなくていいのです、日常のことです。たとえば楽しく仕事を続けていくために、どういった余暇の過ごし方をするべきか。プライベートを大切にするために、仕事をどう進めていくべきか。そういったことを、ときに自分の心の声を聞きながら考えてみると、この時期を最大限に活かすことができるだろうと思います。

心の声といっても、高尚なことばかりではありません。ときには腹黒い声もあったっていいのだと思いますよ。私なんて天皇誕生日・クリスマスイブ・クリスマスとコンボで仕事だったりした数日前「今日楽しい思いをしている全人類が●びますように」なんてチラッと思ったり思わなかったりしましたからね、というのは冗談ですが（面白くない上にいろいろとダークである）、そうしたものが実は、現状を変えるエネルギーになるというのは非常によくあることです。自分が果たすべき義務を肯定的に捉えられるようになったり、仕事や人との関係を前向きなものにしていったりもするでしょう。2017年はそうしたことができる年と言えます。どんな思いも、あなたのものです。蓋をすることなく、目をそむけることもなく、大切にしてあげてください。

ちなみに私のクリスマスの件は（もう誰も知りたくない情報かと思いますが）「今年のサンタさんからのプレゼントは仕事だったのだ」と思うことにしました。ずいぶん低レベルなお話で恐縮ですが、こういったこともまた「向き合い方」のひとつではあります。ちなみにまじめな話をしておきますと、幸せそうな人を見たら「おめでとう、幸せにね！」と思っていたほうが運気は良くなります。

さて観念的な話から私のダークな思いをさらけ出すという思わぬ展開に「本当にこの占い師は大丈夫なのか」と不安になってきた方もおられるかもしれません。なんというか、いらん話を織り込むというのは会社員時代からの悪癖でしてもう。2017年の運勢、詳しく掘り下げてまいりましょう。

10月まではばたばたと忙しい時期が続いていきます。仕事や自分が課せられた役割についてやるべきことが山積みで、タスクを整理して効率よく進めていかないと、やってもやっても終わりません。苦手なことにも直面することになるでしょうが、2017年に経験する課題については逃げたり、人にうまいこと押し付けたりしないほうが良いと思います。「できない」と思ってしまうと、ただただ心身ともにしんどいばかりで発展もありません。「こうすればできる」という現実的な解決法を見つけて、ひとつひとつクリアしていく。そうした姿勢が運気を上げ、あなたを楽な、より良い方向に導いていきます。先に触れたように、自分らしく、より良い人生を生きていくためにはどういった状態が望ましいのかといったことを考えながらであると、この時期をベストなかたちで活かすことができるでしょう。

こうしたディレクションは、仕事や役割といったものだけではありません。お金のこと、健康状態、日々のスケジュール、日々の家事などにちゃんと目配りし、より良い状態に整えてみると堅調な発展が得られるときです。自分からするのも良いのですが、何か日常生活の中で問題が起きたなら「整えるタイミングが来たのだ」と捉えてみてもいいでしょうね。

対人関係も同じです。仕事で部下を抱えている人なら、メンバーのマネジメントに力を入れたいところです。彼らが何を望んでいるのか、どう頑張れると幸せなのか。お一人おひとりに、これまで以上に丁寧に向き合ってみてはいかがでしょうか。家族がいる方であれば、パートナーやお子さんの体調管理、日々のリフレッシュ、お金のことなどに意識を向けていけるといいですね。

目上の方とのしがらみや相続関係の問題、実家や自宅の不動産まわりのお悩みごとなどは、おそらくですが今年、解決に向かう見通しです。これまで何度も悩まされてきたお話であっても、少々意外性のある形で解決を見ることでしょう。少なくとも昨年のように大変なことはなさそうです。

少し先の話をしてしまうと、2017年10月からはパッと視界が開け、いろいろな人が「あなたと話がしたい」「あなたに力を貸して欲しい」と声をかけてくることになっています。とても華やかな時期で、ここで自分のやりたいことを大きく広げたり、自分の世界に誰かを招きこんで毎日をより充実したものにしていったりするおうし座の人はとても多いでしょう。幸福のチケットはたくさん用意されるはずですが、その枚数というのは10月までの過ごし方にかかっています。どれだけコツコツと自分を整え、努力できたかによって、あなたが目にする風景は随分と違うものになるのではないかと思います。

＜恋愛運＞

2017年前半は恋愛へのテンションもトーンダウン。シングルの人なら日々やるべきことに忙殺されて恋愛どころではない、といった心境になるかもしれません。カップルはラブラブの季節を過ぎ、倦怠期に向かうでしょう。相手の現実的な欠点が見えてきたり、逆にあなたのほうが手抜きになってきたりと、慣れてきたからこそ出てくる危機もあるかもしれません。とはいえ、愛が冷めてしまったということはないはず。なんでも溜め込まずに話す、相手を尊重するといった地道な関わりを通して愛を深めていかれると、この時期なりの発展が期待できます。甘美なばかりではない、ほろ苦いところも含めて恋や愛。そんなふうに、お気持ちに余裕を持ってみてはいかがでしょうか。ほろ苦さを楽しめるのは、大人の特権ですからね。

8月以降、愛情面に少しずつ追い風が吹き始めます。忙しい時期でもありますが、人を愛する気持ち、ときめく気持ちというものもぜひお忘れなきように、と思います。10月、愛情面での追い風はいよいよ本格的に。ここからの1年で結婚に進む人はとても多いかと思います。幸せをしっかりつかんでいきたいですね。

ただ、もし愛情もなく惰性でズルズルと続いていたような関係であれば、この時期に終わりを迎える可能性もあります。情熱に下支えされた愛はすてきなものですが、情熱だけでは続きにくい愛がほとんどです。きっとその陰には愛するためのたくさんの努力があるのですよね。そうした努力を積み重ねるには、2017年というのはまたとない好機です。そして努力を積み重ねるつもりもない関係は、終わっていくということです。

＜仕事運＞

コツコツと努力を積み重ねていくこと。当たり前やないかいと言われそうですが、おうし座の2017年はこれがすべて、となります。総合運のところで述べた通り、苦手な分野の仕事を担当することになる人も多いでしょう。ただ「どうすればできるのか」を考え、ひとつひとつ地道に突き崩していくことが最短の道となるはずです。意欲を持って仕事に取り組めているなら、どんな仕事もチャンスと思って受け入れてみると良いですね。ここでの頑張りは2017年10月以降、思わぬ形で評価されたり、引き立ての理由になったりします。あなたのペースで、ぜひ取り組んでみてください。ただし根性論で長時間頑張っていると体も気力ももちません。スケジュールやコスト面の効率、ご自身の体調などをよく把握して、総合的にベストを尽くすようにしましょう。

もし、現状の仕事がつまらないと思っているなら要注意。もちろんつまらないからといって、おうし座の人が不真面目にこなすとは思えませんが、気を抜けばそれは想像以上に多くの人に見られているはずです。力や手を抜かず、モチベーションのコントロールをしっかりとやっていきましょう。

転職を考えている方は慎重に。特に2017年前半は落とし穴も多くなります。「こんなはずじゃなかった」といった話にもなりかねないので、慎重に動くといいでしょう。できれば10月以降のほうが、有利な引き合いも増えてくるはずです。

