占い師・真木あかりのブログ

四柱推命を中心に、12星座占い、九星気学、タロット、風水、数秘術等で鑑定を行う占い師・真木あかりのいろいろ覚書です。占いコンテンツの企画、執筆、連載ご依頼随時承ります。アプリ「チベタン・オラクル」好評配信中。個人鑑定受け付けております。LINE占いか公式サイトよりどうぞ。twitterは@makiakariです。主に日記を綴っているnoteはhttps://note.mu/maki_akari、Instagramはmaki_akariです。

雑誌「SPRING」の「真木あかりのポジティブ占い」、2年目に入りました

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宝島社から発行されている雑誌「SPRING」の「真木あかりのポジティブ占い」、おかげさまで連載2年目に入りました。ありがとうございます。読者のみなさまのお力になれるよう、内容をギュッと詰め込んで精一杯書いてまいりますので、ぜひお手にとってご覧いただけますと幸いです。

今月号からはイラストも刷新され、昨年とはまた違ったムードでのお届けとなります😊

 

SPRiNG(スプリング) 2020年 3月号

SPRiNG(スプリング) 2020年 3月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2020/01/23
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

2020年1月25日、みずがめ座新月。仕事や収入のブレイクスルーを狙っていける、特別なタイミング。

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2020年1月25日、みずがめ座新月が起こります。新月は「スタート」を意味するタイミング。対人関係や仕事においてここのところずっと停滞感を覚えていた、モヤモヤしていたという人にとっては突破口にしていける、ブレイクスルーのタイミングとなるでしょう。といっても「何が起こるんだろうな〜♪」と受け身のスタンスでいては、特に影響はなく「ちょっとおもしろいことがある普通の1日」程度で終わるのかなと思います。

でもまあそういうのもいいですよね。誰もが突破口やブレイクスルーを望んでいるわけではありません。普通の日だってあれこれやることはあり、自分にしかできないこともあり、努力の結果成り立っている貴重な1日です。必要と感じていないのにすごくしようと思ったり、何かしなければと強迫観念を抱く必要はありません。そんなふうに占いに振り回されなくてもいいんです。必要だと思ったら使う、その判断を自分でしていく。そうした発想が、占いの健康的な使い方であると私は考えています。ただ、変えるなりのメリットもあります。今日はそのへんも言及したいと思います。

 

では、停滞感をずっと心のなかに抱えてきた人はこの新月をどう使うか。「これまでの勝ちパターンを外してみる」「ジョーシキから外れてみる」といったことかな、というのが私の見立てです。自分なりに培ってきた「こうすればうまくいく」、あるいは上の世代から教わった「こうすべき」は、頼もしいものです。ただ、それらが時代に合わなくなるときというのは必ず来るわけで。「こういうのはもう、時代に合わないんじゃないか」的なことを感じられている人もいらっしゃるのではないでしょうか。「ナントカは失礼」的なルールとか。今は何も感じなくとも、おそらく2020年12月には世の中全体で変わっていく流れになります。

 

ただ、変革のタイミングで変わろうとしても、頭はすぐに慣れてくれるわけではありません。さきほど「普通の日で終わってもまあいいんじゃないか」的なことを書きましたが、ここで変革を選ぶメリットというのは、慣らし運転やシミュレーション、検討に時間を使えるということです。思い切ったアクションを取って、今の状況にフィットしたやり方を作り出して行くのはそれなりに負荷がかかりますが、長期的に見れば楽だったりするのですよね。

特に仕事や収入、稼ぎ方、キャリアアップに関連したテーマは、あなたの未来を切り開く重要な視点になるはずです。自分や自社の利益ばかりではなく「皆にとっての利益」を考えてみることで「新しい勝ちパターン」が見えてきます。

 

ちなみに、全員に当てはまる話ではないかと思いますが、もしも「会社のネームバリュー」「役職名がついている役得」といったものに頼って仕事をしている場合は、この新月前後でハッと目が覚めるような出来事があるかもしれません。こういうのってなかなか気づきにくくて、いつの間にかやっていたりするものですけれどもね。「で、ひとりの人間としてどう思うの?」「あなた個人は何ができるの?」と問いかけられるようなことが起きたなら、マインドセットをアップデートほうがいいよ! というサイン。ここでスルーしたとしても、おそらくまた同じ問題が突きつけられることになります。さらに大きなアクシデントとして影響を受けるよりは、今の段階でちょっとやっておく、というのは悪くない選択肢と思いますよ。

どなたにとっても、良い新月となりますように。

 

 

(以下、特に教訓のない近況です)

もう10年ほど友人関係を続けている同世代の男性たちがいるのですが、先日その5人が集まって我が家で男子会が行われました(私は彼らに「俺たちと同じおじさん」と思われているので男子会です)。まあ10年も付き合っていると変わることも変わらないことも面白いものです。ある人は10年前とまったく同じセリフ「いんたーねっつになりたい」を今でも言っているし、ある人は会社員のかたわらバンドを始めて「方向性の違いが」とか言ってるし、ある人は転勤になりある人はパパになり、ある人は飲んでいる途中で寝る。あっコラ人の本棚を舐め回すように見るのはやめなさい。『特攻の拓』ネタはもういいから。“不運(ハードラック)”と“踊(ダンス)”っちまわなくていいからもうね。全員異業種で趣味もバラバラ、有益な会話は皆無。集まるたびに「俺たちなんで集まってるんだろうね」と不思議がるのですが、会えばめちゃくちゃ楽しい関係性です。

皆で横浜のチ●チ●ラーメンに行ったり、池袋で羊の丸焼きをしたり、渋谷で謎のセンベロ中華に行ったりもしたなあ。用事もなくなんとなく集まる関係性、って大人になってからほとんどなかったので、こういう友人関係もあるのだなとしみじみした次第です。10年のあいだに渋谷も池袋もうそみたいに変わって、各々が手にするデバイスも使っているサービスも変わって、みんな外見がちょっとおじさんになって、ちょっといいコートを着始めたりなんかしちゃって、でも中身はみんなバカで好奇心旺盛で、やさしいまま。これからもきっと。私もいろいろなことを変えたり変わったりしていくのだろうけれど、でもできるだけずっと、やさしいままでありたいなと思ったりするのでした。

 

 

 

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2020年上半期の運勢が本になりました。前に進もうとするあなたの、支えとなることができましたら幸いです。星座ごとの分冊版もあります。 

2020年上半期 12星座別あなたの運勢 (幻冬舎plus+)

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『2020年上半期 12星座別あなた運勢』の内容は、幻冬舎plusからお試しでお読みいただけます。

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 mi-molletにて、九星気学版の2020年上半期の運勢が公開されています。

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【更新・掲載情報】MINE様 毎日占いがスタートしました

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ファッション動画マガジンのMINE様にて、毎日占いがスタートしました。Twitterでは毎日星を読んでおりますが、MINE様の毎日占いはもう少し長めのテキストですから「一言じゃなんとも判断できん」という方もきっとご満足いただけるだろうと思います。ぜひ、お楽しみいただけますと幸いです。

www.mine-3m.com

なお、この毎日占いでは、Twitterよりも細密なロジックで読んでいます。内容にずれがある場合でも、どちらもロジックに沿って正確性を期していますのでご安心ください。心にしっくりくる方をその日の指針として、ご参考にしていただけますと幸いです。

毎日頑張っているあなたの、お力になれますように。

 

なお、MINE様の2020年上半期運勢はこちらです。

www.mine-3m.com

【更新・掲載情報】ロイヤル・アッシャー様「ジュエリー占い」監修しました

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ロイヤル・アッシャー様「真木あかりのジュエリー診断2020」

1854年オランダ・アムステルダムで創業したダイヤモンドジュエラー「ROYAL ASSCHER」様の公式LINEアカウント「ROYAL ASSCHER」内で、お友達登録された方が無料で楽しめるコンテンツ「ジュエリー診断2020」が公開されました。2020年の占いがお楽しみいただけます。よろしければぜひ、ご覧になってみてくださいね。