2017年、頑張ってまいりましょう。あなたの毎日がより充実したものになりますよう、心から応援しています。

真木あかり

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2017年 ふたご座の運勢（年間占い）

2017年　ふたご座の運勢（年間占い）

2016年はいかがでしたか。じっくりと自分の核や足場を固めていく、という傾向の年でしたから、充実した1年を過ごされたことでしょうね。秋からは、ふたご座の「愛情」と「価値あるものを作り出すこと」というテーマに対して非常に強い追い風が吹き始めました。ただ、今のところこうした言葉が持つあたたかさ、華やかさといったものはあまり強くは感じられないかもしれません。それどころか足を引っ張られたり、行く手を阻まれたりといった具体的な厄介事に見舞われた人も多いのではないか、というのが僭越ながら私の見立てです。

世の中いいことばかりだと嬉しいのですが、なかなかそうもいきません。たとえば恋に甘さと痛みが共存しているように、成功に一抹の寂しさがひそんでいるように、物事はいつも表裏一体です。今は星々のフォーメーションが、ふたご座の愛情やクリエイティビティ、コミュニケーションといったものに影を落としている時期にあたっています。数々の喜びがあった一方で、人間関係に起因する「産みの苦しみ」に臍を噛むようなことも、決して少なくなかったでしょう。頑張って来られましたね。

ふたご座の人は知的好奇心が旺盛だと一般的に言われています。それは決して「知識」だけのことではないのだろうと私は考えています。もちろん「知りたい」と思った対象へののめり込み方は人一倍強く、広く深く知的な探索を楽しまれます。知識だけではないと申し上げたのは、それと同じように、対人関係でも広く深く誰かと理解し合う、誰かの欲しがっているものを探す、誰かのためになろうと頑張る、といったことを無意識レベルでやっているようなところがあるからです。情報というものを介して、有機的に人とのつながりを築いていくことが大好きなんですね。ですから、ふたご座の人を友人や恋人に持つ人は嬉しい驚きに事欠きません。長く会っていなくても「あなたが好きそうなものを見つけたよ！」と、まるで昨日会って話をしていたかのように突然連絡を寄越すのがふたご座の人です。ちょっと質問しただけなのに、ドン引きするほどアツく詳しく長時間にわたって知識を披露してくれたりもします。2016年のあなたもきっと、そうしたコミュニケーションで周囲の大切な人たちに、たくさんの喜びや驚き、嬉しさや幸せをもたらしてきたのでしょう。

こうしたコミュニケーションにまつわる熱さというものは、相手によっては困惑の対象になることもあります。踏み込みすぎたり、自分と同じだけのアツさを求めてしまったりすることもあるでしょう。ふたご座の人が生来持っている、純度の高い反骨精神のようなものが強く出すぎて摩擦を起こしてしまうこともあります。2016年はまさに、こうした一面がちょっとしたトラブルを招きかねない年だったと言えるかもしれません。

でも大丈夫、2017年は明るい兆しが見えています。仕事上のつながり、パートナーシップといったものにおける難しさは解消されていくでしょう。これは星回りのおかげでもありますが、2016年のあなたが努力したからこそ、成長できたからこそでもあります。頑張っていらっしゃいましたもんね。しんどかったことも、悲しかったことも、ちゃんとあなたの血となり肉となっています。これからは今まで手に入れたコミュニケーション能力を武器に、「愛情」と「価値あるものを作り出すこと」、そのどちらも純粋に楽しめるような、すばらしい人間関係が築いていけるはずです。

さて2017年の運勢と言いながら振り返りばかりじゃねえか！　と不安になっている方も多いかと思います。ここまでで1400文字使っていますからね私。くどい性格で申し訳ありません（ホントにｗ）。

気を取り直して2017年、具体的に掘り下げて参りますと「ワクワクすることをガンガンやっていこうぜ」という意味合いの年になります。興味があることにはどんどん手を出してみてください。夢はいくつ抱いても構いません。おそらくですが、2017年にあなたが興味を持ったことや描いた夢にはさまざまな人が興味を示し、あれこれと意見を出し合いながら実現に向けて力を貸してくれることになります。秋が深まる頃には、あなたは2016年には想像もしなかったような「自分にしかできなかったもの」を創り上げているのだろうと思います。自分より上の立場の人、最初は自分を引き立ててくれようとした人や組織とは衝突もあるかもしれませんが、それもまたあなたが作りたいものをより良いものに磨き上げるために、必要であった有形無形のギフトです。反骨精神は少しだけおさめておき、あなたなりに誠意を尽くすように意識されると実りも大きくなるでしょう。まあ「この野郎ふざけるな俺をなめるなよ」と思うことも人生に、クソほどありますけれどもね。でもそうした気持ちをぶつけて、ウンコの投げ合いみたいになるのはあまり上品な話ではありません。特に2月から6月にかけてのそうした出来事は、きちんと消化することを心がけるとよろしいと思います（ウンコだけに…ってすみません…）。

2017年、ふたご座の人が意識していかれると楽しくなるのは「夢中になる」というお気持ちです。大好きな人、大好きな仕事、没頭できる趣味、子どものこと、何かを作り出していくということ。どれに関しても、夢中になれることを優先順位の一番に選んでいけるといいですね。先にも述べた通り、あなたは何かに夢中になることには事欠かない人です。夢中の総量が多ければ多いほど、2017年のあなたが得るものは広がっていきますよ。オンだけでも、オフだけでももったいないのが今年です。あなたはすばらしい想像力の翼をお持ちです。それを最大限に広げて、貪欲に楽しんでいきましょう。何をしても埋まらなかった心のパズルの欠けたピースが、今年、見つかるかもしれません。

＜恋愛運＞

恋についてはかなりドラマティックな1年です。2017年は公私ともにアクティブな気持ちになる人も多いはずですが、恋においても例外ではありません。シングルの人にはさまざまな出会いが訪れます。想像もしなかったような相手と思わぬタイミングで付き合うことになったりするので、心の準備はしておいたほうがいいかもしれませんね。愛し愛し合うという、恋愛の一番楽しい季節を満喫される方も多いことでしょう。

カップルの人には進展が期待できます。結婚をしたり、子どもが生まれたりといった嬉しいイベントはもちろんですが、改めて愛情を確かめ合うようなタイミングも訪れることでしょう。

現状で解決が見られない関係のカップルには大きな転機が見られるかもしれません。パートナーシップにおける試練は和らぐとはいえ、今年いっぱいはまだ影響を残します。信頼感を持てない相手との関係は終わりにすることになるでしょう。また、資産や不動産、お金の問題といったものが愛情面に影響する暗示も出ています。お互いの納得がいくよう、着地点をしっかりと見つけるよう意識するとよろしいでしょう。

＜仕事運＞

あなたの感性やアイデアが発揮できるときです。「作り出す」というテーマを意識していくとよろしいでしょう。企画、ものづくり、デザイン、創作といったクリエイティブな仕事を糧としている人にとってはまたとない活躍のチャンスです。おそらくはかなりハードで、自分の力を常に試され続けるような展開もあると思いますが、それは紛れもないチャンスです。単なる労働力の搾取ではないはずですから（ただしこの世界には人材を使い捨てしようとする人や企業もいますので、見極めはしっかりとなさってください）、体に無理のない範囲で前向きに挑戦なさってはいかがでしょうか。今年のアイデアや創造力は無限大ですし、何よりもあなたが楽しいと感じられるはずです。

こうしたお仕事に関わらない方であっても、たとえば時流に合わなくなった制度やシステムをゼロから作り直すとか、ワークスタイルを自分に合ったものに調整していくとか、いろいろな試みができることだろうと思います。