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【更新・掲載情報】ViVi「2020年上半期 真木あかりのセルフブランディング占い」と、ひとが輝くことについて

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ViVi「2020年上半期 真木あかりのセルフブランディング占い」が公開されています。2020年はグレート・コンジャンクションに向けた「本物の努力」の年、ということはほうぼうで書いている通りですが、星占いの観点から見るとどんなところにフォーカスしていくと良いのか? ということについて触れてみました。ご参考にしていただけますと幸いです😊

 

www.vivi.tv

といっても、私は人というものは本来、ありのままでも輝いているものだと考えています。ただ、成長して人生の難問に立ち向かい、人と関わり、社会の一員として生きるなかで「ありのまま」ではいられないシーンが必ず出てきます。「ありのまま」を磨いて、「ありのまま2.0」とか「ありのまま3.0」にしていってこそ自分も、自分が大切な人も幸せにしていけます。新しいことにチャレンジして新しい発見をしたり、勉強をしたりというアクションが「輝き」につながるのは、そうした理由によります。もしよろしければ、記事をご覧になるとき、アクションそのものだけでなく「これによってどんな『ありのままネクストバージョン』になれるだろう?」と、楽しく想像を広げていただければ、とっても嬉しいです。もちろん、記事というものは私の手を離れた時点で、読み手のみなさんのもの。好きに受け取っていただければ、それが一番なのですが。

 

理屈っぽいことばかり申し上げて恐縮ですが、「今の自分がダメだから何かしなければいけない」「今は輝いていないからプラスアルファでやらなきゃいけない」ということではありません。これまで一生懸命生きてきた自分がダメなんてことは、決してありません。私は誰かを傷つけようと意図して情報発信をすることはありませんので、心配なさらないでくださいね。

 

 

(ここから先に書くことは当てはまらない人も多いだろうと思いますが、念のため)

こういった「輝く」系のお話を読むと、違和感だけが募っていってしまうという人も少なからずいらっしゃいます。たとえばこんな感じです。

 

1.輝く輝くと連呼されると、辛くなってしまう

2.「(輝くために)こうして」と書かれていることがまるでピンとこない。たとえば「お茶を丁寧に淹れるようなゆとりをもって」といったテキストを見ると「いやお茶、好きじゃないし」と感じてしまうとか。

 

せっかく幸せになりたいと思って占いを読んでいるのに、これではしんどいですよね。

もしもそうしたことを感じてしまったのなら、まずはそう感じた自分を大事にしたいところです。ノれない自分を責めたり、何かが足りないと思ったりしなくて大丈夫です。輝けないと価値がないわけでもありません。人生には時折そういう時期があって、それは悪いことでもなんでもないのです。ただそういう時期である、というだけです。そして自分が輝いていないと思えるときでも、人間の魂というものは輝きを失うことはありません。たとえくすんで色を失っていても、磨けばまた光るのですよね。

 

1のように、輝こうぜ的な記事が痛みとして感じられたなら、ご自分でも自覚のないうちにお疲れが溜まっているのかもしれません。まずはごはんを食べてよく寝るといいです。自分をいたわって、通常レベルまで元気を取り戻してやることが一番です。そうすれば、自然な輝きが戻ります。占いを意識していただくのは、それからで十分です。

 

2の場合は、ご自分が本当に輝ける手段を見つけるチャンスを手にされましたね。こうした占いで「たとえば〜」と書かれているおすすめアクションがはまらない人は、一定数いらっしゃいます。もちろん占い師としては精一杯心を尽くして提案しているわけですが、それでもさまざまな背景と趣味嗜好を持っている限り、はまる人ばかりではないでしょう。でも「違うな」「面白いと思えないな」と感じられるということは、ひとつのスタートです。