ここに至るまでの間、チャレンジしたものの志半ばに終わったことに関しては、2017年にリベンジするチャンスが訪れます。胸に引っかかっていることがあるなら“あの日のつづき”を始めてみませんか。きっと実りある時間になることでしょう。

一点、ご注意いただきたいことも申し上げておきます。きらめくような楽しい仕事を自分で作っていける年ではありますが、知的財産、権利関係、不動産といったテーマにはご注意ください。誰かと共同で事業や経営をなさっている方は特に注意が必要です。それらに関わるメンバーによって思わぬトラブルが引き起こされたり、力関係の変化により悩まされたりするかもしれません。もしそれが起こった場合は精神的にも仕事上でもかなりのダメージとなるでしょう。現状で思い当たることがあるなら、できるだけ早いうちにトラブルの芽を摘んでおくようにしたいものです。2017年は何事もいきなり感がありますから、打てる手は早めに打っておきましょう。

2017年、楽しんでまいりましょう。あなたにとってすばらしい1年になりますよう、心から応援しています。

真木あかり

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2017年 かに座の運勢（年間占い）

2017年　かに座の運勢（年間占い）

2016年はいかがでしたか。移動がキーワードとなる年ですから、旅行に趣味に出張にと、あちこちに足を運んで活気のある日々を送られた人は多いことでしょう。おつかれさまでした、頑張って来られましたね。秋頃から、かに座の人は自分にとってのベースキャンプとも言える場所に関心が向かう星回りとなっています。ベースキャンプのかたちは人によってさまざまですが、たとえば自分の部屋や家庭、慣れた職場、また気がおけない間柄の人との付き合いだったりします。決して引きこもるという意味合いではないのですが、自分が自分であるためにまわりの大切な人をきちんと大切にする、自分自身も幸せでいるといったことに力を注いでいく方がとても多くなるだろうと思います。

背景にあるのは、2015年頃から始まっている、言葉にできないような重圧感かもしれません。仕事で期待されること、対人関係の軋轢、はたまた納得のいかないことでもじっと我慢をせざるを得ないような状況……そういったものが訪れやすい、言ってみれば試練の星が巡ってきているのです。心身ともにどこか常に疲れている、何をしてもスカッと気持ちがきれいに晴れ渡ることがないようなこともあったでしょう。こうした状況が重層的に絡み合って、自分のベースキャンプに戻ろう、安らげるところに帰ろうといった気持ちが強くなっているのかもしれません。

ただ、こうした重苦しさといったものは2017年、次第に和らいでくるはずです。完全に終わるのは2017年末のことですが、って今「先すぎるわ！」とツッコミを入れたくなった方も多いと思うのですが、いつまでも続くものではありません。今年は複数の星がフォーメーションを組んで、あなたが感じてきた重苦しさを和らげる働きをしてくれます。もしもしんどくなってしまったときは、どうぞ思い出してくださいね。状況はだんだん良くなります。物事は、あなたが想像しているよりももっと良い状態になっていくはずです。心配はいりません。

さて、話を少し戻して、あなたにとってのベースキャンプという、今年のテーマについて掘り下げてみたいと思います。最も大きなウェイトが置かれるのは家族のことでしょう。家族との関係づくり、家族と一緒に過ごす時間に意味があります。意識しないでいると、お互いの気持ちにズレが生まれやすい暗示があります。心配事や不満は溜め込まずなんでも話すこと、また家族にも話してもらえるムード作りを意識すると良いですね。親、祖父母世代との語らいからは、貴重な学びがありそうです。連絡は密に取るようにしたいものです。

この時期は、住まいそのものについても調整が生じる可能性があります。たとえばリフォームや住替え、建て替え、不動産の購入などを検討するには非常に良いときでしょう。そこまで大ごとではなくとも、少し大掛かりな片付けをしたり、日々快適になるよう整えたりするのはこの時期の運気の流れを良くしてくれるはずです。ガーデニングやDIY、ハンドクラフトがお好きであれば、それらに打ち込むのもいいでしょうね。ポイントは「自分が嬉しいこと」、家族がいるなら「自分と家族が嬉しいこと」を選ぶということです。

金銭面でも、家族や家への出費は惜しまないようにしたいもの。もちろん財布と相談にはなってくるでしょうが、この時期に家族と過ごす時間は後々振り返っても、素晴らしいプライスレスな宝物となるはずです。一点、不動産購入についてだけは、さすがに金額がデカいので慎重になさってください。おそらくかなりイケイケドンドンな気分になると思いますが、そこはグッとこらえて地に足の着いた選択をなさったほうがよろしいでしょう。

仕事で自分にしかできないこと、専門的な知識といったものを持っている方であれば、それに磨きをかけるのもいいでしょう。技術や知識を向上させたり、洗練させたりといった行動はいずれもプラスとなります。自分ひとりにしかわからないこだわりなども、追求しても良いときです。

ここまで述べてきたことは、一見するとただ「余暇を充実させましょう」という気楽な提案に見えるかもしれません。ただ、今のかに座にとってはこうした時間が必要なようです。積極的に外に出たり、アクションを起こしたりといったことばかりが人生ではありません。ベースキャンプで過ごす時間を作り、そこを快適にすることであなた自身が充実することが大切なのです。それがあってこそ、仕事や恋愛、金運といった他の運も底上げできるというものです。自分が一番ホッと心を休められる場所はどこでしょうか。大切な家族と、どんな時間を過ごしたいでしょうか。ここで浮かんできた望みを、2017年は特に大切にしていかれるとよろしいだろうと思います。

一点、2017年の星回りを見てみると、家族や家、自分の仕事といった、あなたの心がホッとするベースキャンプのような場所に関してはただ平穏な日々が続いていく、というだけのものではないように思います。思いがけない出来事により、「こうなるだろう」と見通しを立てていたことが仕切り直しになる暗示が出ているのですね。特に契約事に関しては、慎重に進めたほうが安心です。かに座の人はそのあたり、人一倍慎重な方ですから大丈夫だとは思うのですが、足をすくわれないようにきちんとリスクは潰しておくことを常に心がけるようにしているといいでしょう。

6月から7月については、重要なテーマにおいて決断を迫られる暗示が出ています。状況が大きく変わり、受け入れざるを得ないといった展開も予測されます。おそらく突然のことでなかなか準備もしにくいかもしれませんが、予測できるテーマがあるなら少し、心の準備をなさったり、ご家族のなかで話し合いの機会を持ったりしておきましょう。一点ご注意いただきたいのが、ここでは他人の意見を鵜呑みにしない、ということです。もちろんアドバイスを求めたり、力になってもらったりすることは良いことですが、最終的に決断するのは自分であるという意識をしっかり持っておきたいものです。

10月以降、一気に見通しが明るくなります。楽しい話題や人間関係がグッと増え、情熱にも火がつくでしょう。ここまでの重たさも一気に払拭されるような、明るく賑やかな日々であろうと思います。10月まで、そして10月以降、ムードは随分変わりますが、そのときどきを大切にできるといいですね。それが、自分らしく自分の人生を生きることにもつながってくるだろうと思います。

＜恋愛運＞

進展よりも現状維持を考えると良いときです。この時期、恋はなかなか思い通りにはいかない暗示が出ています。というのも家のこと、仕事のことにあなたの気力の大半が向かってしまうので、なかなか恋愛に対して積極的な気持ちになりにくいという背景があります。その結果、出会いの機会に恵まれにくかったり、カップルであれば相手の気持ちがトーンダウンしたり、と言った展開を招きがちです。

ただ、これは何も意識せずに過ごした場合です。占いをご覧になって「必ずこうなる」と思うのではなく、「こういった傾向があるからこう動こう」とご自分の少し先の未来を考えていただくことが、占いの健康的な活用法のひとつです。ですから、シングルであれば忙しい中にも無理のない範囲で、出会うための努力や外見磨きを楽しむこと。きっと心の余裕につながりますよ。

カップルであれば、LINEやメールで心が通じ合うようなメッセージを意識して送れるといいですね。こうした時期を乗り越えたご縁というのは、前よりもずっと強くなっています。ちょっとやそっとのことでは切れないほど強い絆となるはずですから、これも愛の過程のひとつと前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

10月以降、恋愛運は急上昇します。おそらくここで激しい恋に落ちたり、互いの愛情を再確認したりするカップルはとても多いことでしょう。子どもが生まれるという方もおられると思います。弾むように晴れやかでハッピーな時期が1年間続いていきますので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

＜仕事運＞

才能や知識、技術などをコツコツと磨き、自分の価値を高めていくと良いでしょう。ここでの努力は評価されるまでに少し時間がかかるかもしれませんが、その分、誰にも真似のできないものを身につけるといったことも可能になるはずです。周囲の人が困っていたら助け舟を出してあげたり、裏方的な仕事を率先して担ったりと、人のために尽力することは進んでやってみるといいでしょう。巡り巡ってあなたの実績につながることがありそうです。転職や独立は不向き。できれば来年まで待ったほうがあなたにとって楽しく、有利な仕事が見つかるはずです。

一点ご注意いただきたいのが、関わる人についてです。仕事でいろいろな人と接点ができると思いますが、人選ミスが仕事に影響する暗示が出ています。有能と評価されている人や名前が売れている人、地位のある人であっても、直感で疑問を抱いた人については深く関わらないほうがベターです。思ったほどのものが得られず、自分が我慢するばかりといったリスクも考えられますので、人選にはよくよく慎重になりましょう。

2017年はあなたの能力が引き立てられるという暗示も出ています。ここまでの頑張りが認められてのことでしょう。そうしたものを糧に、より仕事を楽しんでいけるといいですね。

2017年、頑張ってまいりましょう。あなたにとって素晴らしい1年になりますよう、心から応援しています。

真木あかり

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2017年 しし座の運勢（年間占い）

2017年　しし座の運勢（年間占い）

この記事を公開するのが2016年年末なので申し上げますが、2016年はおつかれさまでした！　おそらく2015年に行った大きなチャレンジが落ち着きを見せ、その後にあふれたさまざまなものをひとつひとつ踏み固め、散らかったものを整理し、地道な努力をなさって到達点を見たという方はとても多いことでしょう。お金に関わる出来事も、大きく広がった人も多いはずです。ここまで頑張ってきてよかったと思っておられるのなら、間違いなく運を上手に使いこなしておられる証拠です。決して平坦な道のりばかりではなかったはずですが、1年間頑張っていらっしゃいましたね。

そんな中、2016年秋以降に急に身辺が賑やかになったり、新たな一歩を踏み出すことになったりしたしし座の人は多いと思います。人脈が拡大し、広い世界にどんどん出ていくような流れに入ったからなんですね。これは2017年10月まで続いていきます。思いもよらない出来事も多数起こります。今までは接点がなかったような人との出会い、異業種の人たちとのやりとりといったものが、想像もしなかったような展開を見せます。特に通信やインターネットに関することでこうしたミラクルが起こりやすくなるので、公私ともに活用していかれるとよろしいでしょう。

ただし、さきほど「思いもよらない出来事」と書かせていただいた意味をもう少し深掘りすると、決していいことばかりではないというのが2017年の特徴です。人とつながることで知識や才能、アイデア、想いや愛情といったものが素晴らしい化学反応を起こす“嬉しい出来事”も多いはずですが、その反対のことも起こる暗示が出ているのです。

人間関係というものは、良い関係ばかりではないというのはあなたもよくご存知でしょう。ただ、2017年はそこそこ劇的なかたちで起こります。たとえば語り合い、理解しあうことができたと思った人が離れていったり、なぜかいきなりブロックされたり、といったことです。納得がいかない思いを抱えることもあるかもしれませんが、ここで離れていく人というのはある意味、いずれ離れていく人だったとも言えるでしょう。自分のせいだろうか、何が悪かったんだろうかと考えることはあったとしても、あなたが過剰に傷つく必要はありません。「ここは一発ドライにいっとくか」くらいに考え、粛々と自分のフィールドを広げていくことに力を注ぐのがよろしいかなと思います。まあ悩むことは悩むのでしょうけれども、人間いろんな都合がありますからね。大丈夫、良い関係を結んでいるあなたの大切な人たちを、しっかりと大切になさってください。

対人関係に限らず、2017年のしし座は突然の状況変化にたびたび見舞われます。「できるできない以前に、無理だからそれ！」と思われることも多いと思うのですが、それなりに対処すれば結果として、あなたにとって有利な展開になることがほとんどです。

安定した状況に変化が訪れると、それを「凶」であると認識する人は一般的にとても多いですよね。ただ、これは変化を嫌うという脳の仕組みの問題でもあるようです。ですから、そういう年だということを念頭においた上で前向きに変化に対峙することは、占いの使い方としてとても健康的だろうと思います。自分にとって有利な方向にもっていけるはずだと思って変化に立ち向かうのと、凶事だと思って立ち向かうのとでは精神的な負担も、頑張れる範囲も格段に差が出ます。もし「うわー」となったときは、ぜひご自分にとってプラスになるきっかけということを思い出してみてはいかがでしょうか。まあしし座の人であれば、どんなときも勝てると無意識レベルで信じているような気もするのですが（それが一番です）。

2月と8月、人間関係について大きな気づきを得たり、人との関わりの中から自分の価値を見出したりするようなことがあるかもしれません。

さて、今年のしし座の人にとってもう一つ大切なテーマが「学び」です。純粋に「知りたい」「身につけたい」と思えるテーマが心に浮かぶ（もしくは、すでに2016年秋くらいから浮かんでいる）と思うのですが、もしそうしたものがあれば積極的にチャレンジしてみるといいでしょう。勉強会に出席したり、スクールに通ってみたりするのもいいでしょう。大学院といった高度な学びにも、思い切ってトライする価値があります。もちろん、高尚なテーマばかりが学びではありません。趣味を極めるのも熱く、楽しく充実した学びのかたちです。特にここのところ、ややストイックに自分を戒めて趣味から少し離れていた人にとっては、とても嬉しい時期になることでしょうね。とことん楽しんでまいりましょう。

ここまで何らかの形で知識を深めたり技術を磨いてきたりした人であれば、この2017年10月までというのは学びそのものがとても楽しくなるだろうと思います。面白いからもっと知りたくなる、知るからもっと面白くなる。そうした、学びが本来あるべき姿をたくさんたくさん実感できる、高度な知的作業を行うときと言えるのかもしれません。手に入れた知識の数だけ、あなたの世界も広がっていきます。あなたののびやかな好奇心が、いっぱいに満たされますように。