先日、noteでも河合隼雄先生の『こころとお話のゆくえ』の一節を引いてご紹介したのですが、

「同一視」とは、誰か他の人に対して、自分も「あの人のようになろう」と思ったり、その人の真似ばかりしたり、するような状態をいう。「なんだ、そんなことか」と思う人があるかもしれないが、これは人間の成長にとっては非常に大切なことだ。もちろん、人間は一人一人異なるのだから、他人と同じになることなどできない。しかし、そこまで思いこんで努力してみることによって、「やっぱり、自分はこの人と違う」ということがわかり、自分自身の生き方というものがわかってくる。

河合隼雄『こころとお話のゆくえ』河出文庫) 

 ということがあるんですね。違う、面白くないと感じることはひとつのスタートです。じゃあ自分は、何なら面白いと感じるのだろう。そんなところを、占いを参考に探していただけると、私としてはとても嬉しいです。

 

輝くというのも、いろんなものがありますね。きらきら、ぴかぴか、つやつや。ギラギラとかテカテカだとちょっと方向性が違う気がしますが、太陽のような生命力に満ちた輝きもあれば、イルミネーションのように周囲をハッピーにする輝きもあるでしょう。暗い夜をも明るく照らすキャンドルの輝きもあれば、家族を迎える玄関灯のような安心する輝きもあります。どんな輝きが、今の自分にしっくり来るのか。そんなことを考えてみられると、自分の価値や生き方の方向性というものも見えてきやすいのかなと思います。

 

 

サクッとご紹介記事を書こうと思ったら随分長くなってしまった。そして雪を見ようと思って窓から外を覗いたら、随分窓が汚れているのに気づいてしまったぜ……(∪ ´ω` ) まず磨くのはこれだな!!(そういうオチかい)

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全惑星順行期間スタート。アクションを起こしたい人が、いい波に乗るチャンスの時期。

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1月11日から2月16日まで、星占いで使う惑星がすべて「順行」という動きをする全惑星順行期間に入ります。月と太陽以外の8惑星はすべて、「逆行」という動きを見せることがあります。たとえば水星の場合は年に3回程度逆行し、通信やコミュニケーション、移動といった水星が司るテーマが全般的に滞るケースが多く見られます。通信なら「スマホやPCが壊れる」、コミュニケーションなら「LINEが既読のまま返ってこない」、移動なら「電車遅延で遅刻する」といった感じですね。当然ながら百発百中でそうなるわけではなく「そういう傾向が強くなる」ということです。

 

全天体が順行に入ることで、惑星たちはのびのびとそれぞれが持つ力を発揮していけることになります。つまり、この時期に始めたことは星の恩恵を受けるかたちでスムーズに進みやすいのです。ダメだったらダメではっきり出るので、次のアクションを取りやすいでしょう。恋でも仕事でも、何かアクションを起こしたいと思っている人にとっては「波に乗りやすいチャンス」と言えるでしょう。

ダメだと決めつけずにやってみること。ダメだとわかったら「よし、次いこう!」と考えること。そんなマインドセットでいることで追い風は頼もしく吹いてくれるでしょう。挑戦したい、行動したいという人には願ってもないチャンスになるはずですから、ぜひ活用していただけたらと思います。


特定の願いごとがある人は「絶対こうなってもらわなくちゃ困る」と、執着めいた状態になってしまうと状況が動きにくいです。「私にとってベストな状態におさまる」といった感じに、少し肩の力を抜いてみたほうが星の恩恵を取り入れやすいだろうと思います。頑張るのは素敵なこと。でも、頑張り過ぎたらいろいろと、無理が出るのですよね。私が申し上げなくてもわかっているとは思いますが、一生懸命なときほど自分の状態に気づきにくいこともあるので、念のため書かせていただきました。お気に障ったらごめんなさい。


★逆行について、大事なこと
惑星の逆行は蛇蝎のごとく嫌う方も多いのですが、決して悪いことばかりの低迷期ではない、ということは強く主張しておきたいと思います。なつかしい面々と再会したり、心残りだったことをリベンジしたり噛み砕いて納得するに至ったり、といったことも起こるからです。過去にちょっと戻るような出来事が、思わぬ恵みをもたらしてくれることもあるのですね。「怖い時期」と思って過ごせば良くないことにばかり目が向き、運は余計に停滞します。「そういう時期」と思って、つとめてフラットに、柔軟に物事に対峙することで、「想定外だったけどよかった」と思えることも増えます。

 

また、長く解決に至らない悩みを抱えているときはえてして逆行のネガティブな部分を強く感じる人が多いです。何度か書いているのですが、悩むのは「逃げずに頑張っているから」。放り出してしまえたら楽なんです、でも放り出さずに一生懸命向き合っているからこそ、ああでもないこうでもないと悩むわけですね。だから逆行っぽい出来事が起きたときは、しんどく思う自分を否定しないことです。「しんどいよう……こんな自分大嫌い……ネガティブになっちゃダメだ……」なんて思ったら自分がかわいそうです。やるべきは「頑張っているね、ちょっとゆるやかにいこうね」と自分をねぎらってあげること。そしておいしいごはんを食べてよく寝ることです。

占いに振り回されてはなりません。占いはあくまで「参考にする」「使う」という姿勢でいてこそ、上手に活かしていけます。自分が自分の人生を生きるために。だから、これから逆行が訪れたとしても、うまく使っていきましょうね。

 

 

 

今日は真面目に締めます!(いや生まれてこのかた冗談のひとつも言ったことがなく「真面目が服を着ているようだ」と言われるほど真面目な私なのですが)

 

 

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望むものを「選択し直す」とはどういうことか?(おまけ:X JAPANおすすめリスト)

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昨日の記事で「うまくいっていないかな」と思ったら「気づけた自分は偉いぞ!!」と思ってこれからを選択し直すほうがいいと書きました。
この「選択し直す」ということですが、言葉尻だけを見ると「AをやめてBにする」というイメージに受け取られることが多いものの、やり方はいろいろあります。たとえとして「バナナが欲しいと思って探しているが、うまくいっていない」という状態にしましょうウホ🍌。まあゴリラが混ざるのはどうでもいいんですが、ざっとこんな感じのことが挙げられるかなと思います。

  1. 違うやり方を選択する
  2. ずれた目標を元に戻す
  3. 本当に欲しいものに定め直す
  4. ハードルを選択し直す
  5. 解釈を広げる
  6. 「バナナを探し続ける」以外の道を選択する

といったあたりでしょうか。ひとつひとつ詳述します。

 

1.違うやり方を選択する
探している場所が違ったり、探し方が違うのかもしれません。今の自分を冷静に見つめて「バナナが欲しくてタワレコに行った」「バナナが欲しくてしまむらに行った」という状態になっていないか、といったことを検証します。「八百屋に行ってみよう」「スーパーに行ってみよう」という別のやり方を選択すればOKです。今までタワレコしまむらしかない町に住んでいたのなら「町の外に出ていろいろな店を覗いてみる」というのもアリかもしれません。バナナはスタバやコンビニ、喫茶店のパフェの上にもありますからね。

 

2.ずれた目標を元に戻す
「バナナが欲しいからバナナを探す」と選択し直すことです。しっかり望むんんです。なんのこっちゃという感じですが、バナナが欲しいのに「自分には分不相応だから」「手に入らなくて傷つくことを考えると怖いから」と、グレードの低いものを求めてしまう人はとても多いのです。「(バナナが欲しいけど…………)なんでもいいからセールの果物買うぞ〜!!!」といった妥協案を無意識に選択してしまうんですね。自分に厳しかったりネガティブ思考が強まっていたりするとき、強く抑圧される期間が長くあった人などは特に、しっかり望むことが大事です。
本当は欲しいと思っているけれど、自分の気持ちにフタをして目は別のものを探している。それではバナナは見つかりませんよね。「全然なんでもよくない!私はバナナが欲しい!」と思ってバナナを目指せばいいのです。

 