＜恋愛運＞

ここ1〜2年というもの、しし座の人は恋愛やパートナーシップ、子どもといったテーマで重圧を感じやすい星回りとなっていました。決して軽くはない問題や障害に見舞われたり、恋愛に乗り気になれず自分や周囲の人たちを傷つけてしまったり、といった展開が起こりやすいときです。ときに恋のきらめきを見出しても、その甘さよりもむしろ苦さのほうを強く味わった人も多かったことでしょう。できたらこんな憂鬱な時期というものは経験したくないところですが、この時期を経て初めて「自分の人生を生きる」ということと愛のベストな関係性を見出せることもあるのだろうと思います。しんどさにも意味がある、そう考えることはどこかこじつけのようでもあり、大人らしい妥協の仕方でもあるように見えますけれども、この時期しし座の人が経験する愛の苦さ、困難、障害といったものにもちゃんと意味があるのだろうと、私は思っています。

さて、明かりのない洞穴の中を進むような暗いムードで語り始めてしまった恋愛運ですが（恐縮です）、2017年は随分と見通しが明るくなってきます。大丈夫です、低迷や苦難の時期というものは必ず終わりがありますからね。本当の意味でこの状況を抜けることができるのは2017年末ですが、さまざまな星が組み合わさって、しし座の人の恋やパートナーシップ、子どもの問題に希望をもたらしてくれます。

いくつかの問題は「思ったほど最悪ではなかった」ということがわかったり、思いがけない方向で解決したりするでしょう。一見すると期待どおりではないことも、しばらくすると「これでベストだったんだ」ということがわかってきます。疑問符しか浮かばなかった関係にも、明るい光が差し込みます。シングルの人であれば、思わぬところにご縁がありますよ。ネットを介したつながりや、出張や旅行に関連した出会いを今まで以上に意識してみていただければと思います。ひとつ申し上げるなら、ターゲットは広げること。絶対こういう人、と決めすぎないことです。

カップルは信頼関係がカギです。いろいろなことがあって、それでも一緒にいたいと思い合えるのであれば2017年は乗り越えていけるはず。ただ、そう思っていても実際のところは惰性でしかないのであれば、2月か8月にお別れを選ぶことになるかもしれません。ただしそれは、お互いにとって「前に進むための別れ」であろうと思います。

＜仕事運＞

フットワーク軽く動き、さまざまな人と関わってどんどんフィールドを広げていけるときです。特に、2015年〜2016年に築いてきた実力や信頼関係、知識といったものは積極的に打ち出していったほうがいいでしょう。ネット・通信関連、海外に関連した仕事、メディアに関わる仕事、大学などと連携して行うビジネスは特に発展性があります。

2016年秋から2017年秋までは、働く場所が変わったり、新たな役職を得て身の置き場所が変わったりといったこともあるかと思いますが、それらはプラスの方向に働き、飛躍につながります。ぜひ、前向きに頑張ってみてください。

ただし年間を通じて、集中力が散漫になりがちなのがやや心配なところです。仕事や人脈が拡大する年なので業務の量もバリエーション・量ともに増えていきますが、人力や根性といった昭和の価値観で頑張ろうとすると思わぬところで落とし穴にはまるかもしれません。自動化、外部リソースの活用など、自分以外に任せることができるものはどんどん手放したほうが良いでしょう。そうすることで、本当にやりたいことに集中していけると理想的です。特に8月、キャリアにおいて重要な着想を得る暗示が出ていますから、何か気づいたらメモしておくとよろしいかと思います。

2017年も、良い年にしてまいりましょう。あなたにとってすばらしい1年になりますよう、私は心から応援しています。

真木あかり

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2017年 おとめ座の運勢（年間占い）

2017年　おとめ座の運勢（年間占い）

 2016年はいかがでしたか。年の始めに占いをご覧になった方であれば、「おとめ座は2016年、12年に一度の幸運期！」などと書かれているのを目にされたかもしれません。幸運と拡大の星・木星が、おとめ座のエリアに巡ってきていたからです。といっても「うわーラッキーだー！」という実感というのは、さほど得られなかったのではないでしょうか。どちらかというと「忙しくて目が回りそう」「毎日イッパイイッパイ」という表現のほうが実情に合っていた、という方も多いのではないかと思います。この時期は「幸運期」と一般によく言われています。確かにそれは間違いではないのですが、ただ幸運が舞い降りてくる、ラッキーなことが起こるといった時期ではないのですね。頑張ったら頑張っただけ良いことがある年ですから、先に書いたようにとんでもなく忙しくなったり、自分のフィールドをガンガン広げて新しいことに取り組むことになったりするわけです。その渦中にいると、ただただ大変だったとしか思えないことも多々あります。

2016年9月に、木星はおとめ座から移動して次のてんびん座に入りました。ここでおとめ座の幸運の源泉が尽きてしまったのかというと、そうではありません。そんな淋しい話をするつもりはないので、どうぞご安心ください。2016年秋から2017年にかけて、おとめ座の人はそこまでの“幸運期”でチャレンジしたこと、得られたことなどを、しっかりと自分のものにしていくという時期に入っています。それはそれであたたかな、日々自分に自信を付けていくことの手応えが感じられる、とても骨太な時期になるだろうと思います。

特に意識していただきたいのは「経験」「知識」「お金」というキーワード。この時期、これらに関してしっかりと力を注いでいくと、あなたが想像している以上の大きな発展が期待できそうです。2016年に新しく始めたことをうまく軌道に乗せていくための工夫をすることもあるでしょう。知識や技術をもっと磨いて、より洗練されたものにする機会にも恵まれるはずです。より自分の仕事の幅を広げるために、資格を取得するといった行動もプラスになります。取り組んだことが仕事のこと、もしくは仕事につながることであれば、大きく収入を伸ばすことにもつながります。

昨年の秋からすでにそうした流れを感じているなら、ぜひ力を注いでみてはいかがでしょうか。きっと楽しくなることと思います。

いわば「動」から「静」の時期に入ったようなところもあるのですが、じっくりと自分の能力に向き合うあなたを応援してくれるのが、家族や親友といったごくごく身近な、慣れ親しんだ人々です。おとめ座の人は2015年の後半あたりから、家族や親しい関係において困難なことを抱えやすくなる星回りが続いていました。子育てに関すること、家族とお金のこと、夫婦関係などに恒常的なしこりを感じたり、責任が重く感じられたりといったことは多かったかもしれません。こうした問題が真に解決するのは2017年末です。子どもについてのことであればあと3年ほどタフに取り組む必要があるという暗示も出ています。それでも、今年はそうした心配事に光が差し込みます。ここまであなたが積み重ねてきた努力が報われ始めることでしょう。予想よりもずっと良い方向に進み始めることも多いと思いますよ。今はまだ良い見通しが感じられないという人も「きっと大丈夫」という信念をもって、大切な方々と時間や思いを紡いでみてはいかがでしょうか。

2017年10月、運気は急に賑やかなものになっていきます。テンションが上がるようなニュースが多く届き、フットワーク軽くあちこちに出かけていくことになるでしょう。公私ともに接する人が増え、情報を介してあなたの運気にも活気が出るはずです。お誘いがあればできるだけ参加し、あちこちに顔を出して人脈形成を意識すると良いでしょう。一方で、この時期は自分の中に知識を取り込むことが運気を後押しするタイミングです。10月までの間、知識や経験、見る目などを補強するために勉強をする人は多いと思いますが、10月以降の1年間はより積極的に、学びの時間を組み込んでいくと充実した日々となるでしょう。

一点ご注意いただきたいのが、すでに出来上がっている既存のやり方や、世の中の「当たり前」「常識」といったものが、あなたの行く末に突然立ちはだかる可能性があるということ。あなたが知恵と労力をかけて作り上げようとしていることを、組織の枠が阻むといった展開もあるかもしれません。