3.本当に欲しいものに定め直す
「バナナ探してたけどちゃうわ!りんごや!」というパターンです。人はときどき、本当の望みではなくとも望みとして抱くことがあります。ほんとうはりんごが欲しいのに、みんなが「バナナ最高!」「バナナこそクール!」と言っているのを聞くと「バナナを選んどいたほうがいいだろう」とバナナを選んでしまう。そのときは自分の意思で選んだようでも、人は環境から大きな影響を受けます。未成熟ゆえに、判断基準がフンワリしていることもあるでしょう。でも、本当に欲しいと思っていないものは、見つけるチャンスにも頑張り続けるモチベーションにもつながりにくいのですよね。違和感がぬぐえないのなら再度、定め直すのは大事です。それまでのプロセスだって決して間違いではありません。それがあったからこそ、本当の望みにたどり着くわけで、無駄ではないのです。
「誰がなんと言おうと、欲しいのはりんごだ!」と、いさましく定め直すことが大事です。

 

4.ハードルを選択し直す
「今まで見たどんなバナナよりも大きく甘く、素晴らしくセクシーで美しいかたちをしていて、見た瞬間にハッピーになれるような黄色のバナナ。房は7本が至高」などとハードルを上げすぎて「見つからない」と感じてしまうことも多いです。より上を目指して頑張るのは悪いことではありませんが、それで失望したり無力感を高めてしまうのであれば意味がありません。モチベーションが維持できるバランスで高めること、自分が充足できることが大事なのです。「おいしいバナナ」というだけでよかったなら、それを選び直せばきっとたくさんのバナナが見つかります。

 

5.解釈を広げる
黄色い皮に包まれたバナナのみがバナナではありません。スライスされてパフェに乗っているバナナもあれば、お祭りで売られているバナナチョコだってあります。揚げられてバナナチップになったバナナもいます。バナナ味のチョコもありますね。まあどれよりも手に入りやすいのが普通のバナナなわけですが、人生の目標においては「まずはとっかかりをつかんで、本物を目指す」というのも有効なことがあります。

 

6.「バナナを探し続ける」以外の道を選ぶ
「やめる」こともひとつの選択です。もう本当はバナナが欲しいと思っていないのに、意地で探し続けてしまうこともあるほどには人間は不合理な生き物です。でも、何かを頑張ることだけが選択ではありません。やめることだって、選択なのですよね。


選択し直すときに重要なのは、「これまでの自分がダメだったから選択し直す」ではなく「これまでの自分も良かったけど、これからの自分をもっと良くしたいから選択する」ということです。「うまくいかない」と思いながらも頑張ってきたのに、ダメだなんて思ったら自分がかわいそうです。これまでもよくやってきたけど、これからのために。そんなふうにして、自分の道をひとつひとつ、選んでいけるといいですよね。

 

 

(以下は占いと関係のない内容です)

 

さて昨日の記事で「We are Xということではしょります」と雑なまとめをしたところ「明日の記事はX JAPANについて書くんだな!?」という圧をほうぼうから受けましたので、本日の私のBGMについて書きました。もうこれであなたもWe are Xなのでひとつよろしくお願いいたします。



最初に何を持ってこようか迷ったが紅白で歌われ球場でも流され、もはや君が代レベルで愛される「みんなで盛り上がれる曲」と言っても過言ではないだろう。静かなギターの音色で始まり、ToshIのボーカルが重なり、一瞬の静寂が張り詰めたような緊張感をもたらしたのち、一転してYOSHIKIの怒涛のドラミングが嵐のように襲ってくる。総毛立つほどのエクスタシーが一気に、否応なしに、嵐吹くこの街に抱かれることになるわけである。ライブでは「紅だァーーーーーーー!!!」という煽りの言葉も全身の血が沸騰するような興奮を与えてくれる。

DAHLIA
世界デビューのために作られた曲であり、初っ端から唸りをあげるギターサウンドに陶酔できる1曲。X JAPANドキュメンタリー映画「WE ARE X」で印象的に使われた。鑑賞後から全身がたぎるような思いにとりつかれ、この曲を聴くたびに奮い立たせられる。自分は死ぬ間際に「やれることはやった」と言えるように生きているのか。生まれた意味は何か。そうしたことをガンガンに問い直し、また立ち上がるのである。どんなに冷たい雨に打たれようとも、追い求めたものをつかみたい気持ちにさせてくれる。X JAPANの曲はその瞬間、刹那を感じさせてくれるものが多いと思っているのだが、これはある程度のロングスパンでの視野を与えてくれたと感じている。

Rusty Nail
J-POP寄りで長く好きになれなかったが、発売から20年以上経って突然好きになった1曲。BLUE BLOOD、Jealousyのアルバム2作のときと比較し、ToshIの声が鋭利な薄氷のような緊張感をはらんでいるのは気のせいだろうか。この曲の最も好きなところはラスト、5:00あたりに一瞬訪れる静寂である。言葉の途中で訪れるこの間が、切々と歌い上げられる空虚さを何よりも物語っているようで、聴くたびにはっとさせられるのだ。人生にはときおりこうした「無」が訪れる。何も聴こえない、何も見えない、生きている感覚すら感じられない無の空間。それを散々思い知った今だからこそ、この曲が好きになれたのかもしれない。

Desperate Angel
作詞ToshI、作曲TAIJIによるノリのいい1曲。仕事で単純作業をしているときなどに聴くとサクサク終わることは確実であろう。歌詞の一部が「ハゲたらツルピカ」と聴こえるのでぜひ聴いてみていただきたい。

Es Durのピアノ線
2分にも満たない短い曲ながら鮮烈な印象を残すインストゥルメンタル曲。Es Durとはドイツ語で変ホ長調のこと。わずかに緊張感を含む美しい序盤から豊かな春の泉のように流れる穏やかなメロディにたゆたっていると突然、奈落の底に突き落とされる。大口玲子の短歌「房総へ花摘みにゆきそののちにつきとばさるるように別れき」という歌を連想する。偶然ではあるがX JAPANYOSHIKI、ToshIも房総出身である。人生の折に触れ思い出す旋律である。

Silent Jealousy
Es Durのピアノ線につながるようにして始まる1曲。メロディアスに響くピアノと怒涛のごとく降り注ぐドラム、絡み合うように魂をほとばしらせるツインギター、ToshIのハイトーンボイス、YOSHIKIの生そのものを結晶化した詞、すべてが完璧である。人生で最も多く聴いた曲にして今後も聴き続けるであろう永遠の名曲。4:35あたりからのツインギターの競演、特に5:07、5:22、6:23あたりは思わず正座して聴きたくなるほどの緊張をたたえている。ちなみにドラムについては6:04あたり、もう鼓動も同じビートを刻んでいるのかと錯覚するほど。

Say Anything
YOSHIKIが身を捩るようにして演奏するピアノの美しさ、ToshIが切なく歌い上げる声色もさることながらツインギターの競演はSilent Jealousyと同じく魂を響かせてくれるものがある。特に3:40以降、なかでも4:11からのツインギターの共演は必聴。もうこのギターは聴けない。HIDEとTAIJIに生きていて欲しかった。HEATHとSUGIZOには心から感謝している。6:40あたり、ToshIの悲鳴にも似た絶唱に圧倒されたままYOSHIKIのモノローグに移行する。アルバム「Jealousy」の最終曲だが、最後の言葉はアルバム「BLUE BLOOD」のUnfinishedを思わせるようで実に切ない。
ジャケットはずぶ濡れで水に浸かるYOSHIKI。この世のものとは思えない凄絶なまでの艶めかしさなのでぜひ見ていただきたい。ちなみにこの撮影で風邪を引き、翌日の横浜アリーナ講演が延期になったという逸話もある。中学生だった私は「そんなになるまで表現の究極を追い求めるとはさすがプロだ」と思った。完全にどうかしている。しかし倒れるまでドラムを叩く姿に心酔して自分もそうしたプロ根性を貫きたいと思い、20代では過労で入院するハメになった。今でもどうかと思うがやっぱり彼らの仕事への姿勢に多くを学んだのは事実であり、「倒れるほどにやらねば」と思ってしまう。

Endless rain
しとしとと降る雨がこの世のすべてを静かに濡らしていくように、悲しみと無力感が胸に募る。大切な人を失った、幸せはただの幻にすぎなかったのだと一度でも感じたことがある人なら、共感せずにはいられないだろうと思う。