もし問題が起きた際は、それを真正面から突き崩そうとするのはあまり得策ではありません。相手や組織を敵対視するよりも、相手の目線で考えてみると突破口が見えてくるでしょう。腹が立つあいつの目線になんかなりたくないわい、と思うのがまた人情ではありますけれども、彼らにも彼らなりに守りたいことがあるのだろうと思います。たとえそれが自分の首を締めるようなことであっても、ですね。いつも正論でズバズバいくおとめ座の人としてはモヤモヤする部分もあるだろうと思います。ただ、あなたのまっすぐな気落ちがそのまま活かせなくても、あなたの大切な人はわかってくれていますから、敢えてポリシーを曲げるというのもアリだろうと思いますよ。困ったときはここを、ヒントにしてみてくださいね。

全体的に、やるべきことをしっかりやっていく、地道な努力がベストなときです。ここまで頑張って手にしてきたもの、身につけてきたものを、どうぞご自分のものとして活用しながら自信やアイデンティティの確立につなげていってみてください。ボーッと過ごしていたなら結果はそれなりですが、意識して取り組んでいかれると今後の人生は豊かに、深みを増してくることと思います。

＜恋愛運＞

1月から4月くらいまでの間、おとめ座の人の愛情運は豊かに盛り上がりを見せます。嬉しい出会いにつながる道があちこちに開かれますし、熱心なアプローチを受けることもあるでしょう。過去、うまくいかなかった恋や想い半ばにして途切れたご縁が、ふたたびつながる人もいるかもしれません。

シングルの人であれば結婚を意識するほど良いイメージを抱ける人も多いと思いますが、一点だけご注意ください。2017年の出会いには、思いもよらぬ見込み違いが潜んでいる暗示もあります。もちろん、すべての恋においてそうだというわけではありません。ただ「こんなはずでは……！」と、せっかく高まった恋心がひっくり返されるようなことがあってはしんどいです。選球眼はしっかりと持たなければなりません。お付き合いをする際はカラダから入らないことです。結婚も、先を急いでカスをつかまされ……というのはちょっと上品とは言えない言葉でしたね、えーとクズ……これもイマイチですね、えーとクソ……ってどんどん悪くなっていっているのは私の人間性のせいでしょうか、いやまあそういう●●をつかまないようにしたいものです（理性の伏せ字）。おとめ座の人は意外とロマンティックな雰囲気に酔いしれやすいところもあるのですけれども、仕事のときに発揮されるような現実的発想を呼び起こしてですね、しっかりといい球を見極めましょう。

未婚カップルの場合は結婚願望が高まるかもしれませんが、答えを急がないことです。相手を追い詰めるような発言は謹んだほうが吉、少なくとも秋までは。といっても、我慢に徹していてはストレスが溜まります。結婚費用と思って貯金をしたり、2人で使う食器を買ったり、一緒に食事をしたりとかですね、そういった“大切な人と、今を楽しむ”ことに気持ちを向けていきましょう。話し合うなら10月以降。意見をぶつけるのではなく、言葉を交わしながら相手を理解するといった姿勢でおられると、きっと夢に描いたような進展も見られることだろうと思います。既婚カップルの場合も、この時期は会話が大切です。そうすることで、愛を深めていこうではありませんか。それはきっと、あなたにとって幸せなことだろうと思います。

＜仕事運＞

手を動かし、頭を働かせてじっくりと取り組んでいく姿勢が大切なときです。2017年は新しいことにチャレンジするよりも、これまでに得た知識や技術をベースにして、自分にできることを見極めていくとより有利に立ち回ることができるでしょう。どんな仕事をするに当たっても「自分の能力を活かすためには、どう進めたらいいのか」と、仕事を能力アップに役立てる！　くらいのお気持ちでいらっしゃるとうまいこといくのではないかと思います。

今年は頑張った分、それが正当な対価として自分に返ってくるときです。これまでよりも上の地位や役職を手に入れる人もいるでしょう。それは決してゴールではなく、さらなる挑戦も一緒についてくる暗示が出ているのですが、あなたへの期待でもあります。特に、ステイタスの高い人、年齢がかなり離れている人からの引き立てを受けられるという暗示も出ています。多少、難しい条件があっても今年のあなたはクリアしていかれることでしょう。ぜひ、臆することなくお力を発揮してみてはどうだろうかと思います。

2017年10月からは活躍の幅が広がります。すばらしいニュースが飛び込んできたり、あなたの力があちこちから求められ、忙しくなるでしょう。楽しい時期になると思いますよ。

2017年、頑張ってまいりましょう。あなたにとって素晴らしい1年になりますよう、心から応援しています。

真木あかり

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2017年 てんびん座の運勢（年間占い）

2017年　てんびん座の運勢（年間占い）

 占い好きの方であれば、2017年のてんびん座の運勢がいろいろなところで「12年に1度の幸運期」と書かれているのをご覧になっているのではないかと思います。その時期はすでに昨年の9月からスタートしているのですが、実際のところは「幸運期が始まってる感がまったくないんですけど」という感じかもしれません。現に2016年の年末、忘年会の帰りにタクシーの中でてんびん座女子に詰め寄られました。多分私のせいじゃないと思うんですけど、なんかすみません……(∪ ´ω` )　ちなみにお正月には毎年、神社で凶のおみくじを引いた友人知人から「正月なのに凶が出たぞ、どうしてくれる」というメールが届くのですが、それも多分私のせいじゃ……いろいろすみません(›´ω`‹ )

さて私の危機はどうでもいいと思うのですが、てんびん座の幸運期についてですね。2017年10月までの間、てんびん座の世界には12年に一度巡ってきて1年程度滞在する幸運と拡大の星、木星が輝いています。それが「12年に一度の幸運期」と呼ばれる所以なんですね。大きなチャンスが訪れたり、これまでにないほど成長したりできる紛れもない幸運期です。ただし、「幸運期」という言葉が持つ「ただただラッキーな時期」というイメージとは少し違うかもしれません。富豪に見初められてプロポーズされたり、宝くじで大当たりしたり、もうちょっと身近なレベルでいうと庭から石油が湧いたりでワーびっくりとかですね、そういう類のラッキーではないということです。世界中の人が毎年順繰りにそんな幸運が起こっていたら、世の中はもうちょっと平和になっているような気がします。だんだん話がズレてきましたが、要するに2017年にてんびん座に巡ってくる幸運というものは「何もしなくてもラッキー」ではなく「頑張ったら頑張った分、いいことがあるとき」ということ。ですから、まずは「頑張る」というところが第一歩になるわけで、そうなるとなかなか「うおおおお俺は今幸運期にいるゥゥゥゥ」といった感覚というのは得にくい、という話になるわけです。

ただ「自分はこうしたい」「ぜひともこれを実現したい」といった強い思い、頑張りたいこと、叶えたい夢を持っている人にとっては、幸運期であることは間違いありません。欲しい現実を目指す、そのことをやめずにいさえすれば、今年のあなたには例年にない大きなチャンスが巡ってくるでしょう。

今年の星回りを見てみると、チャンスが得やすいだけでなく、重要な人物からの支援も受けられそうな暗示が出ています。非常に影響力の強い人とつながりができて、たくさんの学びを得ることができるでしょう。10月までの間は特に、刺激的で楽しい日々となるはずです。対人関係の問題はその多くが解決し、気持ちも楽になるでしょう。