Joker
ただひたすらHIDEをしのんで聴く。この頃のHIDEはビジュアルも衣装もギターも最高だった。ROCKET DIVEも続けて聴きたくなるよね。

オルガスム
このへんからスピードを上げていきたい。人の息遣いという斬新な序盤、それをドラムが追い上げ咆哮を上げるという血湧き肉躍り命ほとばしる1曲である。BPM197(1分間に4分音符が197回鳴るスピード)とも言われ、発売当時は「このスピードに着いて来れるか!?」というキャッチコピーがつけられていた。ついて行く以外に選択肢があろうはずがない。

Stab Me In The Back
オルガスムのBPM197を超える、BPM200というX最速の曲。怒涛のドラミングにToshIのボーカルが煽りを入れ、ギターは野太く唸りを上げながらも透徹した美学がある。男たちの咆哮も含め、生き急いでいる感じがたまらない。これを聞きながらジョギングをするとハイペースで走りすぎ必ずバテる。このテンポでタイピングをしたい。
Sadistic desire
HIDEが横須賀サーベルタイガー時代に演奏していた曲をYOSHIKIがアレンジしXの曲となった初期の名曲。なかなかの刺激的な歌詞ゆえに、ブルートゥースが外れたイヤホンで聴くとなかなかのワーオなことになるが、初期の荒ぶるエネルギーとYOSHIKIの華麗なドラミングがもっと本能に従って生きろ、すべて脱ぎ捨てろ、魂を燃やし尽くせと煽ってきているような気がして思わず身が引き締まる思いがする。

Voiceless screaming
TAIJIの穏やかなギターの調べにのせてToshIが切々と歌い上げるバラード。暗闇のなかにいるとき、何度この曲を聴いたことか。優しく切なく響く弦の調べ。HIDEにもPATAにも出せないこの音色を奏でたTAIJIもすでに泉下の人となった。1992年に行われた東京ドーム3DAYS 〜破滅に向かって〜は、TAIJIが参加した最後のライブである。このときの映像で、TAIJIが真っ白なドレスを着たYOSHIKIにじゃれつくようにして抱きついていた様子があった。当時は彼らの問題点がすでに顕在化していた頃だったのに、映像のなかではこの5人のストーリーが永遠に続くかのようにスポットライトが、笑顔が、流れる汗が輝いていたのだった。彼らが何を思っていたのだろう。未来をどう見ていたのだろう。繰り返し映像を見ながら、人前で最高の「X」を演じきる5人のプロ意識に学ばされた。
この数年後、ToshIは洗脳事件に巻き込まれ、X JAPANにも大きなヒビが入る。この歌を歌い上げてもなお満たされない何かがあったのだろうかと、胸が締め付けられる思いがする。考えても詮無きことながら、人の心を考えるきっかけをくれた歌でもある。

Unfinished
真っ暗なステージの上、小さなスポットライトを浴びてすうっと息を吸い込むToshIの姿が脳裏に浮かぶような独唱から始まる静かなバラード。津田直士はアルバムのライナーノーツにて「疑いを知らない美少女のようなメロディー」と評した。最後の一音まで悲哀がギリギリの表面張力を保ち続けるような、張り詰めた印象がある。これをアルバム「BLUE BLOOD」のラストに持ってくるところがいかにも、Xらしいと思わされるのである。

X
1985年という初期の作品にして、ライブのラストナンバーとしておなじみの曲。コーラスには弟分のレディースルームらが参加するなど初期ビジュアル系のアツさがムンムンに漂う名曲。仕事を始める前に聞くとレッドブルより翼が授けられる。
この曲でXジャンプをするのがライブの定番だったが、東京ドームで5万人がジャンプして震度3を記録し、文京区役所からお咎めがきたという逸話がある。演奏ダメって言われたけどやっちゃったんだよねw

 

というわけで以上よろしくお願いいたします。

Jealousy

Jealousy

 

 

BLUE BLOOD

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