ただし、基本的に幸運期であることは確かなのですが、星同士のフォーメーションの関係から若干、思わぬ波乱に見舞われる暗示が出ています。多くの場合、それは突然起こるでしょう。情勢が変わったり、思わぬ人が敵に回ったりするといったことが考えられます。てんびん座の人は非常にバランス感覚に優れた人ですからあまり心配はないかもしれませんが、10月まではあまり他人を信用しすぎないことです。いくら相手が信用力のある人だったとしても、話す内容はよく選ぶようにしていただいたほうがよろしいかと思います。あなたの全部をさらけ出す必要はありません。

とはいえ、この時期の人間関係の変化、断絶といったものは想定外ではあるものの、すべてを凶と思わなくても大丈夫でしょう。安定した状況に変化が起きたとき、私たちは少なからずそれを脅威と感じます。ただ、後から振り返ってみれば心配したほどのことではなかったり、結果的に丸くおさめられたりすることは多いはずです。むしろ前よりも良くなったという場合もあるかもしれません。2017年のてんびん座の場合は、その変化の後にはのびのびとした自由や、明るい見通しがあるだろうと思うのです。きっとそれは、起こってみないと知り得なかった風景でもあるはずです。

2017年10月に木星は移動し、そこからは力や知識、技術といったものを自分のものとして熟成し、発揮していけるフェーズに入ります。この1年、2016年の段階では想像もしなかった世界に飛び込んだり、人生観が大きく塗り替えられたりするてんびん座の人はとても多いことでしょう。こうした人生のシフトチェンジがあると、ただただそれに慣れていくだけで必死、溺れないようについていくだけで精一杯ということもあります。だから余計に幸運期にいるとは感じづらいのですが、10月以降は「すごい年だったなあ」「よく頑張ったなあ」という感慨を抱くと同時に「振り返ってみれば、あれは確かに幸運期だったのだなあ」と嬉しく思うタイミングが、繰り返し巡ってくるでしょう。嬉しさの数が10月までのチャレンジの数に比例することは言うまでもありません。あなたならきっと、たくさん手に入れられることだろうと思います。良い時期です。ぜひ、楽しみながら頑張っていってくださいね。

＜恋愛運＞

シングルの人は1月から10月にかけて、思いもかけない出会いからスピード結婚へといった驚きを伴う急展開があるかもしれません。そうでなくてもこれまでで一番の大恋愛や、有名人との逢瀬など刺激には事欠かないでしょう。今年の恋において最も特徴的なのは「予想できない」という点。恋を求める気持ちさえあれば、いつ恋の風が吹くかわからないという状態ですから、そのつもりでいらっしゃると運命の恋にも即応できることと思います。「どうしよう」と迷っていてはチャンスを掴み損ねることも。いつでも恋ができるよう、恋愛スイッチをONにしておきましょう。

3月から4月にかけては、リスクの多い恋には手を出さないこと。せっかくの幸運期に陰がさすようなことはできるだけなさらないほうがいいでしょう。

カップルは順調に仲を深めていきます。お互いを尊重し、束縛しすぎないようにご縁を築いていけるといいでしょう。また、仕事や住まい、家族、転勤等による遠距離恋愛などの問題が持ち上がるかもしれません。ときにシリアスな状況も伴うはずですが、ここで相手の本性が見えたり、自分の本音に気づけたりすることも。前向きに解決できるのであれば、間違いなく二人にとって結婚は一歩近づいたと言えるでしょう。11月以降、具体的に話が進んでいくかもしれません。

ただ、どうしても水に流せないしこりができてしまう可能性もなくはないのも現実です。そうした場合は「結婚前に気づけてよかった」と前向きに捉え、お別れを選ぶのもありだろうと思います。

＜仕事運＞

素晴らしい追い風が吹く1年です。あなたの能力がフルに発揮できるチャンスに恵まれるだけでなく、人からもきちんと注目され、評価されます。あなたという人、あなたの仕事を求めてさまざまな人から声がかかるでしょう。あなただから声がかかるのです。あなたじゃなきゃダメなんです。このことは、常に胸の中に置いておいてくださいね。

中にはずっとやってみたかった仕事や有名企業からのヘッドハントなど、嬉しい驚きも多々もたらされることでしょう。特に6月から8月にかけては飛躍のタイミングなので、転職や独立を考えている人にとってはこの時期を逃す手はありません。ずっと温めていた思いがあるなら、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。ただし、今年全般を通して突発的な変化が起きやすいことに変わりはありません。てんびん座の人は調整能力に長けているのでフルにそれを発揮して、良い着地点を見つけるように意識していきましょう。

といっても、冒頭あたりで「頑張ったら頑張った分、いいことがあるとき」と書かせて頂いたとおり、頑張ることが大切であることはもう一度、お伝えしておきたいと思います。受け身の姿勢でいては、それなりの1年で終わってしまうのが2017年。だからこそ、今年は自分の中から沸き起こる情熱や欲求を、しっかりと行動に移していきましょう。行きたい場所には足を運び、欲しいものにはきちんと手をのばすのです。思い切った冒険も、今ならできます。「とりあえず様子見で」「覚悟が決まったら……」なんて言っていたらあっという間に1年ですからね、しっかりとこの好機を活かしてみてください。あなたならきっと、素晴らしい1年にしていかれると、私は信じています。

2017年、頑張ってまいりましょう。この幸運期を、あなたがめいっぱい活かせますよう、心から応援しています。

真木あかり

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noteには日記を書いてい……くつもりはあったんです！(∪ ´ω` )　2017はがんばります！

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2017年 さそり座の運勢（年間占い）

2017年　さそり座の運勢（年間占い）

 2016年はいかがでしたか。さそり座の人のホロスコープを概観して思うに、自分のフィールドを広げてさまざまな人と話をしたり、新しい仲間を得たりしたさそり座の人はとても多いことだろうと思います。夢を叶えたり、そこに至るまでの一歩を踏み出したりした人も多かったかもしれません。決して平坦な道のりではなかったかと思います。ここまで本当に、頑張って来られましたね。人に見えないところで積み重ねた努力は多かったことでしょう。金銭面でも、努力が実り始めていると思います。

続く2017年は「これが起こる！」「仕事運がバカみたいにツイてる！」といった、わかりやすいものではありません。起こることは一人ひとり、まったく様相が異なるでしょう。共通して言えることがあるとすれば、1月から10月の間は「自分自身と過去を振り返り、来るべき幸運期に備える」といった傾向です。さそり座の人がどのような人生を歩んで来られたかによって、そのあらわれ方は異なります。そして10月以降、12年に一度の幸運期が巡ってきます。一気に飛躍のときを迎えることになるはずです。準備の年、と言ってしまうとなんだかつまらない下積みのようですが、高く飛ぶためには一旦、グッと深くしゃがむことが必要です。長く走るためにはそれなりに栄養や体力を溜めておくことが大事です。高く飛び、長く走り続けるために2017年できることを、ここでは書いてみたいと思います。

さそり座の人はとても社交的で交友関係も広いのですが、ひとりの時間もそれはそれで楽しむことができる人です。2017年は例年以上に、ひとりでいることを選ぶシーンが増えるかもしれません。もしそう思うことがあったら、運勢的には良い流れと思っていただいて大丈夫。ぜひゆっくりと、いろいろなことに考えを巡らせる時間を持つといいでしょう。これは行動についても同じことです。2017年は独立や転職、思い切った冒険といった大きな動きは2017年10月以降がベスト。それまでは現状維持で物事を進めていったほうがよろしいかと思います。

現状維持といっても、何もしないということとは違います。何もしなければ、現状というものは衰退する一方。あなたが今持っているものを磨きながら、目の前のことにベストを尽くしていきたいものです。それと同時に、10月以降の幸運期を迎えるための「準備」もなさっていくといいだろうと思います。それは大きく分けて、ふたつあります。

まずひとつ目は、自分に必要なものを見極めることです。

ここまで頑張ってきた中で、あなたはたくさんのものを身に着けてこられました。知識や技術、アイデア、思い出などなど、いろいろありますよね。嬉しいこともそうでないこともたくさんあると思います。2017年はそうしたものの中から、自分にとって本当に必要なものを選び出し、自分を確立していくことが大切です。誰かがいいと言っていたもの、世間でいいと言われているもの。世の中にはいろいろな「価値」がありますが、あなた本来の価値の拠り所を他人にばかり求めていると、自分の中の“軸”が揺らいだり、ときに失われてしまったりすることもあります。あなたが自分にとって必要だ、大切だと思うものはなんでしょうか。この問いに対し、思い浮かぶキーワードはありますか。もし胸に浮かぶ何かがあるなら、それが2017年10月以降の幸運期において、あなたのアイデンティティの“軸”になるのではないかと思います。

ふたつ目は、過去にやり残したことに決着をつける、ということです。ここまで頑張っていらした中で、「あのときこうしておけばよかった」「あのときは仕方がなかった、でもずっと心のどこかに引っかかっている」といった、心のささくれのような出来事はないでしょうか。小さなことでも、大きなことでも構いません。くだらないことだっていいんですよ。ちなみに私の場合、過去のくだらない遺恨といえば「中学生のとき友達のY子に貸した『日出処の天子』1巻（しかも花とゆめコミックス版！）を返してほしい」というものであります。ない部分は文庫版で補完したので読めはするのですが、やっぱり揃えたいものです。ついでに言うなら元カレが昔うちに忘れていったアダルティーな本『●●の●●　●●●●●』（あまりにアレなので名は秘す）もどうにかしたいんですよね。別れて10年以上経ったのでもう処分していいでしょうか。ていうかなんでうちに持ってきたんだよこの本。自分ちで読めよ。

と、どんどん占いとズレていく内容にそろそろ不安になってきた方も多いと思うのですが、気を取り直してまいりましょう（私が）。こうした過去の遺恨、やり残したことにしっかりと決着をつける、自分の中で「完了」のフェーズに持っていくということはこの時期、非常に大切なことになります。私の例はくだらなすぎると思いますが、「あのときこうしておけばよかった」と思うものをひとつでもなくしておくことは、今年のさそり座の人の幸運をきっと後押ししてくれます。やり直さなくても、心の中で「あれはあれで良い経験だった！」と思えるようになるだけでも充分です。

寺山修司の詩『さらばハイセイコー』に、下記のような一節があります。

ふりむくな

ふりむくな

うしろには夢がない

ある程度長い時間を生きてきた方なら、うしろに夢がないことはわかっているのだと思います。でも振り向いてしまうんですよね。「あのとき……」と思いたくなってしまうものです。それは決して悪いことではありません。思い出は甘美です。ただ、負のエネルギーを呼び起こすだけの思い出をずっと握りしめていては、新しい運をつかめません。2017年10月以降、さそり座の人は振り向いていてはもったいないくらいの時期を迎えます。だから私は敢えて「ふりむくな」とお伝えしたいです。そのためには、「ふりむかないようにしよう」という決意ではなく「振り向かなくても大丈夫」と思っていられることが大事です。ちゃんと前に進めるように、過去のあなたがやり残したことに、ちゃんと決着をつけておきませんか。夢は前にあります。ふりむいて別のものを見ていたら、もったいないですよ。

さて、1月から10月にかけては、星のフォーメーションの関係から、想定外の出来事が起こりやすいときでもあります。中には少なからぬショックを伴うこともあるかもしれませんが、解決の道がまったくないわけではありません。状況をよく把握し、できることをひとつひとつやっていきましょう。先程申し上げたとおり、大胆な展開は選ばないほうが吉ですが、運命は変わらないものではありません。あなたが変えようと思えば、未来は開けます。

ただし、こうしたトラブルがもし起きてしまった場合、精神的にはかなりのダメージを食らう暗示です。あなたは決して弱い人ではないのですが、今年に関しては影響の出方は大きいと考えられます。できれば自分を癒やし、心身ともにしっかりと休息をとる時間を意識的に持つようにしましょう。ときには現実逃避だって大いにオススメします。って、一応日常生活に影響が出ない程度に戻ってきてはいただきたいのですが、自分で自分を追い詰めないこと。それだけは覚えておいてください。まあいつの間にか追い詰めてしまうのが人間ってものですけれどもね、もし追い詰めモードに入っているご自分に気づいたら「おっといかんいかん」と平常モードに戻ってきてください。大丈夫、戻れますよ。

＜恋愛運＞

恋愛運が良くなるのは2017年10月からです。ここからあなたにとって愛情も人間関係が濃く豊かに拡大していく星回りが始まるのに加え、他の星々も素晴らしいフォーメーションを組んであなたの恋やパートナーシップといったものを応援してくれます。おそらくはここで運命と呼べるような大恋愛や、結婚といったイベントを経験刷る方は非常に多いだろうと思います。シングルなら非常にモテます。ただちやほやされるだけではなく、あなたという人の魅力を理解し、互いに嬉しさや喜びを分かち合いたいという熱い思いを寄せられることになるだろうと思います。

……と、年間占いとして年末年始に読む方が多い本稿において「10月からです！」で終わってしまうのはあまりに切ない感じですね。まあ幸せが約束されているようなもんなんだからあとはいいだろ！　と3秒くらい思ったり思わなかったりしたわけですが、それまでのことも述べておきましょう。10月までの間にまったくそういった機会がない、というわけではもちろんありません。年明けからしばらくの間はあたたかな追い風が吹きます。2月末頃、少々インパクトのある出来事を経験する暗示もあります。また初夏から夏にかけて、すでにパートナーがいる方は「ふたりで目指していくもの」「ふたりの関係が続くことを前提に、あなたが目指すもの」を、心に強く刻印するかもしれません。

一点ご注意いただきたいのが、2017年前半は、表向きにできない“わけあり”の恋にふらふらと惹かれやすい暗示がある、ということです。抗いようのない波もあるかもしれません。障害があっても、それに飛び込むことが幸せであると思えることもあるでしょう。ただ、あなたが自分を傷つける道を選ぶことのないように、と私は願っています。

＜仕事運＞

10月からは華々しい幸運と拡大の星が巡ってきます。それにより仕事の幅もグッと広がりを見せチャンスも増えていくのですが、それまでは人知れず力を尽くしたり、誰かの陰になって頑張ったりすることが多いでしょう。裏方仕事は華がないように見えるかもしれませんが、それこそがあなたの実力や周囲からの信用の源泉となり、2017年10月以降のチャンスにつながっていきます。ガンガン新しいことをする、最前線に打って出るというよりは、置かれた場所で真摯に咲きながらベストを尽くすとよろしいでしょう。

また過去にやり残したこと、経験が足りないと思っていることなどがあれば、この時期に補完しておくと良いだろうと思います。2月と8月、仕事面では需要な転機が訪れるかもしれません。また収入に関して不安を抱いていた方は、2017年から安心できる状況が増えていくだろうと思います。

2017年、頑張ってまいりましょう。あなたにとって充実した1年になりますよう、心から応援しています。

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